山中湖情報創造館は、山梨県南都留郡山中湖村にある公共図書館です。この施設は、地域の情報拠点としての役割を担い、「富士の麓の知の書斎」をコンセプトに、地域住民や観光客の知的活動を支援しています。
山中湖情報創造館は、大宇根建築設計事務所が設計した木造平屋建ての施設です。地元産の木材を多用し、暖かみのある建築デザインとなっています。敷地面積は98,047.1平方メートル、建築面積は1,647.3平方メートル、延床面積は1,569.8平方メートルです。
この施設は、山中湖村の住民だけでなく、観光客や別荘の所有者、さらには周辺地域の住民も利用することができます。行事やサービスは、多様な利用者層を想定して企画されています。
情報創造館では、図書の貸出や閲覧サービスだけでなく、地域資料のデジタル化、24時間貸出サービスなど、先進的な取り組みを行っています。
蔵書数: 約56,000冊
利用料: 無料
利用時間: 午前9時30分から午後9時(12月から3月は午後7時まで)
特に、24時間利用可能な専用ロッカーサービスは注目されています。これにより、利用者はいつでも図書の貸出や返却が可能です。
職員は6時間交代制で勤務しており、年間の休館日数はわずか20日と、非常に利用しやすい運営体制となっています。
貸出制限: 居住地に関係なく利用可能。
貸出可能点数: 図書は無制限、雑誌は3冊、CD・DVDは3点まで
貸出期間: 図書・雑誌は3週間、CD・DVDは1週間
山中湖情報創造館の設立以前は、公民館図書室が図書館としての役割を果たしていましたが、利用時間や設備が限られていました。2002年、図書館設立の動きが本格化し、2004年4月25日に開館しました。
開館当初は日本初の指定管理者制度を導入した図書館として注目を集めました。利用者の利便性を重視した運営方針により、初年度には村民1人当たり7.2冊の貸出実績を記録しました。
情報創造館には、研修室として利用される「山中湖尋常高等小学校」が付属しています。この施設は、延床面積273平方メートルの建物で、教室は有料で利用可能です。研修やイベントの開催にも対応しています。
2015年からボードゲームの貸し出しを開始し、さらに3Dプリンターやロボット「Pepper」を導入するなど、先進的な取り組みも行っています。
地域資料デジタル化研究会が運営する情報創造館では、地域に関する新聞記事のデータベース化や富士山関連資料の目次作成などを行い、貴重な情報をデジタル化しています。
毎年、利用者を対象とした選書ツアーを実施し、新しい図書の選定に参加してもらうことで利用者とのつながりを深めています。
山中湖情報創造館は、住民や観光客の知的活動を支援する地域の重要な拠点です。これからも多様な利用者のニーズに応え、地域資料の保護やデジタル化、教育活動を推進していくことが期待されます。