富士山に群生する高山植物“はまなし”の実は、古くから良薬と言われ健康維持のために、塩漬けやジャム、果実酒などにして食されてきた赤い実。この実のおいしさと、美しい色を活かしたゼリーが“富士山の実 はまなし”だ。ほんのりとワインの風味がきいたゼリーの味に、洋酒に漬け込んだはまなしの実の酸味がほどよいアクセントとなって、なんともさわやかな大人の味である。甘さが控えめでぷるぷるっとした食感が心地よく、女性に人気が高いというのもうなづける。
和菓子専門店 金多留満(きんだるま)
明治44年創業の老舗和菓子店。富士山麓でとれる素材を多く使い、土地の伝説にちなんだ菓子を次々と発表する老舗。富士山のミネラルを含んだおいしい伏流水と選び抜いた2種類の小豆、丹波大納言と北海道健康小豆を使って餡を作っている。なかでも「はまなし」は富士山の実はまなしとほのかに漂う洋酒の香りが上品な和風ゼリーで、皇室に献上している銘菓。「富士山羊羹」はさっぱりした口解けが自慢のこし餡を使い、職人が伝統技術を駆使して丁寧に仕上げている。