ミュージアム都留は、山梨県都留市にある博物館で、城下町として発展してきた都留市の歴史や文化、伝統産業などをわかりやすく紹介している施設です。都留の歴史を映像や展示資料、実物展示などを通して学ぶことができ、観光で都留市を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい文化施設のひとつです。
館内では、江戸時代から続く伝統行事「八朔祭り」で使用される屋台や豪華な飾り幕の展示、都留市で盛んだった絹織物「郡内縞」、俳人・松尾芭蕉と都留の関わりなど、地域の歴史文化をさまざまな角度から紹介しています。
都留市は古くから城下町として栄え、山梨県東部地域の政治・経済・文化の中心地として発展してきました。現在でも市内を歩くと、古い家屋や大きな樹木、歴史ある石碑などが残っており、町全体に歴史の面影を見ることができます。
ミュージアム都留では、このような都留の歴史の流れを、マルチメディアや映像展示を使ってわかりやすく紹介しています。歴史に詳しくない人でも楽しく学ぶことができるため、観光客や家族連れにも人気があります。
館内の大きな見どころのひとつが、毎年9月1日に行われる伝統行事「八朔祭り」で使用される屋台の展示です。実際に祭りで使用されている屋台が、提灯や飾りなどを付けた状態で展示されており、その迫力を間近で見ることができます。
屋台に飾られている幕の下絵は、江戸時代の有名な浮世絵師によって描かれたもので、日本の伝統文化と美術の素晴らしさを感じることができます。現在では再現することが難しい職人の技術が使われており、非常に貴重な文化遺産となっています。
都留市は江戸時代、絹織物の産地としても栄えました。特に「郡内縞(ぐんないじま)」と呼ばれる織物は有名で、丈夫で美しい縞模様が特徴です。ミュージアム都留では、郡内縞の歴史や製造方法、当時の織物産業について映像や資料を使って紹介しています。
当時の都留の人々の生活や産業の様子を知ることができ、地域の文化や産業の歴史を学ぶことができます。
江戸時代の俳人である松尾芭蕉は、江戸の大火で住まいを失った後、都留に招かれ、約半年間滞在しました。その間に多くの俳句を残し、都留は俳諧文化とも関わりの深い土地となりました。
館内では芭蕉に関する展示や電子紙芝居などがあり、芭蕉と都留の歴史について楽しく学ぶことができます。
ミュージアム都留には、都留市出身の洋画家増田誠の作品を展示する「増田誠美術館」が併設されています。増田誠はフランス・パリで活躍した画家で、パリの街並みや人々の生活風景を描いた作品で知られています。
特に水辺や運河の風景を描くことが得意で、「水の増田」とも呼ばれました。油絵だけでなく、版画やリトグラフなど幅広い作品を制作し、日本とフランスの両方で高く評価された画家です。
美術館では増田誠の絵画を常設展示しており、都留の歴史だけでなく芸術にも触れることができます。
ミュージアム都留は、令和6年4月1日から入館料が無料となり、誰でも気軽に見学できる博物館となりました。都留市の歴史や文化、祭り、産業、美術などをまとめて学ぶことができるため、観光の最初に訪れる施設としてもおすすめです。
富士急行線「谷村町駅」から下車してすぐの場所にあり、駅から徒歩で簡単に行くことができます。
中央自動車道都留インターチェンジから約5分と、車でのアクセスも便利です。
ミュージアム都留は、城下町として発展してきた都留市の歴史や文化、祭り、織物産業、俳句文化、美術などを総合的に学ぶことができる博物館です。八朔祭りの屋台や郡内縞、松尾芭蕉に関する展示など、都留ならではの歴史文化をわかりやすく紹介しており、観光で都留を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい施設です。
入館料も無料となり、気軽に見学できる文化施設として、多くの人に親しまれています。都留の街歩きとあわせて訪れることで、より深く都留の歴史と文化を知ることができるでしょう。