幻と呼ばれる染色の技法「辻が花」を甦らせた染色工芸家・久保田一竹の着物の美術館。
四季をテーマとした一竹辻が花の連作、富士山をテーマとした数々の作品を展示している。
久保田一竹は辻ヶ花と呼ばれる15世紀後半〜16世紀前半に失われてしまった染色・装飾技法の復刻への取り組みが世界的に評価されている。
久保田一竹が自ら構想を立て10年の歳月をかけて完成させた美術館は、着物の美術館でありながら和と洋を融合させたモダンな景観。
河口湖周辺に数ある美術館・博物館の中で異彩を放つ。
サンゴ等の堆積岩(琉球石灰岩)を積み重ねたスペインのガウディの建築を彷彿とさせる新館、
数々の名勝を手掛けた京都の造園家が手がけた滝や洞窟のある日本庭園、
石畳みの階段を登った先にある富士山をイメージした外観の本館、
和と洋、自然景観とアートが溶け合い共存する幻想的な空気。
本館内には能舞台を思わせるステージがあり、ステージ上に着物がライトアップされて展示されている。
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で3つ星に輝いた。
12月~3月 10:00-16:30
4月~11月 9:30-17:30
毎週火曜日
一般 1,300円
大学・高校生 900円
中学・小学生 400円
河口湖駅よりタクシーで約10分、または周遊レトロバスにて約20分(久保田一竹美術館前降車)