小豆島の「醤(ひしお)の郷」と呼ばれる江戸時代から続く醤油蔵や佃煮屋が軒を連ねる醤の香りと趣ある町並みの場所で、伝統の小豆島醤油と豊かな海の幸で佃煮を造り続けてきた1985年に創業の佃煮専門店「京宝亭」。観光名所「二十四の瞳・映画村」内にある製造直売所の店頭で、また古きよき醤油蔵の風情を残す苗羽町の本店で、大鍋でコトコトと佃煮を炊く光景は、しょうゆの香ばしい香りを漂わせて、島の風物だ。あまたある佃煮のなかでも、手軽な土産におすすめなのが、小豆島産のフレッシュなあま海苔を磯の香り豊かに炊きあげた、この一瓶。保存料を一切使わず塩分控えめ。生のりならではのなめらかな食感と、上品な京風の味付けで、温かいご飯がいくらでもすすむ。