小豆島で明治十五年より和牛の肥育がはじまり、大正の初めから「讃岐牛」の相性で親しまれるようになった。その後、香川県内各地で黒毛和牛の肥育が普及し、定着。瀬戸内の温暖な風土の中で30ヶ月もの月日を手塩にかけて育てられた牛は、上質な霜降り肉と賞賛されている。また、小豆島は「日本のオリーブ栽培発祥の地」として知られ、オリーブオイル搾油後の果実を飼料化することで、瀬戸内海の温暖な気候風土と、オリーブで育まれた讃岐牛は「オリーブ牛」と呼ばれる。お薦めの食し方は、沸騰した鍋に肉を箸ではさんだまま入れ、サッと色の変わったところをタレで。野菜はもちろん、うどん・そば・もちなどを煮るのも美味。タレや薬味はポン酢やごまだれなど何種類か用意し好みのもので。