魚を入れたせんべいではなく、瀬戸内で育った天然のカタクチイワシを、油や小麦粉、澱粉などのつなぎを一切使わず、特殊な焼き器で一枚一枚ていねいに手焼きした「お魚せんべい」。魚は一匹ずつ頭と内臓を取り除き、サクサク軽い食感で香ばしく焼き上げた。原料そのまま味付けなしで、素材本来の風味・旨み。DHA、カルシウム、鉄分など青魚の優れた栄養分をあますことなく封じこめた。瀬戸内では、2cmほどの「ちりめん」からカエリ、コバ、チュウバ、そして8cm以上の「大羽」へと成長の度合いで呼び名を変えるイワシ。食感も変わり、それぞれのバラエティ豊かな味わいを楽しめる。中でも「ちりめん」は、花びらのような軽やかさで、これまでの魚せんべいのイメージを覆す。店主が食物アレルギーで市販の菓子が食べられない孫に健康でおいしいおやつを、と愛情をこめて開発した一品。むきえび、ほたて貝柱味もある。