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禅林寺 永観堂

(ぜんりんじ えいかんどう)

回廊で結ばれた諸堂が並ぶ。古来より紅葉の名所として名高く、みかえり阿弥陀如来(重文)も有名。【創建年代】平安初期

概要

禅林寺(永観堂)(ぜんりんじ えいかんどう)は、京都市左京区にある浄土宗西山禅林寺派の総本山です。通称「永観堂」として知られ、特に秋の紅葉の名所として有名です。初めは真言宗の寺院として創建されましたが、平安時代後期に浄土宗に改宗しました。

歴史

禅林寺の創建は、853年に遡ります。真紹僧都が文徳天皇の命により創建し、当初は真言宗の寺院として機能していました。その後、平安時代の永観元年(1053年)に、永観律師が住職となり、浄土宗に改宗しました。この時期から「永観堂」と呼ばれるようになりました。

建築と庭園

禅林寺の建築物は、平安時代から続く歴史的価値を持っています。特に本堂(御影堂)や多宝塔は、その美しい造りで知られています。また、境内には複数の庭園があり、四季折々の風景を楽しむことができます。秋には紅葉が境内を鮮やかに彩り、多くの観光客が訪れます。

阿弥陀如来像

永観堂で特に有名なのは、阿弥陀如来像です。この像は「みかえり阿弥陀」として知られ、独特の姿勢で知られています。阿弥陀如来が左肩越しに後ろを振り返る姿は珍しく、多くの参拝者に親しまれています。この像は、永観律師が瞑想中に体験したとされる霊験をもとに彫られたものです。

文化財

禅林寺には、多くの重要文化財や国宝が所蔵されています。その中でも、平安時代の仏像や絵画、書物などは貴重な文化遺産として保存されています。特に、絵巻物や曼荼羅などの宗教芸術は、学術的にも非常に価値が高いとされています。

訪問情報

禅林寺は、年間を通じて訪問することができますが、特に紅葉の季節には多くの観光客で賑わいます。入場料は大人600円で、特別公開の時期には追加料金が必要な場合もあります。訪れる際には、公式ウェブサイトで開門時間やイベント情報を確認することをお勧めします。

まとめ

禅林寺(永観堂)は、その豊かな歴史と美しい建築、庭園、そして多くの文化財で知られる寺院です。特に秋の紅葉は絶景で、多くの観光客に愛されています。京都を訪れる際には、ぜひ訪れてその魅力を堪能してみてください。

Information

名称
禅林寺 永観堂
(ぜんりんじ えいかんどう)
Zenrinji Eikando Temple
リンク
公式サイト
住所
京都府京都市左京区永観堂町48
電話番号
075-761-0007
営業時間

9:00~17:00

料金

【大人】600円 *寺宝展開催期間のみ1,000円

アクセス

JR京都駅から市バスで30分 → 地下鉄東西線蹴上駅から徒歩で15分

エリア
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カテゴリ
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