岡崎公園の一隅、京都市美術館の向い側にある。収蔵品は、日本画が約950点、洋画が約550点と、河井寛次郎の陶芸作品が約430点、欧米の写真コレクションが約1000点。
京都国立近代美術館(Kyoto National Museum of Modern Art)は、京都市左京区岡崎に位置する日本の主要な美術館の一つです。主に明治時代から現代に至る日本および海外の美術作品を収蔵し、展示しています。1963年に開館し、その後1997年には新しい建物に移転しました。多様なコレクションとともに、特別展や教育プログラムも充実しており、美術愛好者から家族連れまで幅広い層に親しまれています。
京都国立近代美術館は、もともと1952年に設立された京都市美術館の分館としてスタートしました。その後、1963年に独立し、正式に国立近代美術館として開館しました。美術館は日本の近代美術の発展を促進し、その重要性を広めるために設立されました。1997年には、現在の地に移転し、建築家・谷口吉生の設計による新しい建物で再オープンしました。
京都国立近代美術館のコレクションは、日本の近現代美術を中心に、多岐にわたります。代表的な収蔵品には、竹内栖鳳や横山大観などの日本画、藤田嗣治や安井曾太郎の洋画、さらに彫刻や工芸、写真作品などがあります。また、海外の現代美術も収蔵しており、ピカソやマティス、ウォーホルなどの作品も展示されています。これらの作品を通じて、訪問者は日本と世界の近現代美術の多様性と豊かさを感じることができます。
美術館では、常設展と特別展の二つの形式で展示が行われています。常設展では、収蔵品の中から厳選された作品がテーマごとに展示されており、定期的に展示替えが行われます。一方、特別展では、国内外から集められた多様なテーマの展覧会が開催され、新たな視点から美術を楽しむことができます。また、美術講座やワークショップ、ギャラリートークなどの教育プログラムも充実しており、幅広い年齢層の人々に美術の魅力を伝えています。
京都国立近代美術館の建物は、谷口吉生の設計によるモダンな建築です。外観はシンプルでありながらも、内部は広々とした展示スペースが特徴です。自然光を取り入れる工夫が随所に施されており、作品が最も美しく見えるように設計されています。また、館内にはカフェやミュージアムショップもあり、訪問者は展示を楽しんだ後にリラックスした時間を過ごすことができます。
京都国立近代美術館は、京都市左京区岡崎円勝寺町に位置しており、アクセスも非常に便利です。最寄りの地下鉄東西線の東山駅から徒歩約10分、または市バスを利用することができます。周辺には平安神宮や京都市動物園などの観光スポットも多く、一日を通して様々なアクティビティを楽しむことができます。
京都国立近代美術館は、近代から現代にかけての日本および世界の美術作品を多角的に展示する美術館です。その豊富なコレクションと多様な展示、教育プログラムを通じて、訪問者は美術の深い魅力を発見することができます。歴史ある京都の地で、過去と現在の美術をつなぐ重要な役割を果たしているこの美術館は、美術愛好者だけでなく、誰もが楽しめる文化の拠点です。
9:30~17:00 入館は16:30まで
月曜(祝日の場合は翌日),年末年始
【大人】420円
【大学生】130円
高校生、18歳未満、65歳以上は無料
*企画展は別途
JR京都駅から市バスで30分 *市バス 京都会館美術館前