「御前酒 蔵元 辻本店」は文化元年(1804年)に創業。当初は美作勝山藩の御用達として「御膳酒」の銘を受け、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていた。また、蔵元は昔から「うまさけの国」と呼ばれた美作(岡山県北の旧国名)の地にあり、寒冷な気候、優れた酒米と水といった酒造りに適した条件に恵まれています。
GOZENSHU 9(NINE)は、天然の乳酸菌を使った古代の製法である「菩提もと」を蘇らせ、岡山が誇る貴重な酒米「雄町」の豊かな旨味に爽やかな酸味を加えたお酒です。和食だけでなく、洋食にも良く合います。
「菩提もと」づくりは、さまざまな清酒製法のルーツとされています。この製法の特徴は、「そやし水」と呼ばれる、米を入れた水に自然の乳酸菌を発生させることです。これを「もと」づくりの最初に加えることで、雑菌を抑えつつアルコール発酵を促進し、夏場でも安全で美味しいお酒が作られます。