「ヤマブドウ」は日本固有のものだが、西日本では珍しい野生のぶどうのひとつ。栽培そのものや醸造が難しいとしていわれているが、蒜山高原では自生していた1000本余りのぶどうの中からたった3本の木を選抜、栽培をスタートさせたという。ここ、ひるぜんワイナリーでは、そのやまぶどうを贅沢に使用。日照時間が長いなど気候の違いから北の地方のものよりも甘みが強く、野性味をしっかり残しながらも上品な味わいが楽しめるのが特徴だ。四半世紀以上ワイン作りひと筋に励む姿勢は今も変わらない。
ひるぜんワイナリーには、ワイン醸造施設にショップとカフェを併設。ショップ 「コアニエ」では自社ワインやコンフィチュールなど、選りすぐりの品をセレクト。カフェでは、地元食材を使ったメニューやドリンク、やまぶどうのソフトクリームなどが味わえる。貯蔵室や瓶詰め作業をガラス越しに見ることができるスペースもあり。