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絹掛の滝

(きぬかけ たき)

絹掛の滝は、岡山県新見市井倉に位置し、高梁川の流域に広がるカルスト台地、阿哲台を中心とした風光明媚な景勝地域にあります。この滝は高さ約60mを誇り、3段に分かれて落ちる姿が特徴的です。特に、最下段の高さ約50mの部分が「絹掛の滝」として知られています。その名は、白い絹布を岩肌に掛けたような優雅な滝姿に由来しています。

滝の特徴と景観

「絹掛の滝」は、国道180号沿いを南側から新見市内に向かうと、高梁川の反対側に突如として現れます。その雄姿は夜間もライトアップされ、旅の途中で立ち寄るには絶好のスポットとなっています。また、JR伯備線の車窓からもその美しい姿を眺めることができ、多くの観光客に親しまれています。

四季折々の美しさ

この滝は、季節ごとに異なる表情を見せることで知られています。春から初夏にかけては新緑とのコントラストが鮮やかで、秋には紅葉と滝の美しい調和が見事です。特に、11月上旬から中旬にかけての紅葉シーズンには、多くの訪問者がその絶景を楽しみに訪れます。

滝の構成と名称の由来

絹掛の滝は3段構成になっており、そのうち最も有名なのが「第一の滝」です。高さ約50mのこの部分は、平時には岸壁に白く絹を垂らしたような優雅な姿を見せますが、降雨により水量が増すと、飛瀑(ひばく)となり、滝つぼには水煙が立ち上る壮観な姿に変わります。このように、滝の姿は天候により劇的に変化し、訪れるたびに異なる風景を楽しむことができます。

別名「不動の滝」

滝の裏側には「奥の院」と呼ばれる場所があり、ここからは滝越しの景色を眺めることができます。また、この奥の院には不動明王が安置されているため、絹掛の滝は別名「不動の滝」とも呼ばれています。この滝は、新見市指定の名勝としても認定されており、訪れる人々に深い感動を与えています。

観光案内

井倉峡と高梁川上流県立自然公園の中央に位置する絹掛の滝は、周囲の景観と共に観光の名所として広く知られています。国道180号を通る車窓や、JR伯備線の車窓からも滝の姿を眺めることができ、アクセスが非常に便利です。

滝周辺の観光スポット

絹掛の滝周辺には、宿泊施設や食事処も点在しており、観光の拠点として利用することができます。また、井倉洞や高梁川沿いの自然景観も楽しめるため、一日を通して豊かな自然を満喫できるエリアです。

Information

名称
絹掛の滝
(きぬかけ たき)
Kinukake Waterfall
エリア
岡山県の観光地 蒜山・湯原温泉の観光地
カテゴリ
滝・湖沼・池・ダム

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