明治元年(1764年)創業の古見屋羊羹が製造する銘菓・土産菓子。250年以上という長きにわたり、受け継がれてきた古見屋羊羹の味わいは今も変わらない。1300年ごろから昭和の始めまで、県内の三大清流で豊穣の山海の幸を運搬するために使用された高瀬舟(水深の浅い河川を航行するために、吃水が浅く作られた小舟)をイメージして作られたのが、人気商品の高瀬舟羊羹だ。小豆は北海道の襟裳種、水は落合の山麓から湧き出た天然水を使用。2時間あまり小豆を煮つめて生餡をつくり、寒天、砂糖にその生餡を加えるという、創業当時と同じ製法で伝統の味を守り続けているという。紙製の容器に、一口大の羊羹が入っている。表面が薄く糖化したころが食べごろで上品な甘さがやさしい。