甲信越エリアは、本州中部の内陸部から日本海側に面した地域で、山梨県、長野県、新潟県の三県で構成されるエリアです。甲信越エリアは、1,000m以上の山々と盆地、平野部から構成される地域となるため、場所によって気候の変化が大きいことでも知られています。
新潟県や長野県は雪が多いことでも知られ、中でも新潟県は日本でも有数の豪雪地帯として知られています。
一方で山梨県は県内の標高差による気温変化が大きく、甲府などの盆地と、山中湖や河口湖といった標高の高い地域とで年間の平均気温が5℃程度異なるなど、場所によって気温が変化します。
また各地域には日本でも知名度の高い農産物やグルメがあることでも知られています。山梨県は、昼夜の寒暖差を利用したブドウや桃などの果物の栽培、長野県は信州そばとして知られている蕎麦の栽培、新潟県はコシヒカリのブランドで知られているお米の生産で全国的に知名度があります。
甲信越エリアの主な見所としては、山梨県の「本栖湖」、長野県の「上田城」、新潟県の「清津峡」などがあります。
山梨県の「本栖湖」は富士山麓に位置する富士五湖のうちの一つで、富士山の噴火により堰き止められてできた湖です。一部の間では2004年に発行開始となった現行の千円紙幣、ならび旧五千円紙幣に刷られていた逆さ富士のモデルとして知られています。
毎年冬の朝方になると、水温と気温のギャップから湖面から蒸気霧が立ち上がり、富士山に注ぐ陽の光と相まって素晴らしい景観を見ることができます。また湖畔にはキャンプ場がある他、体験型のアクティビティも盛んで、カヌー体験やヒメマス釣りなどもすることができ山梨県の人気の観光スポットの一つとなっています。
長野県の「上田城」は上田盆地の中央部に位置し、戦国時代の武将である真田昌幸によって1583年に築城された城郭です。現在は公園として整備されており、一般には桜の名所として知られています。
園内には魯桃桜や江戸彼岸、彼岸桜、枝垂れ桜、染井吉野、鬱金桜など様々な種類の桜の木が約1,000本植えられており、毎年開花時期となる3月下旬から4月下旬頃になると多くの観光客が訪れます。
新潟県の「清津峡」は、十日町市から湯沢町にかけて流れる清津川が形成した渓谷で、全長約12.5kmあります。清津峡は閃緑ひん岩と柱状節理から成るその雄大な岩肌と清流から日本三大渓谷の一つに数えられており、国の名勝および天然記念物に指定されています。
近隣には清津峡温泉があり旅館などの宿泊施設も充実していることから、観光客に人気があるスポットとなっています。
北アルプスの麓にそびえる国宝の名城 松本城は、長野県松本市に位置する日本を代表する近世城郭の一つです。かつては深志城(ふかしじょう)と呼ばれ、戦国時代から江戸時代初期にかけて信濃国の政治・軍事の要として重要な役割を担ってきました。現在も五重六階の天守を中心に、当時の姿を色濃く残す城として、国内外から多くの観光客を集めています。 国宝に指定された現存天守 松本城の最大の特徴は、現存する五重六階の天守として日本最古と考えられている点です。天守は安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて築かれ、現在まで当初の姿をほぼ保ったまま残されています。その価値は極めて高く、姫路城・犬山城・彦根城・松江城と...»
心に残る雄大な美しい自然 上高地は、長野県松本市に位置する標高およそ1,500メートルの高原地帯で、北アルプス・穂高連峰を望む日本屈指の山岳リゾート地です。中部山岳国立公園の一部に含まれ、国の文化財である特別名勝・特別天然記念物に指定されています。四季折々に表情を変える美しい自然と、澄んだ空気に包まれた静寂な環境が、訪れる人々を魅了してやみません。 北アルプスが育む神秘の楽園 穂高連峰や焼岳を間近に望む上高地の風景は、訪れる人々の心を魅了し続けてきました。手つかずの自然が今も息づく、日本の山岳美の象徴ともいえる地です。清流の音、森の香り、そしてそびえ立つ穂高の峰々――そのすべてが、まるで...»
日本屈指の渓谷 昇仙峡は、切り立った断崖の間に奇岩・珍石・名石が並ぶ、日本屈指の渓谷です。特に新緑や木々の色彩が深まる紅葉の時期は、その美しさが見事です。 国の特別名勝 国内有数の景勝地である御嶽昇仙峡は、国の特別名勝に指定されています。また、「日本五大名峡」の一つに数えられ、「日本一の渓谷美」ともいわれています。そのため、全国観光地百選・渓谷の部第1位に選ばれました。 全長約5キロメートルの渓谷 長潭橋(ながとろばし)から仙娥滝までの全長約5キロメートルに亘る渓谷は、川が花崗岩を深く侵食したことにより形成されました。渓谷内には、柱状節理の花崗岩および輝石安山岩の奇岩が至る所に見られ...»
富士急ハイランドは、山梨県富士吉田市と南都留郡富士河口湖町にまたがる大型テーマパークです。数々のギネス記録を誇る絶叫アトラクションや趣向を凝らしたお化け屋敷を擁する世界的に有名な遊園地です。富士山を背景にしたロケーションが魅力の一つとなっています。 絶叫アトラクションの聖地 富士急ハイランドには、FUJIYAMA・ド・ドドンパ・ええじゃないか・高飛車の4大コースターをはじめ、スリリングで愉快なアトラクションが60種類以上揃っています。絶叫好きにはたまらない遊園地です。これらのコースターはギネス記録を達成するなど、技術的な挑戦を続けてきた点も注目されています。 家族向けのアトラクションも充...»
東日本最大規模で仏教建築の傑作 善光寺は、長野県長野市元善町にある無宗派の単立仏教寺院です。創建は西暦644年と伝わり、日本の仏教が諸宗派に分かれる以前から存在する歴史ある寺院です。江戸時代には「一生に一度は善光寺詣り」と語り継がれ、多くの参拝者を集めました。...»
日本の精神文化を体感する聖地 長野県諏訪地方に鎮座する諏訪大社 上社 本宮は、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社として知られ、日本でも屈指の歴史と格式を誇る神社です。古くは「諏訪神社」と呼ばれ、「お諏訪さま」や「諏訪大明神」として広く人々の信仰を集めてきました。その起源は神話の時代にまでさかのぼるとされ、日本最古級の神社のひとつとも言われています。 諏訪大社の構成と上社本宮の位置 諏訪大社は、諏訪湖を挟んで南岸に位置する上社(本宮・前宮)と、北岸に位置する下社(秋宮・春宮)の四社から構成されています。これらの社に上下の序列はなく、それぞれが独立した存在として崇敬されています。 ...»
河口湖は、山梨県南部にある富士五湖の一つで、富士山五湖の中で最も長い湖岸線を有しています。 富士山を望む景色が絶景で、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地です。 湖面に写る逆さ富士で有名な湖。周辺には富士急ハイランドをはじめ、美術館や博物館、温泉施設など多くの観光名所が点在している。 富士山の北麓に点在する富士五湖の1つで、最も北に位置し、富士五湖では2番目の大きさの湖。湖の中央に鵜の島(鸕鷀島)と呼ばれる小さな島がある。 富士箱根伊豆国立公園に指定されている。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。 東岸に富士河口湖温泉郷の温泉街が...»
中山道の江戸の情緒を今に伝える宿場町 妻籠宿は、中山道六十九次のうち42番目の宿場町として栄えた町で、現在の長野県木曽郡南木曽町に位置しています。木曽谷の南端、清らかな蘭川(あららぎがわ)の東岸に面し、山々と川に囲まれたこの地は、古くから旅人の憩いの場として賑わってきました。江戸時代の風情を色濃く残す町並みは、現代においても多くの観光客や外国人旅行者を魅了しています。 中山道の要衝として栄えた妻籠宿 中山道と飯田街道の分岐点 妻籠宿は、江戸と京都を結ぶ主要街道である中山道と、南信地域へと続く飯田街道が交わる交通の要衝でした。そのため、江戸時代には人や物資の往来が盛んで、多くの旅籠や商家...»
湖面と湖周の両方をアクティブに楽しめる 諏訪湖は、長野県のほぼ中央、諏訪盆地の真ん中に位置する県内最大の湖であり、海抜約759メートル、湖周約15.9キロメートル、面積約13.3平方キロメートルを誇ります。四方を山々に囲まれたその景観は、四季折々に異なる表情を見せ、訪れる人々を魅了し続けています。 湖畔には整備された公園や遊歩道が広がり、散策やジョギングを楽しむ人々で賑わうほか、湖上ではボートや遊覧船などのアクティビティが充実しており、まさに「見る・遊ぶ・癒やされる」が揃った観光地です。 湖畔の整備と憩いの空間 湖畔には公園や遊歩道、サイクリングロードが整備されており、散策やジョギング...»
信濃川の支流である清津川が形成した峡谷。全長約12.5キロメートルの挟み切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷で、柱状節理の岩肌やエメラルドグリーンの清流が雄大な景勝地。 国の名勝および天然記念物に指定されており、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷の一つに数えられている。 遊歩道は通行禁止のため、全長750メートルにもなる観賞用の歩道トンネル「清津峡渓谷トンネル」から鑑賞する。 トンネルの途中に3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり、そこから雄大かつ壮厳な渓谷美を見ることができる。 所要時間は往復約40~60程で、トンネル内にはビデオや写真の展示もある。 2018年に行われた...»
富士山の北麓に点在する富士五湖の中で最も西にある、最大水深が122メートルあり、最も深い湖。 湖水の透明度は季節変動があるが、本州で実質的に透明度が最も高い湖。深いコバルト色の湖水は不思議な落ちついた雰囲気がある。 北岸は富士の好展望地で、1000円札の裏に採用されている「逆さ富士」の撮影地。 観光船による遊覧や、ブラウントラウトやニジマスなどを狙うフィッシングも盛ん。ヒメマスの釣り場としても知られる。他にも鯉、オイカワ、ウナギ、ワカサギなどが棲息している。 富士五湖の西湖と精進湖、本栖湖の3湖は1つの湖だった。800年の富士山の噴火による溶岩流で本栖湖が分かれ、864年の大噴火で残っ...»
山中湖は、山梨県南都留郡山中湖村に位置する淡水湖で、富士山の北東麓に広がる「富士五湖」のひとつです。面積は約6.57km²と富士五湖の中で最大を誇り、標高約980mという高地に位置することから、澄んだ空気と美しい自然環境に恵まれた観光地として知られています。四季折々の風景や富士山の雄大な眺望が楽しめることから、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。 山中湖の地理と特徴 富士五湖最大の湖 山中湖は富士五湖の中で最も広い湖でありながら、水深は約13.3mと最も浅いという特徴を持っています。また、湖面の標高は富士五湖の中で最も高く、日本全国でも有数の高所にある湖のひとつです...»
富士の恵みが織りなす神秘の湧水群 忍野八海は、山梨県の富士山麓に広がる美しい湧水地であり、日本を代表する原風景のひとつとして知られています。富士山に降り積もった雨や雪が、長い年月をかけて地下へと浸透し、ろ過されて湧き出した清らかな水によって形成された八つの池は、その透明度の高さと神秘的な美しさで訪れる人々を魅了し続けています。 この地は国の天然記念物や名水百選にも選定されており、さらに2013年には世界文化遺産の一部として登録されました。自然・文化・信仰が融合した特別な場所として、国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地となっています。 忍野八海の成り立ちと自然の神秘 忍野八海の水は...»
1601年(慶長6年)に3人の山師により開山されたといわれる佐渡金山。その2年後に幕府の天領となって以降、徳川の財政を支え続けた。 明治時代には官営の鉱山となり、西洋から技術者を招くなど機械化・近代化が進められ日本の近代化に貢献。 1989年(平成元年)の操業休止までの約400年間で産出された金は78トン、銀は2,330トン。開削坑道の距離は近代だけでも約400kmに及ぶ。 坑道跡・採掘施設・製錬施設など数々の遺構が、国の重要文化財に指定されている。 佐渡金山の歴史 佐渡金山は、日本の新潟県佐渡市に位置し、長い歴史を持つ金鉱山です。金山の歴史は16世紀にまで遡り、江戸時代には幕府の直...»
新潟の奥座敷として名をはせた温泉地で、近年は歩きたくなる温泉街を目指して体験型店舗がオープンし、カフェや駄菓子屋、足湯、昔ながらの饅頭屋や酒屋、寿司屋、居酒屋など様々な店舗が軒を連ねる。 美しいエメラルドグリーンの湯色は、入浴剤の色と勘違いする人が多いほど鮮やか。 季節や天気などの気象条件によって湯色が乳白色などに変化する場合もある。昔の人は天気予報の代わりに、温泉の色を見ていたと言われている。 硫黄成分濃度の高さで知られ、その含有量は万座温泉に次ぐ日本で2番目の含有量。温泉街は硫黄の香りが漂い温泉情緒をかもし出している。 温泉発祥地にある「源泉の杜」では飲泉もできる。ただし月岡の飲泉...»
富士山を望む癒しの原風景 山梨県南都留郡富士河口湖町、西湖のほとりに広がる西湖いやしの里根場は、どこか懐かしさを感じさせる日本の原風景を体験できる観光スポットです。雄大な富士山を背景に、茅葺き屋根の家々が整然と並ぶ景観は、訪れる人々の心を穏やかにし、日常の喧騒を忘れさせてくれます。 茅葺き屋根が並ぶ懐かしの風景 この地にはかつて、富士山を背にした美しい農村集落が広がっていました。現在は、その景観を再現する形で約20棟の茅葺き民家が復元され、まるで時代を遡ったかのような空間が広がっています。伝統的な建築様式である「兜造り」の屋根も見られ、往時の生活様式や建築技術を間近に感じることができます...»
源泉掛け流し乳白色の湯 白骨温泉は、長野県松本市、北アルプス・乗鞍岳の山麓、標高約1,400メートルの湯川沿いに広がる静かな温泉郷です。豊かな自然に囲まれたこの地は、日本を代表する秘湯のひとつとして知られ、古くから多くの人々に親しまれてきました。特に、絹のようになめらかな肌触りと、神秘的な乳白色の湯が大きな魅力です。 乳白色の湯とその特徴 白骨温泉の最大の特徴は、やわらかな乳白色のお湯です。泉質は単純硫化水素泉で、湧き出した直後は無色透明ですが、空気に触れることで徐々に白く濁っていきます。この変化もまた、自然の神秘を感じさせる魅力のひとつです。 豊富なミネラルを含む湯は、肌にやさしく、...»
海に向かって屹立する巨大な一枚岩で、高さは海抜168メートルにも及ぶ。頂上まで登ることができ、360度の眺望が楽しめる。善宝寺石塔が頂上に立つ。 50万株100万本ものトビシマカンゾウの群生地で、初夏の頃には黄色い花が一面に咲き乱れる。花の見頃は5月下旬~6月上旬。 二ツ亀大野亀から海岸沿いに北に車で5分ほど行くと、2匹の亀がうずくまっているような様子から二ツ亀と名がつけられた島がある。 緑の草に覆われたこの島は、沖の島・磯の島とよばれ、潮の満ち引きで景色が変わり、満潮時には島、干潮時には陸繋島となるタイダル・アイランド。 海水浴場となっており、海水の透明度は佐渡随一を誇る。二ツ亀海水...»
白鳥の渡来地として全国的に有名なラムサール条約の登録湿地になっている湖。1639年に用水池として造られた人造湖で、当時の池の形が瓢箪に似ていたことから「瓢湖」と呼ばれた。 水原のハクチョウ渡来地として国の天然記念物に指定、国指定瓢湖鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積281ha、うち特別保護地区24ha)。 瓢湖にはオニビシやハス、ヨシ、マコモなどが生育している。 毎年10月頃から3月頃にかけて6000羽ほどのオオハクチョウとコハクチョウが飛来し、越冬する。 他にも31科100種の鳥類の生息が確認されており、オナガガモやホシハジロなどのカモ類も数多く飛来する。 日中は周辺の...»
四季折々の魅力あふれる高原リゾート 白樺湖は、長野県茅野市と北佐久郡立科町の境界に位置する湖で、標高1,416メートルの高原に広がる人工湖です。湖の周囲は約3.8キロメートル、面積は約36ヘクタールに及び、八ヶ岳中信高原国定公園の一角を占めています。 湖畔には遊園地や美術館、日帰り温泉、スキー場、ホテルやペンションが点在し、年間を通じて多くの観光客が訪れる人気のリゾート地となっています。 四季折々の魅力 春 ― 新緑と爽やかな風 春の白樺湖は、雪解けとともに新緑が芽吹き、湖畔は柔らかな緑に包まれます。白樺の木々が一斉に芽吹く姿は高原の爽やかな風景を作り出し、散策やウォーキングを楽しむ...»