静岡県伊豆市土肥に鎮座する土肥神社は、古くから地域の総鎮守として崇敬を集めてきた神社です。
土肥神社の創建時期は不詳ですが、平安時代以前に遡るとされています。『延喜式神名帳』に記された式内社「豊御玉命神社」として推定されており、その歴史の深さがうかがえます。
1195年(建久6年)、土肥城主・富永氏が鶴岡八幡宮から分霊を勧請し、若宮八幡宮を相殿に祀ったことがきっかけで、「土肥神社」として再興されました。以来、八幡神(応神天皇)も祭神とする神社として信仰されています。
明治時代に村社に指定され、1958年(昭和33年)に社殿が新築されました。現在も地域の守護神として、多くの参拝者が訪れています。
土肥神社の主祭神は以下の通りです。
土肥神社の社殿は、新築された際の趣を保ちながらも、歴史的な佇まいを感じさせます。境内には槙(まき)と楠(くす)の連理木があり、これを「くぐり木」と呼びます。二本の木が鳥居のようにくっついており、その間をくぐるとご利益があると言われています。
境内には、地域の歴史を象徴する土肥太鼓が奉納されています。土肥桜は早咲きの桜として有名で、春には多くの花見客が訪れます。
土肥神社には以下の境内社があります。
土肥神社で歌われる歌謡「さつまころがし」は、市の指定民俗文化財として保存されています。節分祭や例大祭の際に直会(なおらい)で披露されます。
土肥神社では一年を通じてさまざまな祭事が行われています。
土肥神社へのアクセス方法は以下の通りです。
土肥神社の例大祭は、地域の豊作祈願と収穫の感謝を込めた祭りです。神代節や流鏑馬を模した神事、土肥太鼓の奉納など、多くの伝統行事が行われます。仮装行列や「浜降り式」も祭りを盛り上げる見どころです。
土肥神社は、長い歴史と豊かな文化を誇る神社です。訪れることで、地域の伝統や風習に触れることができるでしょう。ぜひ一度、参拝してみてはいかがでしょうか。