皇太子への献上に由来する名前
打吹公園だんごの名前は、倉吉市にある打吹公園に由来しています。明治40年(1907年)、初代の石谷すまが、皇太子の行啓に際して三色の団子を献上したことが、その由来とされています。
以来、打吹公園だんごは倉吉を代表する銘菓として知られるようになりました。地域の歴史とともに歩んできた和菓子であり、ひと串の中に、倉吉の伝統と菓子づくりの心が受け継がれています。
地元のもち米粉と丁寧な餡づくり
打吹公園だんごのおいしさを支えているのは、素材と製法へのこだわりです。地元鳥取のもち米粉に砂糖と水飴を加え、時間をかけてじっくり練り上げた餅を使用しています。その餅を包むのは、白餡、小豆餡、抹茶餡の三種類。それぞれ異なる風味を楽しめるのが魅力です。
餡は豆の皮を取り除いてつくられており、口当たりがなめらかで、やさしい食感に仕上げられています。もちもちとした餅と、きめ細かな餡が調和し、甘さを楽しみながらも後味は上品。三色それぞれの味わいを食べ比べるのもおすすめです。
添加物を使わない、できたてのおいしさ
打吹公園だんごは添加物を使用していないため、日持ちは製造から3日間とされています。長期保存を前提とした菓子とは異なり、素材本来の風味や食感を大切にしている点も特徴です。
その品質は高く評価され、国内の菓子博で数々の賞を受賞してきました。海外でも紹介されるなど、倉吉発の和菓子として広く知られています。購入した際は、日持ちに気を配りながら、できるだけ早めに味わうとよいでしょう。
倉吉観光のお土産や旅のひと休みに
打吹公園だんごは、倉吉の歴史や文化を感じられる、旅のお土産におすすめの一品です。三色のかわいらしい見た目は贈り物にも向いており、和菓子好きの方へのお土産としても喜ばれます。
倉吉を訪れた際には、白壁土蔵群の歴史的な町並みを散策したり、打吹公園周辺を巡ったりしながら、地域に根付いた味覚にも注目してみてください。長い歴史を持つ打吹公園だんごを味わえば、倉吉ならではの食文化をより身近に感じられることでしょう。