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三徳山 三佛寺

(みとくさん さんとくじ)

壮大な自然と日本一危ない国宝

三徳山は標高900メートルあり、断崖絶壁や大岩窟が点在する自然豊かな修行山です。四季折々の美しい渓谷美が広がり、周囲を高い山々に囲まれています。

その麓に建つ三佛寺は、706年に役行者が修験道の行場として開いたとされる天台宗の仏教寺院です。古くは山全体を境内としていました。

中腹の標高470メートルにある投入堂の通称で広く知られる奥院の建物は、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物です。「日本一危険な国宝」の異名をもつ投入堂への参拝は特別なルールがありますが、それはこの神聖な場所への敬意と繋がります。

奥義の宝、投入堂

三徳山三佛寺の奥院、投入堂は、絶壁の窪みに立つ建築物として類を見ない存在です。その軽快な屋根の反りと堂を支える柱の構成は、建築美の極致を体現しています。

役小角による伝説も残り、その起源は謎めいています。投入堂を間近で見るためには厳しい山道を辿る必要がありますが、望遠鏡を利用して投入堂遙拝所からの遠望もおすすめです。

神秘の修行山で究極の登山体験

三徳山の登山は、幅の狭い道やすべりやすい場所があり、挑戦的なものとなります。三仏寺本堂裏手に登山口があり、投入堂まで全長約900メートル、高低差は約200メートルの参拝登山道となります。

登山する際は、動きやすく両手が自由に動かせる服装がおすすめです。必要な装備として軍手やタオル、水分も忘れずに準備しましょう。登山ができる時間は8時から15時までになっていて、冬季(12月〜翌年3月)および荒天時には進入禁止となります。

三徳山の開山は古く、飛鳥時代の呪術者・役小角(役行者)によって修験道の行場として開かれました。その後、慈覚大師円仁により三仏が安置され、三徳山三佛寺が築かれたのです。

神秘と歴史の融合、三徳山の魅力

鳥取県の中央に位置する三徳山は、標高900メートルの山岳寺院です。特に投入堂は国宝に指定された建物であり、断崖絶壁に建てられた姿は他に類を見ない美しさを持っています。

山名は、蔵王・子守・勝手の三所権現を山内に祀ったことから由来しています。「福徳」「智徳」「寿徳」の三つの徳を授かる場所として、また、「法身(美しい)」「般若(にごりのない)」「解脱(働きのある心)」の三つの徳が山の名前に込められています。

三徳山自体も国の名勝・史跡に指定されており、その自然と歴史の融合が魅力となっています。三徳山三佛寺への訪問は、神秘と感動の旅へと誘います。

Information

名称
三徳山 三佛寺
(みとくさん さんとくじ)
Mitokusan Santokuji Temple
リンク
公式サイト
住所
鳥取県東伯郡三朝町三徳
電話番号
0858-43-2666
営業時間

8:00~15:00

料金

志納金
大人 400円
小人(小中学生)200円

入山料
大人 800円
小人(小中学生)400円

駐車場
境内から約400メートル東に離れた県道21号脇に無料大駐車場
アクセス

JR倉吉駅から「三徳山行き」バスで約40分

エリア
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カテゴリ
 神社・仏閣・寺院・教会 山・峠・高原・湿原・渓谷 登山

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