360度に広がる山々のパノラマ
山頂付近からは、北アルプスや御嶽山、南アルプス、中央アルプスなど、名だたる山々を一望できます。四季折々に表情を変える山並みと広大な自然が織りなす景色は、登山やハイキングを楽しむ人々を魅了しています。
富士見台高原の歴史
かつては「山伏岳」と呼ばれていましたが、明治初年に富士教の信者が富士山を遠くから拝むための遥拝所を設けたことから、「富士見台」と称されるようになりました。
地名から富士山を望める場所と思われがちですが、実際には富士山を眺めることはできません。
また、周辺には、古代の主要道路である東山道の中でも最大の難所とされた神坂峠(みさかとうげ)があります。雄大な自然だけでなく、古代の人々が行き交った歴史を感じられる地域でもあります。
四季折々の自然を楽しむ
富士見台高原一帯には、千島笹が一面に生い茂っています。7月にはササユリが花を咲かせ、秋には山肌を彩る紅葉を楽しめます。季節ごとに変化する高原の景観は、散策や自然観察にも適しています。
また、高原の真下には中央自動車道の恵那山トンネルが通っています。
登山と山小屋
富士見台高原の南側、標高1,579mの地点には、山小屋の萬岳荘(ばんがくそう)があります。萬岳荘から山頂までは、約1.8kmの登山道「富士見台高原登山ルート」が整備されています。
さらに、南西側に位置する恵那山の山頂へも、神坂峠ルートを利用して徒歩で向かうことができます。周辺の山々と豊かな自然を楽しみながら、登山に挑戦できるエリアです。
ヘブンスそのはら SNOW WORLD
ヘブンスそのはら SNOW WORLDは、長野県下伊那郡阿智村にあるスキー場です。冬季を含めて通年営業しており、山麓から「富士見台高原ロープウェイ」に乗ってゲレンデへ向かうことができます。
開業当初からスキーヤー専用の方針を貫いていることが特徴です。冬のウインタースポーツだけでなく、季節に応じた高原の自然も楽しめます。
星空ナイトツアー
2012年から、天体観測を楽しむ有料ツアー「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」が開催されています。スキー場の冬季営業期間中にも実施され、澄んだ夜空に広がる星々を観察できます。
昼間は雄大な山々の景色を楽しみ、夜には星空を眺めるなど、富士見台高原周辺では自然の魅力をさまざまな形で満喫できます。
ロープウェイとリフト
スキー場内には、山麓と高原を結ぶゴンドラや複数のリフトが設置されています。冬季以外は、ゴンドラに「富士見台高原ロープウェイ」という名称が使用されています。一部のリフトも通年で運用されています。
富士見台高原ロープウェイの概要
- 全長(傾斜長):2,549m
- 高低差:611m
- 最大勾配:34度8分
- 走行方式:単線自動循環式
- ゴンドラメーカー:CWA(開業当初から使用)
- ゴンドラ定員:12人
- 座席:設置されておらず、立ち乗り式
リフトの構成
スキー場には、高速クワッドリフト1基とペアリフト3基が設置されています。
- 第2クワッドリフト:全長635m、高低差206m
- 第3ペアリフト:全長465m、高低差157m
- 第4ペアリフト:全長290m、高低差35m
- 第6ペアリフト:全長85m、高低差25m
- 第7ペアリフト:全長219m、高低差102m
なお、第1リフト(558m)と第5リフト(169m)は、免許申請のみで実際には建設されていないため、欠番となっています。
施設・設備
山麓駅周辺
ロープウェイの山麓駅周辺には、普通車約2,000台分の駐車場が用意されています。利用者向けの設備として、次の施設があります。
- レンタル受付
- 更衣室・ロッカー
- リフト券売所
- 売店
- トイレ
- マウンテンロッジ
- レストラン
- スクール受付
- 授乳室
センターハウス
センターハウスには、300席を備えたレストランのほか、パトロール・救護室、リフト券売所、ロッカー、トイレなどが設けられています。
富士見台高原は、雄大な山々を見渡す絶景、季節ごとの自然、登山、スキー、星空観察など、多彩な楽しみ方ができる高原です。自然の中でゆっくり過ごしたい方から、本格的な山歩きを楽しみたい方まで、幅広い人々に魅力を感じさせるスポットです。