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安達ヶ原ふるさと村

(あだちがはら むら)

鬼婆伝説の地に広がる文化体験のテーマパーク

伝説と文化が息づく郷土の里

安達ヶ原ふるさと村は、福島県二本松市にある歴史と伝統文化のテーマパークです。古来より「鬼婆伝説」の地として知られる安達ヶ原地区に位置し、1993年に開園しました。隣接する観世寺は鬼婆ゆかりの寺として有名で、伝説の面影を今に伝えています。

園内は約2万3,000坪の広大な敷地を誇り、江戸時代から明治時代にかけての二本松の暮らしや文化をリアルに再現。武家屋敷や養蚕農家、茶室など、歴史的建造物を通じて「日本のふるさと」を体感できる貴重な場所です。

歴史と文化を感じる見どころ

五重塔と季節の彩り

高さ31メートルの五重塔は、ふるさと村のシンボルとして園内の中心にそびえます。春には桜が咲き誇り、「桜まつり」ではライトアップされた幻想的な夜桜と五重塔の美しいコントラストを楽しめます。また、秋には約21万6千本もの彼岸花が園内を彩り、「曼珠沙華まつり」として多くの人々を魅了します。

再現された伝統的建築群

園内では、江戸期の中流武士の屋敷を再現した「武家屋敷」や、明治時代初期の豪農の家を移築した「農村生活館」、そして福島県北部で盛んだった養蚕業を紹介する「絹の家」などが見学できます。囲炉裏のぬくもりや古道具の展示を通して、昔の人々の暮らしぶりが身近に感じられます。

さらに、茶室では、城下町二本松で盛んだった茶の湯文化を再現。伝統の美と心を静かに味わうことができます。

郷土の偉人を讃える「先人館」

先人館は、二本松市ゆかりの偉人や文化人の功績を紹介する有料展示館です。政治・文化・教育など、様々な分野で活躍した6名の先人たちの遺品や書籍、関連資料が展示されています。郷土の誇りと知恵を後世に伝える、静謐で学びの深い空間です。

体験と楽しみが満載のふるさと空間

子どもが主役の遊び場「げんきキッズパーク」

園内には、無料で利用できる屋内型プレイ施設「げんきキッズパークにほんまつ」があります。天候に左右されず、小さなお子様も安全に遊べる人気のスポットで、家族連れの笑顔が絶えません。また、絵本を読みながらゆっくり過ごせる「子供館」も併設されています。

郷土体験とショッピング

地元特産品の販売や体験コーナーが充実した「ふるさと館・Oniba」では、二本松をはじめとする福島県内の名産品や工芸品を購入できます。また、和紙作り体験や郷土文化の展示など、地域の魅力を学びながら楽しむことができます。軽食を販売する「ピエール君のお部屋」や、団体客も利用できるレストラン「よってっ亭」も人気です。

アクセスと交通案内

安達ヶ原ふるさと村へのアクセスは便利で、JR東北本線「二本松駅」から福島交通バスで約15分、またはタクシーで約10分の距離です。お車の場合は、東北自動車道「二本松インターチェンジ」から約10分で到着します。

ふるさとの心を伝える癒しの村

安達ヶ原ふるさと村は、鬼婆伝説に彩られた歴史の地に建つ、福島県の伝統と自然が融合する文化の里です。美しい自然とともに、日本の原風景を五感で感じることができる場所として、多くの人々に愛されています。

子どもから大人まで楽しめる多彩な施設と、四季を通じて表情を変える景観。ここはまさに、「懐かしさ」と「学び」が共存する、心豊かなふるさとのテーマパークです。

Information

名称
安達ヶ原ふるさと村
(あだちがはら むら)
Adachigahara Hometown Village
エリア
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カテゴリ
遊園地・テーマパーク 博物館・科学館・資料館

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