上高地の奥側にある穂高神社奥宮の境内の神域であり、古くは「鏡池」「神池」とも呼ばれる池。
河童橋から梓川を上流に登っていき、1時間ほどで到着する。
一之池と二之池の、大小2つからなり、池ではイワナ、マガモ、オシドリなどが見られる。
針葉樹林に囲まれ、周辺を鏡のように映す湖面は、まさに神秘的。
朱に染まる早朝や夕方の景色は特に荘厳な雰囲気がただよう。
明神岳で土砂崩れが起き、梓川支流の沢がふさがれてできた。かつては三の池もあったが、土砂災害により消失。
池のほとりに穂高神社の奥宮が鎮座する。
明神付近は古くから神聖な場所とされ、神合地、神垣内、神河内などとも呼ばれていた。
神社境内の池のため、拝観料300円が必要。
上高地の由来
穂高神社の祭神・「穂高見命」が穂高岳に降臨し、この地(穂高神社奥宮と明神池)で祀られていることから神垣内(かみこうち)と名付けられ、後に現在の「上高地」の漢字表記が一般的となった。
明神池(みょうじんいけ)は、長野県松本市の上高地に位置する美しい池で、穂高神社奥宮の境内にあります。この池は、神秘的な美しさと静寂な雰囲気で知られ、多くの観光客や登山者が訪れる名所です。
明神池は、古くから信仰の対象とされてきました。池の周囲には、穂高神社奥宮が鎮座しており、この地は山岳信仰の重要な拠点となっています。伝説によれば、この池は穂高見命(ほたかみのみこと)が降臨した場所とされ、神聖な場所として崇敬されています。
明神池の名前の由来も、穂高見命にまつわるものです。古来より、多くの人々がここを訪れ、自然の美しさと神聖な雰囲気に心を洗われてきました。
明神池は、周囲を険しい山々に囲まれ、豊かな自然に恵まれています。池の水は透明度が高く、底まで見渡せるほどの澄んだ美しさが特徴です。池の表面には、穂高連峰の雄大な山並みが映り込み、その光景はまるで絵画のようです。
また、池の周囲にはさまざまな植物が生息しており、四季折々の風景を楽しむことができます。春には新緑、夏には涼やかな木陰、秋には紅葉、冬には雪景色と、訪れるたびに異なる表情を見せる明神池は、多くの人々を魅了します。
明神池の畔には、穂高神社奥宮が鎮座しています。穂高神社は、古くから山岳信仰の中心地として知られ、多くの登山者や信仰者が参拝に訪れます。奥宮は、穂高連峰の神霊を祀る神社で、明神池とともに神聖な場所とされています。
奥宮の社殿は、伝統的な神社建築の美しさを持ち、その荘厳な雰囲気は訪れる人々に深い感動を与えます。参拝することで、自然と神聖な力を感じることができるでしょう。
明神池へのアクセスは、上高地へのアクセス方法に従います。上高地は、長野県松本市からバスや車で訪れることができますが、環境保護のため一般車両の通行が制限されています。そのため、松本市内からシャトルバスやタクシーを利用するのが一般的です。
上高地のバスターミナルからは、徒歩で約1時間ほどの距離に明神池があります。遊歩道が整備されており、美しい自然を楽しみながらのハイキングが楽しめます。
明神池は自然保護区内に位置しているため、訪問する際には環境保護に配慮することが求められます。ゴミの持ち帰りや自然環境を壊さないようにするなどのマナーを守りましょう。また、天候の変化に備えて適切な服装や装備を準備することも大切です。
明神池は、その神秘的な美しさと静寂な雰囲気で訪れる人々を魅了する名所です。穂高神社奥宮とともに、古くからの信仰と自然の力が感じられる特別な場所です。四季折々の美しい風景を楽しみながら、心を癒すひとときを過ごすことができるでしょう。ぜひ一度、明神池を訪れてその魅力を体感してみてください。
11月中旬~4月中旬まで、上高地の施設はすべて休業
穂高神社の拝観
300円
小中学生 100円
2,850台 有料
松本電鉄上高地線新島々駅より上高地行バス1時間10分、終点ターミナルより梓川上流へ徒歩1時間
【車】
マイカー進入は沢渡駐車場(2000台)か平湯駐車場(850台)に駐車してシャトルバス(濃飛バス 0578-89-2351)またはタクシー(上高地タクシー共同配車管理センター 0263-95-2350)の送迎を利用