大正池

(たいしょういけ)

穂高連峰と枯木が湖面に写る

上高地の景勝地として親しまれている池で、活火山である焼岳が1915年に噴火し、泥流によって梓川が堰き止められて形成された。

池には立ち枯れの木々があり、穂高連峰と枯木が湖面に写る景観は上高地ならでは。
国の特別名勝・特別天然記念物に指定されている。

上流から土砂が流入して堆積して、徐々に浅くなってきている。

大正池とは

大正池(たいしょういけ)は、長野県松本市安曇の上高地に位置する湖で、1915年(大正4年)の焼岳の噴火によって梓川がせき止められたことで形成されました。そのため、「大正」という元号にちなんで名付けられました。大正池は、標高約1500メートルの高地にあり、上高地の玄関口として多くの観光客に親しまれています。

自然景観と生態系

大正池は、周囲の山々の美しい風景が湖面に映り込むことで知られています。特に、焼岳の雄大な姿が水面に映る様子は、訪れる人々を魅了します。湖周辺には多くの植物や野生動物が生息しており、四季折々の風景を楽しむことができます。春から夏にかけては新緑が美しく、秋には紅葉が湖面を彩ります。冬には雪景色が広がり、静寂の中で自然の美しさを堪能できます。

観光とアクティビティ

大正池は、上高地への観光ルートの一部として人気があります。上高地バスターミナルから徒歩で約30分程度の距離にあり、ハイキングコースの出発点としても利用されます。湖畔には遊歩道が整備されており、ゆったりと散策を楽しむことができます。また、周辺には多くの温泉地や宿泊施設が点在しており、長期滞在することで自然と触れ合うことができます。

保護活動と環境保全

大正池はその美しい自然環境を保護するため、多くの環境保全活動が行われています。特に、外来種の植物や動物の侵入を防ぐための対策が講じられており、地元の自治体や環境団体が協力して取り組んでいます。観光客にも、自然環境を損なわないよう注意を呼びかける看板やガイドが配置されています。

まとめ

大正池は、焼岳の噴火によって生まれた自然の奇跡であり、その美しい風景と豊かな生態系は訪れる人々を魅了し続けています。観光地としての魅力だけでなく、環境保全の重要性も認識されており、今後もその価値を守り続けるための努力が求められています。

Information

名称
大正池
(たいしょういけ)
Taisho Pond
リンク
公式サイト
住所
長野県松本市安曇 上高地
電話番号
0263-94-2307
営業時間

11月中旬~4月中旬まで、上高地の施設はすべて休業

料金

無料

駐車場
2,850台 有料
アクセス

松本電鉄上高地線新島々駅より上高地行バス1時間、大正池バス停すぐ

【車】
マイカー進入は沢渡駐車場(2000台)か平湯駐車場(850台)に駐車してシャトルバス(濃飛バス 0578-89-2351)またはタクシー(上高地タクシー共同配車管理センター 0263-95-2350)の送迎を利用

エリア
長野県 松本・上高地・塩尻
カテゴリ
滝・湖沼・池・ダム

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