乗鞍高原

(のりくら こうげん)

乗鞍岳の東山山麓、標高1100〜1800メートルにかけて広がる、夏でも冷涼な高原。

カラマツやシラカバの美しい樹林につつまれ、どこかのどかで明るいスイスのイメージが広がり、夏は避暑、夏から秋にかけては登山、冬はスキーを目的とする観光客が多く訪れる。

旅館・ペンション・民宿など合わせて100以上の宿泊施設があり、レストラン・そば店・お土産屋・レンタルスキーなども多い。

自然が豊富で多様な動植物が生息する。運がよければ特別天然記念物のニホンカモシカが見られる。
複数の温泉が湧出している。

乗鞍高原遊歩道
乗鞍自然保護センターを中心に、「一の瀬園地周遊コース」「善五郎の滝・牛留池コース」「番所大滝・千間淵周遊コース」「伝説めぐりコース」など多彩なコースが設定されている。

牛留池
乗鞍岳が噴火してできた溶岩台地の窪地にある乗鞍高原を代表する池。標高1580メートルにあり東岸からは乗鞍岳が望める。

鏡のような湖面に写る「逆さ乗鞍」も印象的。
原生林に囲まれた静かな池には、ルリイトトンボなどの高山トンボや、サンショウウオ、モリアオガエルといった珍しい生物が生息し、ミツガシワやミズバショウも群生している。

5月下旬〜6月上旬頃には、ミズバショウが白と緑の鮮やかなコントラストが見られる。

休暇村乗鞍高原
標高1600メートル付近の乗鞍高原のうちでは最上部に位置する、雄大な北アルプスを望むヨーロッパ風の山岳リゾート。

地下1300メートルから湧き出す安曇乗鞍温泉「天峰の湯」は、新緑や紅葉、雪景色と、四季折々で違った景色を眺めながら露天風呂につかり癒される。

乗鞍高原について

乗鞍高原は、長野県松本市に位置する美しい自然豊かな高原地域です。この高原は、北アルプスの南端に位置し、乗鞍岳(標高3026メートル)を中心としたエリアに広がっています。乗鞍高原は、その美しい景観と多様な自然環境で知られ、多くの観光客や登山者に人気のスポットとなっています。

歴史

乗鞍高原の歴史は古く、古代から人々の生活や文化と深く結びついてきました。この地域は、かつては信仰の山として崇められ、多くの修験者が訪れました。また、江戸時代には、温泉地としても知られるようになり、多くの湯治客が訪れました。現在でも、歴史的な温泉宿が点在し、訪れる人々に癒しと歴史の趣を提供しています。

自然環境

乗鞍高原は、その豊かな自然環境で特に有名です。四季折々の風景が楽しめるこの地域では、春には美しい新緑と花々が咲き誇り、夏には涼しい気候と緑豊かな景観が広がります。秋には紅葉が見事に色づき、冬には一面の雪景色が広がります。また、多くの動植物が生息しており、自然観察やハイキングに最適な場所です。

観光スポット

乗鞍高原には、数多くの観光スポットがあります。まず、乗鞍岳は登山者にとって魅力的な山で、多くの登山ルートが整備されています。また、乗鞍高原温泉は、その効能豊かな湯で知られており、多くの温泉宿や日帰り温泉施設が点在しています。さらに、高原全体に広がる美しい景観や滝、湖なども訪れる価値があります。特に、三本滝や善五郎滝はその壮大な景観で有名です。

アクティビティ

乗鞍高原では、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。夏にはハイキングやキャンプ、サイクリングなどが人気です。また、冬にはスキーやスノーボード、スノーシューなどのウィンタースポーツが楽しめます。特に、乗鞍高原スキー場は、その広大なゲレンデと豊富な雪質で多くのスキー愛好者に支持されています。

アクセス

乗鞍高原へのアクセスは、公共交通機関や車を利用することができます。長野県松本市からは、バスや車で比較的簡単にアクセスすることができ、また、乗鞍岳へのアクセスには、専用のシャトルバスが運行されています。これにより、自然環境を保護しつつ、多くの観光客が快適に訪れることができます。

まとめ

乗鞍高原は、その美しい自然環境と多様なアクティビティで、多くの人々に愛される観光地です。歴史的な背景や豊かな自然、温泉など、多くの魅力が詰まったこの地域は、訪れる人々に癒しと感動を与えてくれます。四季折々の美しい風景とともに、乗鞍高原での時間を存分に楽しんでみてください。

Information

名称
乗鞍高原
(のりくら こうげん)
Norikura Plateau
リンク
公式サイト
住所
長野県松本市安曇乗鞍高原
電話番号
0263-93-2045
駐車場
普通車300台
アクセス

松本ICから車で60分[45km]
松本電鉄上高地線新島々駅からバスで54分

エリア
長野県 松本・上高地・塩尻
カテゴリ
山・峠・高原・湿原・渓谷

Gallery

松本・上高地・塩尻

長野県

カテゴリ

エリア