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夢の吊橋

(ゆめ つりばし)

幻想的な絶景のつり橋、エメラルドグリーンの湖面を空中散歩

寸又峡の象徴的な存在で、大間ダム湖に架かる約90メートルの長さと高さ約8メートルの吊り橋です。美しいエメラルドグリーンの湖面を空中散歩できます。

歩く部分は簡単な板でできているため、少し揺れることもあり、スリル満点です。

幻想的な美しさで有名であり、旅行口コミサイトのトリップアドバイザーの「死ぬまでに渡りたい!? 世界の徒歩吊り橋10選」で、日本では徳島県の「かずら橋」と共に「夢の吊橋」が選ばれました。

橋の上から大間ダムによってせき止められたエメラルドグリーンの湖を眺めることができ、特に紅葉の季節は、この吊橋からしか見ることができない絶景ポイントもあります。

ただし、吊り橋は一度に10人までしか渡ることができないため、行楽シーズンなど観光客が多い日は一方通行になることもあります。

夢の吊橋は名前には、幻想的で夢の中に出てきそうな橋という意味のほか、渡るのが怖くて夢に見そうな橋という意味も含まれています。

寸又峡

南アルプスの南端から流れ出た大井川の支流、寸又川が刻み込んだ美しい渓谷です。全長は16kmにも及び、比高は100mに達します。

深い谷には大小の滝が流れ、周囲はモミやツガ、杉などの森に囲まれています。

自然のままの流域には、ヤマメなどの魚が豊富に生息し、森にはハイタカなどの猛禽類やサル、ニホンカモシカなどの野生動物も生息しています。

一年を通じて美しい紅葉や新緑が楽しめ、絶景の数々も魅力の一つです。新緑や紅葉の季節は特に美しく、夏場には多くの観光客が訪れます。

「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれていて、何度もテレビドラマのロケ地として使われるほどの素晴らしい景観が広がっています。

温泉街からは、長さ90m・高さ約8mの夢の吊橋とアーチ式の飛龍橋を結ぶ遊歩道が設けられています。この遊歩道を1周するには約1時間30分かかります。吊橋からはエメラルドグリーンの湖面を見下ろすことができ、その絶景を楽しむことができます。

寸又峡は温泉場としても知られ、「美女づくりの湯」として有名です。天然温泉は無色透明で、湯上がりの肌がつるつるすべすべになるとされています。

散策の帰りに温泉で癒しのひとときを過ごすのもおすすめです。

大井川鉄道本線の終点である千頭駅からバスで40分ほどの場所に位置しています。

この地は大井川の最後の秘境であり、車で行く場合には山深いため、道は細く長距離ドライブとなり、ドライバーにとっては挑戦的な場所です。

寸又峡プロムナードコース

寸又峡は「寸又峡プロムナードコース」というハイキングコースを歩いて散策できます。

夢のつり橋の入場ゲートから徒歩で20分にあるトンネルを抜けると、夢のつり橋が見えてきます。

かつての森林鉄道の軌道敷跡を利用したこの周遊コースは一周約90分で、「夢の吊り橋」や「飛龍橋」、「尾崎坂展望台」など見どころがたくさんあります。

美しい自然の中を散策ができ、リフレッシュに最適です。

峡谷

この地域は赤石山脈の隆起と寸又川の激しい下刻作用によって形成され、複雑に入り組んだ流れが特徴的です。

穿入蛇行や貫流丘陵など、独特な地形が見られます。寸又峡温泉のある大間集落付近では、今でも浸食が激しく、元々河床があったとされる跡が残っています。

上流地域は手付かずの自然が多く残り、1976年には大井川源流部原生自然環境保全地域に指定されました。

林業が盛んであったため、その名残として飛龍橋や散策路が残され、観光遊歩道として再生されています。この地域は2002年に遊歩百選にも選ばれました。

飛龍橋

寸又峡には「夢の吊り橋」に加えて、もうひとつ有名な橋「飛龍橋」があります。

かつて森林鉄道のトロッコが通った歴史的な橋であり、寸又峡の象徴として親しまれています。

高さ100メートルのアーチ式鉄橋が渓谷に架かり、周辺の紅葉が美しく、橋からの眺めは絶景そのものです。

尾崎坂展望台

全長16キロメートル、比高100メートルの地形の展望台から見える景色が素晴らしく、季節によって異なる表情を見せます。

展望台からは大間ダムの一部が見え、秋には山々が赤や黄色に染まる美しい眺望を楽しめます。

展望台入り口には、ダム建設や森林伐採に使われた機関車や運材台車が保存されています。

寸又峡温泉

温泉街は南アルプスの南端部に位置し、寸又峡に8軒の旅館・民宿があり、町営の露天風呂もあります。

地元の人たちはこの温泉を「美女づくりの湯」と呼び、探勝の中心となる寸又峡温泉街があります。

泉質は硫黄泉で、源泉温度は43.7°Cで湧出量は毎分540リットルです。美肌効果があり、「美人の湯」として知られています。

ツーリングの名所としても知られ、休日になるとオートバイが集まることもあります。

寸又峡温泉の温泉自体は1889年から北側の湯山地区に存在していましたが、大間ダム建設とともに沈んでしまいました。

1962年にボーリングによって源泉開発が行われ、それに伴い温泉街が開かれました。

温泉街には、山菜、渓流そばを味わえる食事処、土産物屋、レトロカフェなどもあり、ゆったりと過ごせます。

Information

名称
夢の吊橋
(ゆめ つりばし)
Yume no Hanging Bridge
リンク
公式サイト
住所
静岡県 榛原郡 川根本町 千頭(大間)周辺
電話番号
0547-59-2746
料金

無料

アクセス

千頭駅からバスで40分 → 寸又峡温泉バス停留所から徒歩で30分

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