山中にはハイキングコースを備えています。サクラの名所となっています。
牛伏山自然公園には牛の石像があります。この石像は牛伏山の名前にちなんで昭和61年に制作され、全長約2.5mです。また、平和の象徴として昭和62年に造られた鐘楼もあり、その梵鐘は約0.8トンの重さを持ちます。鐘楼の1階は休憩所として使われています。
牛伏山
まるで伏せている牛のような形状をした山で、豊かな緑に囲まれています。山頂からの眺望も特に素晴らしいです。標高は491mで、「うしぶせやま」とも呼ばれています。
この山は万葉集に詠まれた「多胡嶺」で知られ、東西に二つの峰を持ち、その姿が臥牛に似ていることから、江戸時代からこの名前が使われています。長い間、吉井の象徴として親しまれてきました。
山の展望台からは、一郷山城跡と共に関東平野を一望でき、青い山々の歌碑や臥牛の石像、平和を願って建てられた鐘楼などもあります。
緑豊かな山域は「小鳥がさえずる森」として整備されており、野鳥とのふれあいの場としても楽しめます。林道脇には千本桜やアジサイが植えられており、花が咲く季節には訪れる価値があります。
牛伏山で見られる野鳥は、順にメジロ、シジュウカラ、コゲラ、アオジです。また、山の花としては、順にツツジ、アザミ、リンドウがあります。
標高491メートルで、一郷山や金比羅山とも称される牛伏山は、群馬県の西南部に位置しています。高崎市吉井町から南方約3キロメートルに広がっています。この山は、第三紀系の砂岩・礫岩・泥岩からなる井戸沢層を鏑川が浸食し、そのうちの牛伏砂岩層が残り、山として形成されました。山の特徴的な形状が、野に伏す牛のように見えることから、「牛伏山」と名付けられました。山頂には一郷山城跡や金比羅大権現を祀る琴平神社があり、一郷山や金比羅山とも呼ばれています。また、この山は万葉集で「多胡嶺」と詠まれたことでも知られています。
牛伏山の山頂からは素晴らしい眺望が広がり、上毛三山から上越国境の山々まで、さらには遠くの筑波山まで一望できます。作曲家の服部良一も吉井町の入野小学校の校歌制定に際してこの地を訪れ、「青い山脈」のイメージにぴったりだと評価しました。豊かな自然に囲まれており、野生の鳥たちの中にはメジロ、シジュウカラ、コゲラ、アオジなどが生息しており、さまざまな野鳥の種類が楽しめます。そのため、ぐんま百名山の一つにも選ばれています。
牛伏山では、1983年(昭和58年)から公園化のための整備が進められています。この時期、当時の多野郡吉井町は、牛伏山を地域の人々の憩いの場としてだけでなく、野外活動や文化活動に使われる場として公園化計画を立てました。山の頂上には約1,000平方メートルの駐車場や休憩所、展望台、野に伏す牛の石像、『青い山脈』の歌碑、洞窟観音、NHKやエフエム群馬の電波塔(前橋FM送信所)などがあり、さらに群馬展覧館が山の8合目に設けられました。また、山のふもとから頂上へのハイキングコースが5つ設定されており、藤岡市上日野から牛伏山を経て吉井町馬庭に至る道は「小梨峠から牛伏山へのみち」として、関東ふれあいの道の一部として認定されています。
また、林道沿いに続く桜の並木は千本桜と呼ばれ、桜の花が咲く時期には夜間もライトアップされ、花見客を楽しませています。6月中旬から7月上旬にかけてはアジサイが約1,400株も見頃となり、山を彩ります。他にもツツジやアザミ、リンドウなどの花々も観察できます。
牛伏山 展望台
天守閣風。3階建、221平方m。3階は展望台で、360度の大パノラマからは上毛三山や関東平野が一望できます。1、2階は郷土資料などの展示室になっています。
千本桜
山頂近くまで続く千本桜とアジサイの木々が続く道。4月上旬には桜が美しく咲き誇り、多くの花見客でにぎわいます。夜間にはライトアップも行われます。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヤエザクラなど約1000本のサクラが植栽されています。例年3月から4月のシーズンには、山全体が薄紅色の春の色彩で覆われます。開花の時期の夜間にはライトアップされ、幻想的な風景や眼下に広がる夜景を楽しむことができます。
アジサイ
6月中旬から7月中旬にかけて約1,400株のアジサイが、訪れる人々の心と目をリフレッシュさせてくれます。
門扉 9:00~17:00(冬は16:00)
無休
無料
吉井駅から車で15分
吉井ICから車で10分