平戸周辺で行われる秋のあご漁
長崎県では、秋に平戸周辺で行われるあご漁が有名です。平戸瀬戸から五島列島沖にかけての海域は、古くからトビウオの漁場として知られています。
トビウオが海面から飛び出して滑空する行動は、マグロなどの大型魚から身を守るために発達した自己防衛の手段といわれています。海面を飛ぶ姿も、トビウオならではの特徴です。
焼きあごは長崎のお正月料理にも欠かせない
トビウオを焼いて乾燥させたものは「焼きあご」と呼ばれ、長崎ではだしの材料として広く使われています。焼きあごから取れるだしは、個性的な甘みと上品な旨みが特徴です。
長崎では、焼きあごを正月の雑煮のだしに利用する習慣があります。そのほか、お吸い物や味噌汁、麺つゆなどにも使われ、料理に深い旨みを加えます。
そのまま食べても、軽く炙ってもおいしい
あごは、だしを取るだけでなく、そのまま食べてもおいしい魚です。軽く炙ると香ばしさが増し、さらに風味豊かに味わえます。長崎を訪れた際には、焼きあごやあごだしを使った料理を通じて、地域に根づいた魚食文化に触れてみてください。
旬は8月から11月です。特に秋は、平戸周辺のあご漁とともに、長崎のあごの魅力を楽しめる季節です。