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熊野速玉大社

(くまのはやたまたいしゃ)

熊野三山の一社として全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。

夫須美・速玉の二神を祀り、社宝1、000余点を収める神宝館や天然記念物ナギの巨木があります。

特に、孝謙天皇の御世、日本第一大霊験所の勅額を賜り、熊野三山の中でも逸早く『熊野権現』の称号を賜りました。

【創建年代】大和

熊野速玉大社の概要

熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、和歌山県新宮市に位置する歴史ある神社であり、熊野三山の一つとして知られています。熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野那智大社、そしてこの熊野速玉大社を指し、多くの参拝者が訪れる霊場です。

歴史

熊野速玉大社の創建は、古代日本の神話にまで遡ることができ、その起源は定かではありません。神社の記録によれば、神武天皇の東征に際してこの地に神霊が降臨したと伝えられています。平安時代には、源頼朝や後白河法皇などの多くの貴族が参拝し、熊野信仰が広がりました。

明治維新後、神仏分離令により仏教と神道が分離され、熊野速玉大社も純粋な神道の神社として再編成されました。これにより、神社の建物や祭祀も神道の形式に従って行われるようになりました。

本殿と境内

熊野速玉大社の本殿は、日本古来の建築様式を取り入れた壮麗な建物です。本殿には、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)が祀られており、多くの参拝者が訪れます。境内には、樹齢1000年を超える御神木の「ナギの木」があり、その巨木は訪れる人々に強い印象を与えます。

熊野古道

熊野速玉大社への参拝には、熊野古道を利用することが一般的です。この古道は、紀伊山地を縫うようにして続く古い参詣道で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。歩くことで、自然の美しさと歴史の重みを感じることができます。

熊野信仰と御利益

熊野速玉大社は、再生と蘇りの神である熊野速玉大神を主祭神として祀っています。この神は、特に健康や家庭の安寧、交通安全などにご利益があるとされています。また、境内には縁結びや子宝に恵まれるとされる神木があり、多くの人々が願掛けに訪れます。

祭りと行事

熊野速玉大社では、年間を通じて様々な祭りや行事が行われます。その中でも、毎年10月15日に行われる「例大祭」は特に有名です。この祭りでは、神輿や伝統的な舞踊が披露され、多くの参拝者や観光客が訪れます。

アクセス

熊野速玉大社へのアクセスは、JR紀勢本線の新宮駅から徒歩圏内に位置しており、非常に便利です。また、新宮市内には多くの宿泊施設があり、熊野三山巡りの拠点としても最適です。

まとめ

熊野速玉大社は、古代から続く深い歴史と信仰を感じられる神社です。美しい自然に囲まれた境内は、訪れる人々に癒しと静寂を提供します。熊野古道を歩き、歴史を肌で感じながら参拝することで、日本の伝統文化を深く理解することができるでしょう。

Information

名称
熊野速玉大社
(くまのはやたまたいしゃ)
Kumano Hayatama Grand Shrine
リンク
公式サイト
住所
和歌山県新宮市新宮1番地
電話番号
0735-22-2533
アクセス

JR西日本・JR東海 紀勢本線 新宮駅 → 車で約5分、徒歩約15分

バス:新宮駅から熊野御坊南海バス 市内線ふれあいばす「促進住宅前」行きに乗車、「速玉大社前」バス停下車、徒歩3分(なお、復路は、「広角市営住宅前」行きに乗車)

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