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熊野本宮大社

(くまのほんぐうたいしゃ)

全国の「熊野神社」の総本山にあたる熊野本宮大社。三山の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが、聖地熊野本宮大社。

熊野参詣道のなかでも、多くの人々がたどった「中辺路」を歩くと、難行苦行の道のりを終え最初にたどり着くのが熊野本宮大社。

平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。本殿へと続く158段の石段の両脇には幟がなびき、生い茂る杉木立が悠久の歴史を感じさせます。

【創建年代】平安以前

熊野本宮大社の概要

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)は、和歌山県田辺市本宮町に位置する神社です。熊野三山の一つであり、熊野速玉大社および熊野那智大社とともに「熊野三山」として知られています。この三山は日本全国から多くの参拝者が訪れる霊場として、古くから崇敬を集めてきました。

歴史

熊野本宮大社の創建は古代に遡り、その正確な起源は明らかではありませんが、平安時代にはすでにその存在が記録されています。平安時代中期には、熊野信仰が盛んになり、源頼朝や後白河法皇などの著名な人物も参拝しました。

1868年の明治維新後、神仏分離令により本宮大社は神社としての独立を果たしました。それまで、神仏習合の形態で運営されていたため、仏教色が色濃く残っていました。明治政府の政策により、神道のみの宗教施設として再編成されました。

熊野本宮大社の本殿

現在の本殿は、1871年(明治4年)の大洪水で旧社殿が流失した後に再建されたものです。再建後の本殿は、八咫烏(やたがらす)の紋章が特徴的で、日本神話に登場する三本足の烏として知られています。この八咫烏は、日本のサッカー協会のエンブレムにも使用されています。

熊野古道

熊野本宮大社への参拝には、熊野古道と呼ばれる古い道を通ることが一般的です。この道は、紀伊山地の霊場と参詣道としてユネスコの世界遺産に登録されています。熊野古道は、徒歩での巡礼の道として、多くの歴史的建造物や自然景観が楽しめるため、観光客にも人気があります。

熊野信仰と御利益

熊野本宮大社は、熊野三山の中心的存在として、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)を主祭神としています。この神は、再生と蘇りの神として信仰され、多くの人々が健康や長寿、災難除けなどの御利益を求めて訪れます。

祭りと行事

熊野本宮大社では、年間を通じて様々な祭りや行事が行われます。その中でも、毎年4月13日から15日にかけて行われる例大祭は特に有名です。この祭りでは、神輿が町内を練り歩き、多くの観光客が訪れます。

アクセス

熊野本宮大社へのアクセスは、JR紀勢本線の新宮駅または紀伊田辺駅からバスを利用するのが一般的です。バスは本宮大社前で下車することができます。また、熊野古道を徒歩で巡る場合は、時間と体力に余裕を持って計画を立てることが重要です。

まとめ

熊野本宮大社は、日本の歴史と文化が息づく神聖な場所であり、古代から現代に至るまで多くの人々に愛されてきました。自然豊かな紀伊山地に囲まれたこの神社を訪れることで、古の日本の信仰や風景に触れることができるでしょう。

Information

名称
熊野本宮大社
(くまのほんぐうたいしゃ)
Kumano Hongu Taisha Shrine
リンク
公式サイト
住所
和歌山県田辺市本宮町本宮1100
電話番号
0735-42-0009
駐車場
駐車場有り
アクセス

JR 新宮駅より1時間20分(熊野御坊南海バス・奈良交通)、1時間(明光バス)「本宮大社前」バス停下車

南紀白浜空港より2時間22分(明光バス)

JR紀伊田辺駅より1時間35分(明光バス)

JR紀伊田辺駅より約2時間10分 (龍神自動車)

JR紀伊勝浦駅より約1時間30分(熊野御坊南海バス)、1日1往復

奈良交通十津川特急バスにて近鉄 大和八木駅より約5時間

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