地上を離れて楽しむ「空中ウォーク」
空中の村を象徴するアクティビティが、木々の間に張り巡らされた網状の吊り橋や木製プラットフォームを巡る「空中ウォーク」です。吊り橋を渡りながら森の上を歩くと、まるで鳥になったかのような気分を味わえます。
曲がりくねった橋を進むたびに視界が変化し、地上から眺めるのとは異なる角度で森の景色を楽しめます。春には花々を見下ろすような風景が広がり、夏には木々の間を吹き抜ける涼しい風を感じられます。秋には色づく山々を眺めることができ、季節ごとに異なる自然の表情を満喫できます。
森の中でくつろぐ贅沢なひととき
空中の村は、体を動かして楽しむだけでなく、自然の中でゆったりと過ごせる場所も充実しています。地上4~12メートルの高さに設けられたスペースでは、お弁当を広げたり、読書を楽しんだり、昼寝をしたりと、思い思いの時間を過ごせます。
貸切のツリーハウスでは、木々に囲まれながらコーヒーを味わう贅沢なひとときを楽しめます。また、360度の景色を見渡せる透明ドームでは、周囲の自然に包まれるような開放感を体験できます。テレワークや静かな読書の時間にも適しており、都会の喧騒から離れて心身をリラックスさせたい方にもおすすめです。
夜の森に泊まる「空中キャンプ」
昼間だけでなく、夜の森も楽しめることが、空中の村の大きな特徴です。宿泊施設には、ツリーハウス、空中テント、透明ドーム、空中ハンモックなど、さまざまなスタイルが用意されています。
宿泊は最大10組限定の特別な体験となっており、必要なキャンプ用品の貸し出しもあるため、道具を持っていない方でも利用しやすい環境が整えられています。
夜には満天の星を眺め、木々の葉が触れ合う音に耳を傾けながら眠りにつくことができます。翌朝は澄んだ空気の中で目覚め、再び空中ウォークを楽しむのもおすすめです。自然のリズムに身を委ねる時間は、日常ではなかなか味わえない思い出となるでしょう。
フランスの技術が生み出す森の遊び場
空中の村の設計・建設を手掛けたのは、フランス出身のジョラン氏です。ヨーロッパ式の森林管理や森林レクリエーションの考え方を取り入れ、自然・身体・環境への配慮を大切にした施設づくりが行われています。
地元の資源を活用しながら、森への負担を抑え、自然と共存することを目指した設計思想が特徴です。そのため、単なるアスレチック施設にとどまらず、森そのものの価値や魅力を体感できる空間となっています。
目で景色を楽しむだけでなく、風の心地よさや木々の香り、木のぬくもりを肌で感じられることも、空中の村ならではの魅力です。
十津川村の大自然とあわせて楽しむ
十津川村は奈良県の最南端に位置し、日本一広い村として知られています。村内には清流や滝、雄大な山々、渓谷に架かる吊り橋、源泉かけ流しの温泉など、豊かな自然を生かした見どころが数多くあります。
周辺には、清納の滝や玉置神社、世界遺産の大峯奥駈道、瀞峡などの観光スポットもあります。空中の村で森の魅力を満喫した後、こうした名所にも足を延ばせば、十津川村ならではの自然や歴史をより深く楽しめます。
アクセス
JR奈良駅から車を利用する場合、京奈和自動車道の五條ICを経由し、国道168号線を通って約3時間が目安です。十津川村役場からは車で約30分の場所にあります。
山間部に位置しているため、移動には時間がかかります。道路状況なども考慮し、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
森と空に包まれる特別な時間を
森の奥、空に近い場所で、日常とは異なる時間を過ごせる空中の村。空中ウォークで自然の景色を楽しんだり、ツリーハウスでくつろいだり、夜の森で宿泊したりと、多彩な楽しみ方ができます。
豊かな自然に囲まれながら心と体を解き放ち、ゆったりと流れる時間を味わえる、十津川村ならではの新しい観光スポットです。都会の喧騒を離れ、忘れられない思い出をつくってみてはいかがでしょうか。