世界のシャクナゲが咲き誇る「世界の森」
園内を代表する見どころが、約120種類・1万本ものシャクナゲを集めた「世界の森」です。シャクナゲは十津川村の村花でもあり、森の中ではピンクや白、藤色、赤紫など、色とりどりの花が咲き誇ります。
気品ある華やかな姿から「森の女王」とも称されるシャクナゲを間近で観賞できるのが魅力です。見頃は4月上旬から5月下旬にかけてで、この時期には多くの観光客が訪れ、園内は春ならではの美しい花景色に包まれます。
四季折々に楽しめる森の自然
春:シャクナゲと山桜
春にはシャクナゲが見頃を迎えるほか、山桜が花を咲かせ、山菜も芽吹きます。色鮮やかな花々と、生命力あふれる森の風景を楽しめる季節です。
初夏:新緑と野鳥のさえずり
初夏には、まぶしいほどの新緑が森を彩ります。ウグイスのさえずりやキツツキが木をつつく音に耳を傾けながら、森林浴や自然散策を満喫できます。
秋:紅葉と森の恵み
秋になると、ドウダンツツジなどが美しく色づき、園内は紅葉の季節を迎えます。どんぐりや松ぼっくりを拾ったり、ハイキングを楽しんだりするのにも適した時期です。
年間を通じて自然観察やバードウォッチングを楽しめるため、日常を離れてゆっくりと自然に親しみたい方にもおすすめです。
森林館で学ぶ十津川村と森の歴史
園内にある森林館では、十津川村と森林との深い関わりについて、映像や展示を通して学ぶことができます。
三面マルチスライドを使った自然映像の上映や、植物の情報をパソコンで検索できるコーナーなどが設けられており、子どもから大人まで楽しみながら学習できます。さらに、約90名を収容できる学習室や、スポーツを楽しめる広いグラウンドも備えています。
自然体験が楽しめるアウトドア施設「空中の村」
園内には、木々の間を歩く空中ウォークなどを体験できるアウトドア施設「空中の村」もあります。宿泊を伴う夜の森林体験にも対応しており、昼間とは異なる森の魅力にふれることができます。
豊かな自然の中で体を動かしながら遊べる場所として、親子でのレジャーや家族旅行にも適しています。自然とのふれあいを通じて、子どもたちが森の魅力を体感できるスポットです。
十津川大水害の歴史を伝える記念碑
21世紀の森には、明治22年(1889年)に発生した十津川大水害の記憶を後世に伝える記念碑が建立されています。平成2年(1990年)の置村100周年を記念して設置されたもので、画家・絹谷幸二氏による「十津川に昇る太陽」がその象徴となっています。
多くの犠牲者を悼むとともに、災害を乗り越えてきた先人たちの苦難と復興の歴史を静かに伝える場所です。美しい自然を楽しむだけでなく、十津川村の歴史にも思いを巡らせることができます。
入園料・開園時間・アクセス
入園料は無料で、気軽に立ち寄れるのも魅力です。無料駐車場も整備されているため、周辺の観光スポットを巡るドライブの途中にも訪れやすい場所です。
基本情報
開園時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
休園日:火曜日、年末年始(12月28日~1月4日)
駐車場:無料(約50~65台)
公共交通機関でのアクセス
JR五条駅または近鉄八木駅から奈良交通バスに乗り、「十津川村役場前」で下車します。そこから村営バスの瀞八丁行きに乗り換え、「森林植物公園口」で下車後、徒歩約15分です。
森と花、学びと遊びが調和する十津川村の自然公園
21世紀の森・紀伊半島森林植物公園は、色鮮やかなシャクナゲをはじめ、四季折々の植物や野鳥、森林文化にふれられる自然体験スポットです。森林館で地域の歴史を学んだり、「空中の村」でアウトドア体験を楽しんだりと、さまざまな過ごし方ができます。
紀伊半島の豊かな自然に包まれながら、心静かに散策を楽しみ、日常の忙しさを忘れるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。