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青海島

(おおみじま)

遊覧船で大迫力の奇岩めぐり

奇岩の並び立つ様子から「海上アルプス」とも呼ばれる、北長門海岸国定公園の代表的な景勝地。

島の周囲は約40キロメートル。本土とは約50メートル離れた最狭地点に青海大橋が架かり、車で渡れる。

東西北の三面は日本海の荒波を浴び、波浪に侵食されて断崖絶壁、洞門、石柱、岩礁などが16kmにわたって変化に富む豪壮雄大な景勝をつくり出している。

島の外周を一周することができる観光遊覧船が本土の仙崎港から発着。
遊覧船では石柱の間をすり抜けたり、自然の洞門をくぐったり、荒波に揺られながら、迫力とスリル満点の海上からの絶景めぐりを体験できる。

日本百景に選定されている。
国の名勝および天然記念物に指定されている。

中央部静ケ浦には、キャンプ場、海水浴場、自然研究路などがある。

漁港がある東側では、江戸時代から明治時代末期まで鯨を湾岸に追い込み漁師が鯨の上に飛び乗って銛を刺す古式捕鯨をおこなっており、沿岸捕鯨の基地として栄えた。

向岸寺には当時捕獲された鯨の胎児を埋葬するための「鯨墓」(1692年建立、国の史跡)があり、近くには「くじら資料館」がある。

青海島の概要

青海島(おおみじま)は、山口県長門市に位置する美しい島で、日本海に面しています。面積は約18平方キロメートルで、長さ約40キロメートルの海岸線を持ち、その美しい風景から「海上アルプス」とも称されています。島の周囲には険しい断崖や奇岩が多く、自然の造形美が訪れる人々を魅了します。

自然景観と地質学的特徴

青海島の最大の魅力は、その壮大な自然景観です。島の海岸線には、侵食によって形成された断崖絶壁や洞窟、奇岩が連なり、その中でも特に有名なのが「青海島自然研究路」です。この路は、海食洞や奇岩群を間近で観察できる遊歩道で、自然の迫力を感じながら散策することができます。地質学的には、約1億年前の白亜紀に形成された砂岩と泥岩が露出しており、学術的にも貴重な場所となっています。

観光スポットとアクティビティ

青海島には多くの観光スポットがあります。代表的なものとして、「青海島海上アルプス遊覧船」があります。この遊覧船では、海上から島の美しい景観を楽しむことができ、特に晴れた日には青い海と白い断崖のコントラストが見事です。また、「千畳敷」は広大な岩場で、波に削られてできた独特の地形を楽しむことができます。さらに、釣りやダイビングなどのマリンアクティビティも人気で、多くの観光客が訪れます。

歴史と文化

青海島には、豊かな自然だけでなく、歴史や文化も息づいています。島内には、古くからの漁村が点在し、地元の伝統的な漁法や生活様式を垣間見ることができます。また、島には歴史的な建造物や神社仏閣もあり、歴史探訪を楽しむことができます。特に、「青海島観光文化館」では、島の歴史や自然に関する展示が行われており、訪れる人々に青海島の魅力を伝えています。

アクセスと周辺情報

青海島へのアクセスは、車や公共交通機関を利用することができます。長門市内から車で約30分の距離にあり、島内には観光客向けの駐車場も完備されています。また、長門市駅からはバスが運行しており、公共交通機関でもアクセスが容易です。周辺には温泉や宿泊施設も充実しており、観光の拠点としても便利です。さらに、近隣には長門湯本温泉などの観光スポットもあり、一日中楽しむことができます。

イベントと地域交流

青海島では、地元の人々との交流を深めるイベントも多く開催されています。特に、毎年夏に行われる「青海島海上花火大会」は、多くの観光客で賑わいます。このイベントでは、美しい花火が夜空を彩り、島の美しい風景と相まって感動的な景色が広がります。また、地元の特産品を販売するマーケットや、伝統的な祭りも開催されており、地域の文化を楽しむことができます。

訪問の際の注意点

青海島を訪れる際には、季節や天候に応じた準備が必要です。特に冬季は風が強く寒さが厳しいため、防寒対策をしっかりと行うことが重要です。また、島内の遊歩道は起伏が激しい場所も多いため、歩きやすい靴を履いて散策するのがおすすめです。さらに、自然保護の観点から、ゴミの持ち帰りや自然環境を壊さないようなマナーを守ることも大切です。

まとめ

青海島は、壮大な自然景観と豊かな歴史・文化を持つ魅力的な観光地です。訪れる人々に美しい風景と感動を提供し、自然の迫力を体感できる場所です。山口県を訪れる際には、ぜひ青海島に足を運び、その魅力を堪能してみてください。素晴らしい自然と触れ合い、忘れられない思い出を作ることができるでしょう。

Information

名称
青海島
(おおみじま)
Omijima Island
リンク
公式サイト
住所
山口県長門市仙崎
電話番号
0837-23-1137
料金

青海島観光汽船
[乗船料金]一周コース大人2,200円、小人1,100円
[営業時間]8:40~16:00(10月~2月末は9:40~14:40)
※荒天時は欠航する場合有り

青海島自然研究路
[駐車料金]普通車500円、マイクロ1,000円、大型1,300円
[所要時間]Aコース 40分(1.2km)、Bコース 20分(700m)

アクセス

JR山陰本線長門市駅からバスで30分 *青海島自然研究路へ

JR山陰本線仙崎駅から徒歩で5分 → 遊覧船乗船場着から船 *遊覧船1時間30分

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