厳島神社のある宮島(厳島)の中央部にある標高535メートルの山、弥山の獅子岩駅と紅葉谷駅(紅葉谷公園)を結んでいる。
宮島ロープウエーでは、循環式(紅葉谷駅から榧谷駅までの区間)と交走式(榧谷駅から獅子岩駅までの区間)の2種類の方式のロープウエーを連絡し運行する、日本では珍しい方式。
獅子岩駅から山頂までは、徒歩で約30分。登山中には鹿(宮島の鹿)に出会うこともある。
紅葉谷公園入口から紅葉谷駅まで無料のシャトルバスが運行している。
紅葉谷線(紅葉谷駅から榧谷駅までの区間)
距離は約1.1km、乗車時間10分。
獅子岩線(榧谷駅から獅子岩駅までの区間)
距離は約0.5km、乗車時間3分30秒。
1959年4月1日に開業。宮島の紅葉谷駅(紅葉谷公園)と弥山の獅子岩駅を結んでいる。途中に榧谷駅(かやたにえき)があるが、この駅での乗下車はできない。
弥山
山頂には展望台「宮島弥山展望休憩所」がある。初代内閣総理大臣伊藤博文は「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と絶賛した。
北側斜面には、国の天然記念物となっている「瀰山原始林」が存在し、暖温帯性針葉樹のモミと南方系高山植物ミミズバイの同居やヤグルマの群落など、特異な植物・植生の分布が見られる。
古くからの信仰の対象になっていて、806年に空海(弘法大師)が弥山を開山し、真言密教の修験道場となったと伝えられる。
山頂付近には厳島神社の奥宮である御山神社、山頂付近から山麓にかけては大聖院の数々の堂宇、裾野には厳島神社を配し、信仰の山として古くから参拝者が絶えない。
宮島ロープウエーは、広島県廿日市市にある宮島(厳島)で運行されているロープウェイです。宮島は、ユネスコの世界文化遺産に登録されている厳島神社を有し、多くの観光客が訪れる日本を代表する観光地の一つです。ロープウェイは、宮島の豊かな自然と美しい景観を楽しむための人気の手段となっています。
宮島ロープウエーは、1959年に開業しました。その後、何度かの改修を経て、現在の設備は最新の技術を取り入れたものとなっています。長い歴史の中で、数多くの観光客を迎え入れ、宮島の観光振興に大きく貢献してきました。
宮島ロープウエーは、2つの区間に分かれて運行されています。第1区間は紅葉谷駅から榧谷駅までのルートで、約10分の乗車時間です。この区間では、宮島の美しい森林風景や四季折々の自然を楽しむことができます。第2区間は榧谷駅から獅子岩駅までのルートで、こちらも約10分の乗車時間です。この区間では、さらに高度を上げて広がる絶景を楽しむことができます。
宮島ロープウエーの魅力は、その素晴らしい景観にあります。ロープウェイからは、瀬戸内海の美しい海景色や、遠くに見える広島市の街並みを一望できます。また、紅葉の季節には、山全体が赤や黄色に染まり、訪れる人々を魅了します。さらに、獅子岩駅からは、宮島の最高峰である弥山(みせん)へのハイキングコースが整備されており、自然愛好者にはたまらないスポットです。
宮島ロープウエーは、快適に利用できるように様々な設備とサービスを提供しています。各駅には、待合室や売店があり、観光客はリラックスして乗車を待つことができます。また、ロープウェイのゴンドラは窓が大きく設計されており、移動中に360度のパノラマビューを楽しむことができます。さらに、駅周辺にはトイレや休憩スペースが整備されており、快適な観光をサポートしています。
宮島ロープウエーへのアクセスは非常に便利です。広島市内から宮島口まで電車やバスでアクセスし、そこからフェリーで宮島に渡ります。フェリーターミナルからロープウェイの紅葉谷駅までは、シャトルバスや徒歩でアクセス可能です。このアクセスの良さから、国内外から多くの観光客が訪れています。
宮島ロープウエーを利用する際には、いくつかの注意点があります。天候によっては運行が中止されることがあるため、事前に運行状況を確認することが重要です。また、ハイシーズンには混雑が予想されるため、余裕を持って計画を立てることが推奨されます。さらに、山頂付近は気温が低いことがあるため、季節に応じた服装を準備することが大切です。
宮島ロープウエーは、宮島の豊かな自然と歴史を楽しむための最適な手段です。四季折々の美しい景観、快適な設備、そしてアクセスの良さから、多くの観光客に愛されています。宮島を訪れる際には、ぜひ宮島ロープウエーを利用して、その素晴らしい景観を堪能してみてください。
8:00~17:00 季節・特別期により変更
往復
大人 2,000円
小人 1,000円
片道
大人 1,100円
小人 550円
宮島桟橋から徒歩で20分[1km]