津和野・益田・浜田には高島などの観光スポット、萬歳楽などの観光イベント、芋煮などのご当地グルメがあります。
津和野町は、島根県南西に位置する町です。明治維新前に津和野藩である亀井氏の所領とする城下町でした。小さな盆地に広がる町は、小京都として知られている他に、津和野駅はSLの終着駅にもなっており、山口市や萩の周遊で訪れる観光客が非常に多くなっています。
また、在日米軍基地がある岩国からも車での移動が可能なため、基地のいる職員や米軍兵士などといった、外国人も多く見る事ができます。
江戸幕府幕末の時期に、長崎から配流されてきたキリシタンへ、改宗の強要が実施された事実があり、森鴎外の出身地としても知られています。2005年に隣接していた日原町と合併して、津和野町となりました。日原町役場に役場は置かれることとなりました。
毎年の祇園祭の中で街中を練り歩く鷺舞は、津和野の代表的な風物詩であり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
益田市は島根県の一部で、浜田市と並んで島根県西部、石西地域の中心に位置する都市です。浜田市と大田市と共に、石見三田と呼ばれています。島根県西部に位置しており、日本海に接しています。
市の中心は高津川下流に広がる益田平野の三角州となっており、明治時代から続く中心部の地域については、益田駅の東にある右田酒造の辺りにあります。益田市域の南の方については、中国山地の西方になるため、1,000m級の山々が連なる地域となっています。
特に2004年合併した美都地区と、匹見地区については、全地域のほとんどが山林となっています。なお、益田市の面積は、島根の県下の面積ではもっとも広い地域となっています。
浜田市は、島根県の西方の日本海に接したエリアを指します。旧石見国の中心地となっており、島根県の西部の代表的なエリアでもあります。益田市と大田市と共に石見三田と総称されています。
かつては大日本帝国陸軍の歩兵第21連隊が設置されており、山陰エリアを代表する軍の拠点でした。現在は、山陰有数の水産都市として発展しています。
山腹に鮮やかに浮かび上がる社殿 太皷谷稲成神社は、島根県津和野町を代表する歴史ある神社で、「津和野のおいなりさん」として広く親しまれています。山陰の小京都とも呼ばれる津和野の町並みを見下ろす高台に鎮座し、鮮やかな朱色の鳥居が連なる美しい景観で知られています。 全国には数多くの稲荷神社がありますが、太皷谷稲成神社は、京都の伏見稲荷大社、茨城県の笠間稲荷神社、宮城県の竹駒神社、佐賀県の祐徳稲荷神社と並び、「日本五大稲荷」の一つとして数えられることもあります。島根県内では出雲大社に次ぐ参拝者数を誇る神社であり、年間を通して多くの観光客や参拝者が訪れます。 津和野駅周辺の城下町を歩いていると、山...»
悲しい歴史が刻まれた礼拝堂 島根県鹿足郡津和野町の殿町通りに建つ津和野カトリック教会は、歴史ある城下町の風景の中でもひときわ印象的な存在です。白い外壁と尖塔を持つゴシック風の建物は、和の町並みの中に美しく調和し、多くの観光客の目を引きます。 この教会は、昭和6年(1931年)にドイツ人宣教師シェファー神父によって建てられました。木造モルタル造りの教会は、国の登録有形文化財にも指定されており、津和野を代表する歴史的建造物のひとつとなっています。 畳敷きという珍しい礼拝堂 津和野カトリック教会の最大の特徴は、礼拝堂の内部が畳敷きになっていることです。一般的な教会では椅子席が並ぶことが多いで...»
”わに”とはここでは軟骨魚類の”サメ”のことを指す。サメは体内に尿素を多く含むため、捕ってから数日経っても腐りにくく、昔は港から離れた内陸部でも刺身で食べられる唯一の魚だった。そこで日本海で取れた”わに”を刺身で食べる文化が、島根県南部から広島県北部の山間部に根付いたようだ。現在でも地元での人気は根強く、年末年始のごちそうとして食卓を飾る食材だ。サメの身はやわらかくあっさりとしているため、いくら食べてもお腹にもたれない。食べられるサメの種類はいくつかあるが、ネズミザメが最も美味だといわれている。...»
うずめ飯は、島根県津和野町を中心とした石見地方に伝わる、歴史ある郷土料理のひとつです。見た目は一見するとお茶漬けのように見えるものの、その中にはさまざまな具材が隠されているという、非常にユニークで奥深い料理です。「山陰の小京都」と称される津和野の風土や文化を象徴する一品として、現在では観光客にも広く親しまれています。 名前の由来と特徴 うずめ飯という名前は、「ご飯で具材を埋める」ことに由来しています。茶碗の中に先に具材と汁を入れ、その上から炊きたてのご飯を盛ることで、中身が見えないように仕上げられるのが大きな特徴です。この“隠す”という調理法が、料理名の由来となっています。 具材には、椎...»
「さば寿司」は五穀豊穣を祝う秋祭りの伝統食として、島根県に伝わる郷土の寿司。中でも身が厚く、活きの良い秋鯖は、余分な脂が抜けることで、身はしまり旨味が凝縮され、塩でしめた〆鯖(しめさば)、焼き鯖、味噌煮など、ご飯にぴったりの総菜として広く親しまれている。なかでも、山陰の海で漁獲された新鮮な秋鯖と、ふっくらとして噛み応えのある地元の美味しいお米で作った寿司は絶品で、正に島根の風土が生み出した宝と言えよう。...»
島根の特産品である“アムスメロン”はそのまま食べてももちろん絶品!それを贅沢に漬物にすることで、より芳醇な味わいが。もう一つの島根の特産品として注目されている。もともとは農家で生まれ育った郷土料理の一つで、間引きされた小さめのメロンを天日で干し、粕漬けするのが一般的だが、現在では漬物専門店などで商品開発をし、独自の漬け込みダレや、あえて大きく育てたメロンを使うものなどもあり、農家の味に広がりを持たせている。おかずの一品にも、お茶受けにもなる。ポリポリとした食感もたまらない。...»
津和野町の芋煮 芋煮は、日本各地で親しまれている郷土料理ですが、その中でも島根県津和野町の芋煮は、山形県中山町、愛媛県大洲市と並び「日本三大芋煮」のひとつとして知られています。津和野の芋煮は、他地域の濃厚な味付けとは一線を画し、素材の旨味を生かした上品で繊細な味わいが特徴です。秋になると「芋煮の季節が来た」という言葉が町中に広がり、津和野の人々にとって欠かせない季節の風物詩となっています。 津和野ならではの特徴と味わい 津和野の芋煮は、炙った小鯛から丁寧に出汁を取り、具材には里芋と小鯛のほぐし身のみを用いるという非常にシンプルな構成です。仕上げに柚子の皮を添えることで、爽やかな香りが加わ...»
島根県西部沖でとれる“マアジ”は、昔から脂ののりがよいとされ、旬の時期はトロにも匹敵すると言われ特に珍重されてきた。さらに、浜田港に水揚げされるマアジは他の産地よりも脂肪含有量が高く、4~8月の旬のころには10%、中には15%を超えるものもあるということがわかり、ブランド規格を設けたのが“どんちっちアジ”だ。脂がのった“どんちっちアジ”は、焼き魚をはじめ、様々な料理でそのおいしさが楽しめる。ひと味違う贅沢な味わいを楽しんで欲しい。 島根県西部沖には"カラヌス"と呼ばれる体の半分以上が脂で構成されているプランクトンが生息していて、4~9月頃にカラヌスが増えて、これが島根県西部沖のマアジの栄養源...»
ぽっかり開けた口の中が真っ黒なことから“のどぐろ”と呼ばれるようになったこの魚、体は赤いので一般には“アカムツ”としてなじみがある。体長30センチほど、大きな目と口が特徴。深海に生息し、なかなか水揚げされないため、高級魚として取引されているが、地元でもお祝いの日の定番として人気が高い。まろやかでコクのある脂の乗りがよく「白身のトロ」「赤い宝石」などの異名があるほど。漁港の浜田などではセリや店頭で脂質含有量を測定し表示して取引しているのだとか。焼き物・煮物にすると格別。新鮮なうちは刺身もおすすめ。 「のどぐろ」という呼び名の発祥地ともされる浜田漁港の“のどぐろ”。浜田市では「浜田市の魚」に選定...»
島根県では種類豊富なカレイ類が漁獲される。中でも「浜田市の魚」に選定されるほど馴染み深いカレイは、ササカレイ・エテカレイ・ミズカレイの3種類がある。特にササガレイは高級魚の一つで11月~2月が旬。干し物は取れ立ての新鮮な魚のみを原料として加工し、流通段階で一回だけ冷凍するワンフローズン製法をとっている。生干しは焼いて食べるのが一番旨いが、バター焼きやムニエル、唐揚げにしても身離れが良いので子供でも食べやすい。 旬 11月 12月 1月 2月...»
「島根たまねぎ」は、国定の産地として名高い斐川町を中心に、益田市・大田市・安来市などの平野で栽培されている。特に斐川町を中心に採れる玉締りのよい「磨きたまねぎ」は、高い評価を受けている。出荷するたまねぎを吊るし乾燥させる「吊り小屋」の風景はこの地域を彩る風物詩となっている。栽培方法は、種まきを9月下旬に行ない、冬を通じてじっくり育てる。やがて春になると急激に大きくなり、「磨き玉ねぎ」としての風格を身につける。6月に収穫・乾燥・調整した後、出荷。食卓に旬としてお目見えするのは7月~10月となる。 旬 6月 7月 8月 9月 ...»
島根トマトはその主要品種「ハウス桃太郎」を中心に需要が年々高まっている人気食材。「ハウス桃太郎」は完熟の桃色トマトのため、糖度が高いのが特徴。旬の素材を活かした、トマトが主役のレシピには欠かせない食材である。産地としては島根県西部の益田市で出荷量の約9割が栽培されており、抑制栽培や減農薬栽培などの生産者側の努力が実り、出荷時期を4月~12月と長く食卓に提供でき、質と量ともに食材としての価値が年々高まっている。出荷先は広島市場を中心に、県内市場に出荷している。...»
歴史と風情が織りなす和菓子文化 津和野のおみやげと言えばこれ 源氏巻は、島根県鹿足郡津和野町を代表する伝統的な和菓子であり、「山陰の小京都」と称される津和野の風情を象徴する存在です。細長い長方形の形状が特徴で、こしあんを薄く焼き上げたカステラ風の生地で包み込んだ、素朴ながらも上品な味わいのお菓子です。現在では津和野観光のお土産として欠かせない一品となっており、多くの観光客に親しまれています。 しっとりとした食感とやさしい甘さ 源氏巻は、小麦粉・卵・砂糖を混ぜた生地を薄くのばし、きつね色になるまで丁寧に焼き上げ、その中に甘さ控えめのこしあんを巻いた和菓子です。厚さはおよそ1.5cmほどで...»
島根県南西部の山間に位置する津和野町は、「山陰の小京都」として全国的に知られる美しい城下町です。周囲を山々に囲まれた盆地に広がる町並みは、江戸時代の風情を色濃く残しており、訪れる人々にどこか懐かしく落ち着いた雰囲気を感じさせます。町の中心部は津和野町津和野伝統的建造物群保存地区として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、赤みを帯びた石州瓦の屋根や白壁の家々が織りなす景観は、まさに日本の原風景ともいえる美しさです。 また、毎年7月に開催される祇園祭では、優雅な舞を披露する「鷺舞(さぎまい)」が町を彩ります。この伝統芸能は国の重要無形民俗文化財に指定され、さらにユネスコ無形文化遺産「風...»
道の駅 津和野温泉 なごみの里は、島根県鹿足郡津和野町に位置する人気の観光施設で、「山陰の小京都」と称される津和野観光の新たな拠点として親しまれています。歴史ある町並みから少し離れた自然豊かな場所にあり、温泉・グルメ・買い物・体験が一度に楽しめる充実した複合施設です。 津和野の城下町としての伝統や文化に触れた後、ゆったりとした時間を過ごせる場所として、多くの観光客が訪れています。広々とした敷地の中で、自然に囲まれながら心身ともにリフレッシュできるのが大きな魅力です。 自然と調和した癒しの空間 山あいに広がるくつろぎの環境 なごみの里は、津和野の美しい山々に囲まれた穏やかな環境に位置して...»
島根県鹿足郡津和野町池村に位置する道の駅 シルクウェイにちはらは、国道9号線沿いにある自然とふれあいをテーマにした人気の観光スポットです。中国地方で唯一ダムのない清流として知られ、水質日本一にも過去6度選ばれた高津川のほとりにあり、四季折々の自然とともに、食事や休憩、買い物を楽しめる複合施設となっています。 高津川の恵みを感じるロケーション この道の駅の最大の魅力は、何といっても目の前に広がる清流・高津川の存在です。周囲には緑豊かな山々が連なり、春の新緑、夏の川遊び、秋の紅葉、冬の野鳥観察と、一年を通じて美しい自然の表情を楽しむことができます。 特に駅の裏手に整備された親水公園では、川遊...»
嘉楽園は、島根県津和野町にある歴史ある庭園で、かつてこの地を治めた津和野藩主・亀井氏の藩邸跡に整備された公園です。現在は町民や観光客に親しまれる憩いの場として知られ、歴史と自然が調和した落ち着いた空間が広がっています。津和野川の西岸、現在の津和野高校周辺一帯は、かつて壮大な藩主の御殿が建っていた場所であり、その庭園の一部が現在の嘉楽園として受け継がれています。 嘉楽園の由来と歴史 嘉楽園という名称は、藩校「養老館」の初代学頭であった山口景徳によって名付けられたと伝えられています。庭園が整備された当時は、池や花畑、あずま屋、築山などが配置された美しい大名庭園であり、藩主の居住空間としてふさわ...»
津和野町郷土館は、島根県津和野町に位置する歴史資料館であり、地域の豊かな文化と歴史を後世へ伝える重要な施設です。大正10年(1921年)に開館した本館は、当時としては県内唯一の郷土歴史博物館として誕生しました。現在では、縄文時代から現代に至るまでの幅広い資料を収蔵・展示し、津和野の歩みを総合的に学ぶことができる貴重な場所となっています。 郷土館の歴史と歩み 津和野町郷土館は、創設当初、藩校「養老館」の御書物蔵を利用して開館しました。その後、昭和15年(1940年)に紀元2600年事業の一環として現在の場所に移転し、独立した施設として整備されました。戦時中には一時休館となり、終戦直後には役場...»
永明寺は、島根県鹿足郡津和野町に位置する曹洞宗の古刹であり、山号を「覚皇山(かくおうざん)」と称します。創建は1420年(応永27年)、津和野城主であった吉見頼弘によって建立され、開山には道元禅師の法孫である月因和尚が迎えられました。以来、約600年以上にわたり、津和野の歴史とともに歩み続けてきた由緒ある寺院です。 歴代城主の菩提寺としての格式 永明寺は、吉見氏・坂崎氏・亀井氏といった歴代津和野城主の菩提寺として栄えました。特に江戸時代には、曹洞宗の石見地方における中心的存在として「石州本山」とも称され、70以上の末寺を統括する大寺院として隆盛を誇りました。 また、修行の場としても名高く...»
津和野城は、島根県鹿足郡津和野町の霊亀山(れいきざん)山頂に築かれた日本の山城で、「三本松城」や「蕗城」とも呼ばれる歴史ある城です。標高約362メートルの山上に位置し、城跡からは津和野の城下町を一望することができます。その壮大な石垣と自然が織りなす景観は、訪れる人々に強い印象を与え、現在では国の史跡にも指定されています。 天空の城と称される絶景スポット 津和野城跡の魅力のひとつは、何と言ってもその眺望の素晴らしさです。山頂から見渡すと、なだらかな青野山の麓に広がる町並みと、ゆるやかに流れる津和野川が美しく調和した風景が広がります。特に秋から冬にかけての朝には霧が立ち込め、石垣が雲海の上に浮...»
島根県鹿足郡津和野町に位置する津和野城は、「小京都」と称される津和野の町並みを一望できる山城として知られています。その山頂へと続くアクセス手段として人気を集めているのが、津和野城跡観光リフトです。歴史ある城跡と雄大な自然、そして空中散歩のような体験が一体となったこの場所は、観光地として非常に高い魅力を誇ります。 空中散歩を楽しむ津和野城跡観光リフト 津和野城跡観光リフトは、太皷谷稲成神社へ向かう途中に設けられており、山頂近くまで気軽にアクセスできる便利な交通手段です。かつては敵の侵入を防ぐために険しい山道が続いていましたが、現在ではこのリフトにより、誰でも気軽に山上の城跡へと向かうことがで...»
島根県鹿足郡津和野町に位置する森鷗外記念館は、日本近代文学を代表する文豪であり、軍医としても活躍した 森鷗外の生涯と功績を詳しく紹介する貴重な資料館です。鷗外が幼少期を過ごしたこの地に建てられ、 彼の文学的原点ともいえる津和野での暮らしや、その後の波乱に満ちた人生を、多角的に知ることができます。 館内には著作、遺品、直筆原稿、映像、写真パネルなどが展示されており、訪れる人々に深い感動と学びを与えてくれます。 生誕地に建つ日本初の専門記念館 この記念館は、森鷗外の生誕地に建てられた世界初の鷗外専門記念館として知られています。 明治という激動の時代に生き、文学と医学という二つの道を極めた鷗外の...»
弥栄神社は、島根県津和野町後田に鎮座する由緒ある神社で、津和野川沿い、津和野大橋の西詰に位置しています。およそ600年もの長い歴史を有し、古くから地域の人々の暮らしとともに歩んできた津和野の氏神様として広く崇敬を集めています。 山あいの静かな城下町・津和野は「山陰の小京都」とも呼ばれ、情緒ある町並みや自然豊かな風景が魅力です。その中心的な存在として、弥栄神社は地域の信仰と文化の象徴的な場所となっています。 創建の歴史と遷座の背景 祇園信仰から始まる神社の歩み 弥栄神社の起源は、室町時代の正長元年(1428年)にさかのぼります。当時の津和野城主であった吉見弘信が、城の鬼門を守護するために...»
島根県津和野町にある殿町通りは、「山陰の小京都」と称される津和野を代表する景観が広がる美しい通りです。江戸時代の城下町の面影を今に伝えるこの通りは、白壁の土塀と石畳、そして掘割を優雅に泳ぐ錦鯉が織りなす風景が特徴で、多くの観光客を魅了しています。 津和野駅から徒歩約10分とアクセスも良く、観光の中心地として親しまれている殿町通りは、歴史散策の出発点として最適な場所です。町の静かな佇まいと自然の美しさが調和し、訪れる人に安らぎと懐かしさを感じさせてくれます。 白壁と掘割、そして錦鯉が織りなす美しい景観 殿町通りの最大の魅力は、通りの両側に続く白壁の土塀となまこ壁、そしてその足元を流れる掘割...»
島根県鹿足郡津和野町は、山々に囲まれた静かな城下町として知られ、「山陰の小京都」とも称される風情豊かな地域です。町の中心を流れる川には鯉が泳ぎ、赤瓦の町並みが広がるその景観は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。こうした津和野の文化と暮らしを象徴する存在が、弥栄神社と、そこに伝わる伝統芸能「鷺舞」です。 鷺舞とは何か―優雅さと神聖さを兼ね備えた舞 鷺舞とは、主に八坂信仰の神社で奉納される伝統舞踊であり、特に津和野町と京都の八坂神社で行われるものが広く知られています。津和野の鷺舞は「津和野弥栄神社の鷺舞」として国の重要無形民俗文化財に指定されており、日本を代表する貴重な伝統芸能のひとつです。...»
島根県津和野町にある森鴎外旧宅は、日本近代文学を代表する文豪・森鴎外が生まれ育った由緒ある建物です。津和野の美しい城下町の一角に位置し、幼少期の鴎外が過ごした空間を今に伝える貴重な史跡として、多くの文学ファンや観光客が訪れています。 森鴎外は文久2年(1862年)1月19日、この津和野の地で誕生しました。本名を森林太郎といい、後に小説家、評論家、翻訳家、軍医として幅広く活躍した人物です。代表作には『舞姫』『高瀬舟』『山椒大夫』『雁』などがあり、日本文学史に大きな足跡を残しました。 幼少期を過ごした鴎外の生家 森家は代々津和野藩の藩医を務めた家柄で、鴎外もまた幼い頃から学問に親しむ環境の中...»
島根県鹿足郡津和野町の山あいに静かに佇む乙女峠マリア聖堂は、日本の近代史におけるキリスト教迫害の記憶を今に伝える、深い祈りの場です。津和野駅の西側に広がる山中に位置し、豊かな自然に包まれたこの聖堂は、観光地としての美しさだけでなく、訪れる人々の心に静かな感動と敬意を呼び起こす特別な場所となっています。 聖母マリアが降臨したと伝わる聖地 乙女峠は、明治初期に起こったキリシタン弾圧の舞台として知られています。1868年(明治元年)、長崎・浦上から153人の潜伏キリシタンが津和野へ送られ、この地に収容されました。彼らは改宗を迫られながらも信仰を守り続け、その結果37人が拷問の末に殉教するという悲...»
島根県津和野町の山間部には、近代医療の歩みと日本庭園の美が調和した貴重な文化スポットが存在します。それが「医食の学び舎(旧畑迫病院)」と「堀庭園(旧堀氏庭園)」です。両者は同じ敷地一帯に位置し、地域の発展を支えた堀家の歴史を今に伝えるとともに、訪れる人々に学びと癒しを提供しています。 医食の学び舎(旧畑迫病院)とは 医食の学び舎(旧畑迫病院)は、明治25年(1892年)に実業家・堀礼造によって設立された私立病院「畑迫病院」の跡地を活用した資料館です。当時、鉱山経営で財を成した堀礼造は、地域住民に安価で質の高い医療を提供することを目的としてこの病院を創設しました。医療体制がまだ十分でなかった...»
日原天文台は、島根県鹿足郡津和野町の旧日原町地区にある公開天文台です。標高255メートルの枕瀬山山頂に位置し、津和野川と高津川の合流点を見下ろす自然豊かな場所に建てられています。 1985年(昭和60年)に全国初の公開型天文台として開設されて以来、「星のふる里」のシンボルとして多くの人々に親しまれてきました。特に星空の美しさには定評があり、2008年度の全国星空継続観察では、本州で最も光害が少ない夜空のひとつとして高く評価されています。 周囲には民家の明かりが少なく、鬱蒼とした森林に囲まれているため、夜になると空いっぱいに広がる満天の星を楽しむことができます。都会ではなかなか見ることのでき...»
鷲原八幡宮は、島根県鹿足郡津和野町鷲原に鎮座する由緒ある神社であり、津和野城跡の南西麓、静かに流れる津和野川のほとりに位置しています。豊かな自然に囲まれたこの地は、古くから地域の人々の信仰を集めてきた場所であり、歴代の城主たちからも篤い崇敬を受けてきました。 現在では、歴史的価値の高い社殿や伝統的な神事、そして四季折々の美しい景観が楽しめる観光スポットとして、多くの人々が訪れる名所となっています。 創建の由来と歴史の歩み 鷲原八幡宮の創建は古く、社伝によれば平安時代の天暦年間(947年〜956年)に、郷士である山根六左衛門尉が豊前の宇佐八幡宮を勧請したことに始まると伝えられています。その...»
島根県鹿足郡津和野町の山あいに広がる堀庭園(旧堀氏庭園)は、約300年の歴史を誇る由緒ある日本庭園であり、国の名勝にも指定されている貴重な文化遺産です。津和野の中心部からおよそ8キロほど離れた静かな地に位置し、かつて笹ヶ谷銅山の繁栄を支えた堀家の邸宅とともに、美しい庭園景観を今に伝えています。 「山陰の小京都」と称される津和野の中でも、特に紅葉の名所として知られ、秋には山全体が鮮やかな色彩に包まれる絶景スポットとして多くの観光客を魅了しています。 銅山経営で栄えた堀家の歴史 堀家は鎌倉時代にこの地に根付いた一族で、江戸時代には幕府直轄領であった石見銀山領の一部を担い、笹ヶ谷銅山を中心に鉱...»
島根県鹿足郡津和野町にある西周旧居は、日本近代哲学の礎を築いた啓蒙思想家・西 周が幼少期から青年期にかけて暮らした住まいです。津和野川を挟んで文豪・森鷗外の旧居と向かい合う位置にあり、歴史と文化の息づく町並みの中でひときわ重要な存在となっています。 この旧居は単なる生家ではなく、西周の人格形成や学問への情熱が育まれた場所であり、現在は国の史跡として大切に保存されています。静かな環境の中で、日本の近代思想の原点に触れることができる貴重な観光スポットです。 西 周という人物 ― 日本近代思想の先駆者 西 周(にし あまね)は文政12年(1829年)、津和野藩の御典医の家に生まれました。幼い頃...»
養老館は、島根県津和野町の城下町・殿町通りに位置する、江戸時代の津和野藩の藩校跡です。天明6年(1786年)、津和野藩8代藩主・亀井矩賢によって創設され、以後多くの優れた人材を育て上げました。現在は、当時の建物の一部が残され、島根県指定史跡として保存されており、津和野の歴史と教育文化を今に伝える重要な観光スポットとなっています。 藩校としての役割と教育内容 養老館は、藩士の子弟を教育するための学校として設立されました。当初は儒学を中心に、漢学・医学・礼学・数学・兵学など、幅広い分野の教育が行われていました。さらに、時代の流れに応じて国学や蘭医学なども取り入れられ、教育内容は次第に充実してい...»
津和野町津和野伝統的建造物群保存地区は、島根県鹿足郡津和野町に広がる歴史的な町並みを今に伝える貴重なエリアです。江戸時代初期に整備された城下町の地割りをそのまま残し、武家屋敷や商家、さらには近代の洋風建築までが調和した景観が特徴です。2013年には、国の重要伝統的建造物群保存地区(種別「武家町・商家町」)に選定され、その文化的価値が高く評価されています。 城下町としての歴史と成り立ち この地区の歴史は16世紀にまで遡りますが、現在の町並みの原型は江戸時代に形成されました。もともとこの地域は田畑が広がる場所でしたが、江戸時代に入り、津和野藩主となった亀井氏によって城下町として本格的に整備され...»
安野光雅美術館は、島根県津和野町に位置する、世界的な絵本作家であり画家でもある安野光雅の作品を展示する美術館です。国際アンデルセン賞の受賞や文化功労者としても知られる安野光雅の芸術世界を体感できるこの施設は、単なる展示空間にとどまらず、訪れる人の好奇心や想像力を大きく刺激する特別な場所として親しまれています。 津和野の風景に溶け込む美しい建築 美術館の外観は、漆喰の白壁と赤い石見瓦を用いた和風建築で、まるで酒蔵を思わせる落ち着いた佇まいが特徴です。この建物は、歴史ある津和野の町並みに自然に溶け込みながらも、訪れる人々の目を引く存在となっています。館内に足を踏み入れると、ロビーの壁面には安野...»
桑原史成写真美術館は、島根県津和野町にある津和野初のドキュメンタリー・ギャラリーです。JR山口線「津和野駅」を出てすぐ右手に位置し、館内には津和野町観光協会も併設されています。 この美術館では、「写真を通じて日々刻々と変化する国内外のさまざまな出来事を身近に紹介する場」をコンセプトに、津和野町出身の報道写真家・桑原史成氏の作品を中心に展示しています。報道写真という分野を通じて、時代の記録や人々の暮らし、社会問題を深く見つめることができる貴重な施設です。 激動の時代を伝える報道写真 館内では、水俣病に苦しむ人々の姿や、ソ連崩壊後の社会情勢、韓国やベトナムなど世界各地で撮影された報道写真が展...»
星と森の科学館は、島根県津和野町の日原地区、枕瀬山の豊かな自然に囲まれた場所にある科学館です。隣接する日原天文台とともに、「宇宙」と「地球環境」をテーマにした学習施設として親しまれています。1994年(平成6年)に開館し、天文学だけでなく、水や大気、森林など地球の自然環境についても楽しく学べる施設として、多くの観光客や家族連れに人気があります。 国内でも屈指の星空観察スポットとして知られる枕瀬山に位置しており、昼は科学展示を楽しみ、夜は満天の星空を観察できる魅力的な場所です。特に、星空の美しさで有名な津和野ならではの環境を活かし、「星のふる里」のシンボルとして多くの人々に愛されています。 ...»
杜塾美術館は、島根県津和野町にある趣深い美術館です。津和野藩の筆頭庄屋であった歴史ある屋敷を修復・改装して誕生した施設で、古き良き日本建築と芸術作品が美しく調和しています。JR山口線「津和野駅」から徒歩約15分の場所にあり、津和野の町並み散策とあわせて訪れる観光スポットとして人気を集めています。 館内では、津和野出身の洋画家中尾彰氏と、その夫人で画家の吉浦摩耶氏による温かみのある作品を中心に展示しています。また、スペインの巨匠フランシスコ・ゴヤによる貴重な版画作品「闘牛技」シリーズも鑑賞することができ、美術愛好家にも高く評価されています。 歴史ある庄屋屋敷を活かした美術館 杜塾美術館の建...»
益田市は、島根県西部の石見地域に位置する自然と歴史が調和した魅力あふれる都市です。東の大田市、中央の浜田市と並び「石見三田」と称される重要な地域のひとつであり、山口県や広島県と接する地理的特性から、古くより山陰と山陽を結ぶ交通の要衝として発展してきました。さらに北には雄大な日本海、南には中国山地が広がり、海・山・川の恵みを同時に感じられる贅沢な環境が整っています。 2022年には世界歴史都市連盟に加盟し、歴史文化都市としての評価も高まっています。豊かな自然景観と文化資源を併せ持つ益田市は、観光地として多様な魅力を備えています。 自然に恵まれた地理と風土 益田市の中心部は、高津川と益田川に...»
道の駅 匹見峡は、島根県益田市匹見町に位置し、国道191号沿いにある観光拠点です。中国山地の豊かな自然に囲まれたこの施設は、名勝・匹見峡への玄関口として多くの観光客に親しまれています。特に新緑や紅葉の季節には、周囲の山々が色鮮やかに染まり、訪れる人々を魅了する絶景が広がります。 施設は地域交流拠点である「出合の里みちかわ」に併設されており、トイレや休憩所、駐車場、バス待合スペースなどが整備されています。ローカルな温かみを感じられる雰囲気も魅力のひとつで、旅の途中にほっと一息つける場所として最適です。 地元の味覚と特産品を楽しむ 施設内の売店では、地元で採れた新鮮な野菜や果物をはじめ、匹見...»
道の駅サンエイト美都は、島根県益田市美都町に位置し、国道191号沿いにある観光拠点として親しまれている施設です。美都温泉の入口にあり、ドライブの途中に立ち寄る休憩スポットとしてだけでなく、地域の魅力を体感できる場所として多くの人に利用されています。周囲には豊かな自然が広がり、四季折々の風景とともに、地元ならではの味覚や文化に触れることができます。 ゆずの里・美都町ならではの特産品 美都町は、中国地方でも有数のゆずの産地として知られています。昭和50年代から本格的に栽培が広がり、現在では地域を代表する特産品となっています。道の駅の売店には、このゆずを使った加工品が豊富に並び、訪れる人の目を楽...»
匹見ワサビは、島根県益田市匹見町の豊かな自然環境の中で育まれる、日本でも希少な高品質ワサビです。清流として名高い高津川水系、その支流である匹見川の源流域に広がる広葉樹の森に囲まれた環境が、この特別なワサビを育てています。澄み切った水と冷涼な気候、そして人の手で丁寧に築かれたワサビ田が一体となり、自然の恵みを凝縮した逸品が生まれます。 匹見でのワサビ栽培の歴史は古く、文政元年(1818年)に始まったとされています。昭和初期には島根県内のワサビ生産の約90%を占めるほど盛んで、「東の静岡、西の島根」と称されるほどの一大産地でした。しかし、その後は水害や後継者不足、気候変動などの影響により生産量が...»
匹見峡は、島根県益田市匹見町に広がる壮大な渓谷群の総称であり、西中国山地の豊かな自然に抱かれた名勝地です。高津川の支流である匹見川が長い年月をかけて大地を削り出し、変化に富んだ地形と美しい景観を生み出しました。そのスケールと多様性から、訪れる人々を魅了し続けています。 匹見峡は主に「表匹見峡」「裏匹見峡」「奥匹見峡」、そして中流域の「前匹見峡」の四つのエリアに分かれており、それぞれに異なる魅力と表情を持っています。いずれも西中国山地国定公園に指定されており、四季折々の自然美を堪能できる貴重な観光地となっています。 匹見峡の成り立ちと自然環境 匹見峡は、中国山地の北側に位置し、広島県境に近...»
医光寺は、島根県益田市染羽町に位置する臨済宗東福寺派の由緒ある寺院です。山号は滝蔵山、本尊には薬師如来が祀られており、古くから地域の信仰を集めてきました。なかでも特筆すべきは、室町時代の画聖・雪舟が関わった寺として知られている点であり、境内には国の史跡および名勝に指定された美しい庭園が広がっています。 歴史と文化、そして芸術が見事に融合した医光寺は、益田市を代表する観光スポットの一つであり、訪れる人々に静寂と深い感動を与えてくれる場所です。 医光寺の歴史と成立 医光寺の前身は、1363年(貞治2年)に創建された天台宗の寺院「崇観寺」です。この崇観寺は、益田氏の庇護を受けて大いに栄え、「西...»
島根県益田市に位置する医光寺は、静寂な山あいにたたずむ臨済宗東福寺派の寺院であり、日本を代表する画僧・雪舟ゆかりの地として知られています。なかでも境内に広がる医光寺庭園は、雪舟作庭と伝えられる名園として名高く、国の史跡および名勝に指定されている貴重な文化財です。 本稿では、医光寺庭園の魅力を中心に、その歴史や見どころ、寺院としての背景までを丁寧にご紹介いたします。 雪舟が手がけたと伝わる名園 ― 医光寺庭園の魅力 医光寺庭園は、室町時代に活躍した画僧雪舟が作庭したと伝えられる池泉庭園です。背後の山の地形を巧みに取り入れた池泉鑑賞半回遊式庭園であり、自然と人工美が見事に調和した空間が広がっ...»
島根県益田市匹見町に位置する匹見峡温泉は、西中国山地の豊かな自然に囲まれた癒しの温泉地です。清流として知られる高津川の支流・匹見川の上流域に広がる「匹見峡」の一角にあり、渓谷美と温泉の両方を楽しめる贅沢な観光スポットとして多くの人々に親しまれています。 自然に抱かれた温泉地「やすらぎの湯」 匹見峡温泉の中心施設である「やすらぎの湯」は、裏匹見峡から流れ出る広見川沿いに湧く温泉です。ふるさと創生事業によって整備されたこの施設は、周囲の自然と調和した落ち着いた佇まいが特徴で、訪れる人々に心地よい安らぎの時間を提供しています。 館内では、露天風呂や岩風呂、檜風呂、薬草風呂、サウナなど多彩な入浴...»
島根県益田市匹見町に位置する匹見峡温泉「やすらぎの湯」は、豊かな自然と清らかな水に恵まれた環境の中で、心身ともに癒される温泉施設です。清流・高津川の支流である匹見川の上流に広がる匹見峡は、四つの渓谷からなる壮大な景勝地として知られており、その中でも「裏匹見峡」から流れる広見川沿いに、この温泉は静かに佇んでいます。 自然と調和した温泉の魅力 匹見峡温泉は、周囲の山々や川の景観と美しく調和した造りが特徴です。施設の中庭には四季折々の草花が彩りを添え、訪れる人々に穏やかな時間を提供します。春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに異なる表情を見せる自然の中での入浴は、まさに格別の体...»
島根県益田市に位置する萬福寺は、時宗の寺院として長い歴史を誇る名刹です。山号を清瀧山といい、地域の有力武士であった益田氏の菩提寺として知られています。なかでも、室町時代の画聖・雪舟によって築かれたと伝わる庭園は、日本庭園史においても極めて貴重な存在であり、多くの人々を魅了し続けています。 萬福寺の歴史と成り立ち 萬福寺の起源は平安時代にさかのぼります。もとは「安福寺」と称し、益田川河口付近にあった天台宗の大寺院でしたが、万寿3年(1026年)の大津波によって流失しました。その後、鎌倉時代に時宗の僧・呑海によって再興され、時宗の道場として新たな歴史を歩み始めます。 さらに南北朝時代の応安7...»
七尾城は、島根県益田市七尾町にかつて存在した山城であり、中世の石見国において大きな勢力を誇った益田氏の本拠地を支えた重要な城郭です。現在では城跡として整備され、同市三宅町にある三宅御土居跡とともに、国の史跡「益田氏城館跡」に指定されています。歴史と自然が融合したこの地は、往時の姿を偲びながら散策を楽しめる観光スポットとして、多くの人々を魅了しています。 標高120メートルの山上に築かれた要塞 七尾城は標高約120メートルの七尾山に築かれた山城で、山頂付近にある本丸跡(標高約118メートル)からは、益田平野や日本海を一望することができます。この立地は、防御性に優れているだけでなく、領地全体を...»
三宅御土居跡は、島根県益田市三宅町に位置する中世の城館跡であり、同市にある七尾城跡とともに、国の史跡「益田氏城館跡」に指定されています。この史跡は、石見国を代表する武士団であった益田氏の本拠地として栄えた場所であり、当時の政治や生活、さらには地域支配の実態を今に伝える貴重な文化遺産です。 益田氏の本拠としての三宅御土居 三宅御土居は、平安時代末期に石見国へ下向した益田氏が本拠とした居館であり、地域支配の中心として機能していました。益田氏は建久年間に益田荘へ拠点を移し、この地を基盤として勢力を広げていきました。築造の正確な時期は明らかではありませんが、室町時代の応安年間(1368年~1375...»
高津柿本神社は、島根県益田市高津町に鎮座する歴史ある神社で、万葉集を代表する歌人として知られる柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)を祀っています。正式名称は「柿本神社」といい、日本各地に存在する柿本神社の中でも、本社として広く知られている由緒深い神社です。 神社は、益田市街地を見渡す鴨山(高角山)の山頂付近に位置しており、周辺は現在「島根県立万葉公園」として整備されています。自然豊かな環境の中で、万葉の世界に思いを馳せながら参拝できる場所として、多くの観光客や文学愛好家が訪れています。 歌聖・柿本人麻呂を祀る神社 柿本人麻呂は飛鳥時代に活躍した宮廷歌人で、『万葉集』を代表する歌人として知ら...»
スクモ塚古墳は、島根県の益田市久城町に位置する国指定史跡であり、古代の歴史とロマンを今に伝える貴重な観光スポットです。1939年(昭和14年)に発見されて以来、多くの調査が行われ、その規模や構造の解明が進められてきました。現在では、島根県内最大規模の古墳として知られ、訪れる人々に古代社会の繁栄を感じさせる存在となっています。 発見と研究の歩み スクモ塚古墳は、郷土史家によって発見された後、1941年(昭和16年)に本格的な発掘調査が行われました。当初は大型の円墳と考えられていましたが、その後の測量や研究の進展により、前方後円墳の可能性が指摘されるようになります。そして2022年、ついに前方...»
櫛代賀姫神社は、島根県益田市久城町の明星山に鎮座する歴史ある神社です。古くから地域の人々に「浜八幡宮」や「浜の八幡」とも呼ばれ、益田地方を代表する古社として深い信仰を集めてきました。 この神社は、平安時代に編纂された「延喜式神名帳」にその名が記されている由緒正しい式内社であり、千年以上の歴史を持つと伝えられています。古代から中世、そして近世へと長い時代を歩み続け、地域の守り神として大切にされてきました。 境内からは益田平野や益田川河口を見渡すことができ、港町として発展した益田の歴史や地理を感じられる景勝地としても知られています。 古代から続く由緒と歴史 延喜式にも記された古社 櫛代賀...»
妙義寺は、島根県益田市にある歴史ある曹洞宗の寺院で、七尾城跡の西側の麓に静かに佇んでいます。長い歴史の中で益田氏の菩提寺として栄え、戦国時代から幕末にかけて地域の歴史と深く関わってきた寺院です。 境内には美しい庭園や四季折々の花々が広がり、歴史的価値の高い石造物や文化財も数多く残されています。また、幕末の石州口の戦いでは長州軍の本陣と野戦病院が置かれた場所としても知られ、近代日本の夜明けを感じることができる歴史スポットでもあります。 妙義寺の創建と三度の開創 臨済宗「妙義庵」として創建 妙義寺の始まりは、文永年間(1264年~1275年)にさかのぼります。蔵叟(ぞうそう)大和尚によって...»
山陰のモン・サン・ミッシェル 島根県益田市小浜町の美しい海岸沿いに佇む衣毘須神社は、日本海の絶景と神秘的な景観が魅力の人気スポットです。宮ヶ島と呼ばれる小さな岩礁の島に鎮座しており、潮の満ち引きによって姿を変える幻想的な風景から、「山陰のモン・サン・ミッシェル」として広く知られています。 晴れた日の小浜海岸は、驚くほど透明度の高い碧色の海が広がり、南国を思わせるような美しい景色が楽しめます。その風景は、日本画の巨匠・東山魁夷が皇居の障壁画「朝明けの潮」を描く際の着想を得た場所ともいわれています。静かな海の日も、荒波が打ち寄せる日も、それぞれ異なる魅力を見せてくれる場所です。 潮の満ち引き...»
蟠竜湖県立自然公園は、島根県益田市の郊外に広がる、美しい湖沼景観を楽しめる自然公園です。中心となる蟠竜湖は、日本海から吹き寄せられた砂によって谷がせき止められ、長い年月をかけて形成された珍しい「堰止湖(せきとめこ)」として知られています。豊かな自然と静かな湖の風景が調和し、四季を通して多くの人々に親しまれている観光スポットです。 湖の周辺には散策道や遊歩道が整備されており、ゆったりと自然散策を楽しむことができます。また、ボート遊びや釣り、植物観察なども人気で、家族連れや観光客、地元の人々の憩いの場となっています。 「竜がとぐろを巻く湖」と呼ばれる神秘的な景観 蟠竜湖という名前は、湖岸線が...»
持石海岸(三里ヶ浜)は、島根県益田市に広がる美しい海岸で、遠田海岸から小浜海岸まで続く約13kmの弧状海岸の一部です。高津川や益田川から運ばれた砂が、日本海の季節風や波によって積み重なり形成された砂丘海岸で、山陰地方を代表する景勝地として知られています。 特に高津町から喜阿弥町にかけての持石海岸は、国道191号線沿いでも屈指の絶景スポットです。白い砂浜に日本海の青い海が広がり、一直線に押し寄せる白波が爽快な景観を生み出しています。その美しさから、古くより「三里ヶ浜」の名で親しまれてきました。 夏は海水浴場として人気 夏になると、持石海岸は海水浴を楽しむ多くの人々でにぎわいます。長く続く砂...»
道の駅「かきのきむら」は、島根県鹿足郡吉賀町柿木に位置し、国道187号沿いに広がる自然豊かなエリアにある人気の観光スポットです。岩国と津和野を結ぶ交通の要所にあり、清流・高津川のほとりに佇むこの道の駅は、ドライブの休憩地としてだけでなく、地域の魅力を存分に味わえる場所として多くの人々に親しまれています。 「健康と有機農業の里」というキャッチフレーズのもと、無農薬や無化学肥料にこだわった農産物や食品を取り扱っており、安心・安全な食材を求めて遠方から訪れる人も少なくありません。素朴でありながらも本物の味わいを楽しめるこの場所は、現代の食に対する関心の高まりとともに、ますます注目を集めています。 ...»
島根県益田市に鎮座する染羽天石勝神社は、神亀2年(725年)創建と伝わる歴史ある神社です。延喜式神名帳にも名を連ねる由緒ある式内社であり、古くから地域の人々に厚く信仰されてきました。 御祭神には、開拓の祖神として伝わる天石勝命(あめのいわかつのみこと)をはじめ、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。鮮やかな朱塗りの本殿と、歴史を感じさせる落ち着いた拝殿が美しく調和し、静寂に包まれた神聖な空間を作り出しています。 益田氏に崇敬された地域の総鎮守 この神社は、中世に七尾城を本拠とした益田氏から「当所根本大社」、つまり地域を守る氏神として深く崇敬されていま...»
蟠竜湖は、島根県益田市の西方に広がる丘陵地に位置する、美しい自然景観を誇る淡水湖です。その名は、湖岸の複雑に入り組んだ形状が、まるで竜がとぐろを巻いているように見えることに由来しています。静かな湖面と豊かな自然に囲まれたこの地は、訪れる人々に安らぎと神秘的な魅力を提供してくれます。 独特の地形が生み出した自然の湖 蟠竜湖は、日本海から吹き付ける偏西風によって運ばれた砂が堆積し、砂丘を形成したことで谷の出口がせき止められ、誕生した堰塞潟湖(せきさいがたこ)です。このような成り立ちは自然のダイナミズムを感じさせるものであり、地質学的にも非常に貴重な存在とされています。 湖は西側の「上の湖」と...»
石椛園は、約9,000平方メートルの広大な敷地に広がる、美しい石庭と自然が調和した公園です。園内には大小あわせて約1,300個、総重量約800トンにも及ぶ石が巧みに配置されており、まるで一つの芸術作品のような景観が広がっています。 巨石が語る独創的な石のアート この庭園の大きな魅力は、オーナーが広島などから集めた巨石を組み合わせて作り上げた独創的な石の造形です。最大の石は26トンにも及び、「鶴」や「亀」といった縁起の良いモチーフが表現されています。園内には「蓬莱山」を中心に、「歓迎の庭」「竜宮城」「かめの庭」「枯山水の庭」など、それぞれに趣の異なるエリアが設けられており、歩くたびに新たな発...»
唐音水仙公園は、島根県益田市の鎌手海岸に位置する、中国地方でも有数の水仙の名所です。益田市の市花である水仙が咲き誇るこの公園では、日本海の雄大な景色を背景に、冬の時期ならではの美しい風景を楽しむことができます。海と花が織りなす独特の景観は、多くの観光客を魅了しています。 100万球を超える水仙が彩る海辺の丘 唐音水仙公園の最大の魅力は、何といっても一面に広がる水仙の花です。地域の人々の手によって大切に植えられた水仙は、現在では100万球から200万球以上ともいわれる規模にまで広がり、冬の訪れとともに可憐な白い花を咲かせます。 見頃は例年12月下旬から1月いっぱいにかけてで、時期によっては...»
吉賀町は、島根県の南西部最南端に位置する、豊かな自然と深い歴史に恵まれた町です。西中国山地の脊梁部に広がるこの地域は、総面積336.29km²を誇り、その大部分が山林に覆われています。標高1,263mの安蔵寺山をはじめとする1,000m級の山々が連なる雄大な地形は、訪れる人々に四季折々の美しい景観をもたらします。 また、町内を南北に流れる一級河川・高津川は、日本でも屈指の清流として知られ、吉賀町の暮らしと文化を支えてきました。古くから陰陽を結ぶ交通の要衝として栄えた歴史を持ち、現在でもその面影を感じることができます。 豊かな自然環境と地理的特徴 吉賀町は、日本海側に位置する島根県に属しな...»
益田市立歴史文化交流館「れきしーな」は、島根県益田市に位置する、地域の歴史と文化を学び、交流を深めることができる施設です。もともとは益田市立歴史民俗資料館(旧美濃郡役所)として親しまれてきましたが、改修を経て、令和5年(2023年)4月に新たな名称でリニューアルオープンしました。歴史的建造物を活用しながら、現代的な展示や体験を取り入れた施設として、多くの来訪者を迎えています。 大正時代の面影を残す貴重な建築 この建物は大正10年(1921年)に美濃郡役所として建てられたもので、木造平屋建て・瓦葺きの重厚な外観が特徴です。正面には車寄せが設けられ、左右には入母屋造の翼屋が張り出す構造となって...»
泉光寺は、島根県益田市にある浄土真宗本願寺派の寺院であり、中世から近世にかけてこの地を治めた益田氏と深い関わりを持つ歴史ある寺です。かつて益田氏の居館であった三宅御土居跡(みやけおどいあと)の中心に建ち続け、長い年月にわたりその歴史を見守ってきました。 現在は史跡保存のため移転していますが、泉光寺には益田氏ゆかりの歴史や文化、そして地域の人々との深いつながりが今も息づいています。 益田氏とともに歩んだ泉光寺の歴史 泉光寺の起源は、戦国時代にまでさかのぼります。天正3年(1575年)、七尾城主であった第19代益田藤兼が、自邸内に阿弥陀堂を建立し、「松龍山阿弥陀殿」と名付けました。この阿弥陀...»
暁音寺は、島根県益田市にある浄土宗知恩院派の寺院です。七尾山を背景にたたずむ山門や鐘楼の美しい景観で知られ、中世の城下町の歴史を今に伝える貴重な場所として親しまれています。 この寺院は単なる信仰の場ではなく、戦国時代から続く益田の城下町の防衛構造や町づくりを知ることができる歴史的な存在でもあります。周辺には今も中世由来の地名や街路が残されており、歩くだけでも往時の城下町の雰囲気を感じることができます。 天文年間に創建された歴史ある寺院 暁音寺は、天文12年(1543年)に創建されたと伝わる古い寺院です。古文書などの資料が多く残っていないため詳細には諸説ありますが、初代住職である在誉忠存に...»
住吉神社は、島根県益田市にある七尾山の中腹に鎮座する神社です。この地は、中世益田を治めた益田氏の居城である七尾城跡として知られ、現在は国史跡「益田氏城館跡」の一部に指定されています。 七尾山の頂上付近には本丸跡が残されており、標高約118メートルの高台からは、益田平野や日本海を一望することができます。山城ならではの壮大な景観と、歴史の面影を色濃く残す遺構が魅力の場所です。 七尾城とはどのような城だったのか 七尾城は、鎌倉時代に石見国へ入った益田氏によって築かれた山城です。築城時期には諸説ありますが、一般には建久4年(1193年)に第4代益田兼高によって築かれたと伝えられています。 城は...»
道の駅 むいかいち温泉は、島根県鹿足郡吉賀町に位置し、島根県道16号六日市錦線沿いにある観光拠点です。中国自動車道・六日市ICから車でわずか約2分という抜群のアクセスを誇り、「島根の西の玄関口」として多くの観光客を迎え入れています。 この道の駅は、2021年2月にリニューアルされた「産直・物産館やくろ」と、温泉・宿泊・食事が楽しめる複合施設「むいかいち温泉ゆ・ら・ら」から構成されており、観光・休憩・滞在のすべてを満たす魅力的な施設となっています。 自然豊かな吉賀町で過ごす贅沢な時間 むいかいち温泉がある吉賀町は、島根県最西端に位置し、清流・高津川の水源や「日本の棚田百選」に選ばれた大井谷...»
石積みの美が広がる棚田の景観 大井谷の棚田は、島根県吉賀町の山あいに広がる美しい棚田で、「日本の棚田百選」にも選ばれている名勝地です。約10ヘクタールの範囲にわたって広がる棚田は、石積みの畦(あぜ)によって丁寧に築かれており、その景観はまさに日本の農村の原風景を感じさせてくれます。 山の斜面に沿って等高線状に連なる田んぼは、「耕して天に至る」とも表現されるほど壮観で、訪れる人々に深い感動を与えます。現在では約630枚もの棚田が残されており、自然と人の営みが調和した貴重な景観が守られています。 室町時代から続く歴史と伝統 大井谷の棚田は、古文書「吉賀記」によると、およそ600年前の室町時...»
雄大な自然が広がる峡谷の魅力 長瀬峡は、島根県吉賀町の東北端、山口県との県境に位置する美しい峡谷で、西中国山地国定公園の一部として知られています。総延長は約14kmにも及び、深谷川によって刻まれたV字型の渓谷が広がっています。 周囲には標高1,000m前後の山々が連なり、豊かな自然に包まれた景観は訪れる人々を魅了します。滝や奇岩が点在する河川の流れとともに、ダイナミックでありながらも繊細な自然美を楽しむことができる場所です。 四季折々に彩られる絶景 長瀬峡は一年を通じて異なる表情を見せるのも大きな魅力です。春には新緑が山々を覆い、爽やかな空気の中で自然の息吹を感じることができます。5月...»
水と人の歴史を伝える「水源会館」 水源会館は、一級河川・高津川の水源地である大蛇ヶ池のほとりに建てられた、木造建築の美しさを極めた施設です。水の恵みと人々の暮らしの関わりを伝える“水の博物館”として整備されており、訪れる人々に深い学びと感動を与えてくれます。 館内では、パネルやジオラマ、実物展示を通して、太古から続く水と自然、人間の営みの物語がわかりやすく紹介されています。1階には、地域に伝わる雨乞い神事の象徴である龍をモチーフにした回廊が設けられ、神秘的な雰囲気を感じることができます。 2階では、高津川とともに歩んできた人々の暮らしや、宿場町として栄えた六日市の歴史、さらには河川争奪と...»