別府厳島神社の境内にあるコバルトブルーに染まった神秘と伝説の湧水池。
池底まで透明で底が見えるため一見浅く見えるが、水深は約4メートルある。
秋吉台のカルスト台地に含まれ、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石でできた台地に、雨水などによって溶食されてできたくぼ地(ドリーネ)。
ドリーネの池の底から湧水し、湧出量は毎秒約186リットル。
水温は年間を通じて14度。
カルスト地帯の特有のカルシウム-炭酸水素塩の水質により、池の色が日差しの角度によりコバルトブルーやターコイズブルーに映る。
ミネラルを豊富に含んだ清冷な水は、給水所で飲むことができる。
日本名水百選に選定されていて、生活用水の水源や、マスやチョウザメの養殖にも利用されている。
別府弁天池(べっぷべんてんいけ)は、日本の山口県美祢市に位置する美しい池です。この池は、透明度が高く、その青く澄んだ水が特徴です。観光地として人気があり、多くの人々が訪れるスポットとなっています。
別府弁天池の歴史は古く、奈良時代にまで遡ります。池の名前は、弁財天を祀る弁天社が池のほとりに建てられていることに由来します。弁財天は、水の神であり、財宝や音楽の神としても信仰されています。地元の人々は、この池の水を神聖なものと考え、長い間大切にしてきました。
別府弁天池の水は非常に透明で、その青さは「弁天ブルー」とも呼ばれます。池の水源は地下水であり、一日あたり約3,000トンの水が湧き出ています。この豊富な湧水により、池の水は常に新鮮で清らかです。水温は年間を通じて一定で、夏でも涼しげな風景が広がります。
別府弁天池の周囲には美しい自然が広がっています。池の周りには豊かな森林があり、四季折々の風景を楽しむことができます。春には桜が咲き、秋には紅葉が美しく彩られます。また、池にはコイやアユなどの魚が生息しており、訪れる人々に癒しのひとときを提供しています。
別府弁天池は、美祢市の観光スポットとして人気があります。池の近くには遊歩道が整備されており、訪れる人々は池の周囲を散策しながらその美しさを堪能することができます。また、弁天社も見どころの一つで、多くの参拝者が訪れます。池の水を使った涼しげな風景は、写真愛好家にも人気です。
別府弁天池には、多くの伝説や民話が伝わっています。中でも有名なのは、弁財天がこの地を訪れた際に池を作ったという伝説です。この伝説に基づき、地元の人々は池を神聖な場所と考え、大切に守り続けてきました。
別府弁天池へのアクセスは、山口市内から車で約1時間ほどです。また、公共交通機関を利用する場合は、JR美祢線の美祢駅からバスを利用して訪れることができます。美祢市内には他にも多くの観光スポットがあり、合わせて訪れると良いでしょう。
別府弁天池は、その美しい青い水と豊かな自然環境により、多くの人々に愛されています。歴史と伝説が息づくこの場所で、心安らぐひとときを過ごすことができるでしょう。山口県を訪れた際には、ぜひ別府弁天池に足を運び、その魅力を体感してください。
中国自動車道「美祢IC」から車で25分