1992年、那覇市制施行70周年と中国福州市との友好都市締結10周年を記念して建設された中国式庭園。
福州園(ふくしゅうえん)は、沖縄県那覇市に位置する中国式庭園で、1992年に那覇市と中国福州市の友好都市締結10周年を記念して作られました。この庭園は、中国福州市の伝統的な庭園様式を再現し、訪れる人々に異国情緒を感じさせる美しい景観を提供しています。
福州園は、那覇市と福州市の友好関係を象徴する場所として建設されました。1981年に両市が友好都市提携を結び、その10周年を記念してこの庭園が贈られました。庭園の設計と建設には、福州市の専門家が関わり、本格的な中国式庭園が那覇市に誕生しました。
福州園は、中国南方の伝統的な庭園様式を取り入れ、石橋、滝、池、そして多様な植物が調和した美しい風景を作り出しています。庭園内には、中国の古典文学や詩にちなんだ名前が付けられた場所がいくつもあり、訪れる人々に深い歴史と文化を感じさせます。特に、庭園内の中央に位置する大きな池は、福州園の象徴的な存在です。
福州園には、見逃せない魅力的なスポットがいくつかあります。まず、入り口近くの石造りの門「照壁」があり、これは伝統的な中国庭園の入り口を飾る重要な要素です。池の周りには石橋や滝が配置され、水の流れと石の造形美が絶妙に調和しています。その他、四阿(しあ)と呼ばれる東屋や、竹林などもあり、散策しながら自然の美しさを楽しむことができます。
福州園は、四季折々の風景が楽しめる場所でもあります。春には桜や梅が咲き誇り、庭園が色鮮やかに彩られます。夏には、池の水辺に涼を求める人々が集い、秋には紅葉が美しい景観を作り出します。冬には、静寂の中に庭園の落ち着いた雰囲気を感じることができ、一年を通じて異なる魅力を楽しむことができます。
福州園では、年間を通じて様々なイベントが開催されます。中国文化を紹介するイベントや、地元の伝統行事などが行われ、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。特に、旧正月や中秋節など、中国の重要な祝日に合わせたイベントは、福州市との友好関係を深める貴重な機会となっています。
福州園は、那覇市中心部から徒歩圏内にあり、アクセスも非常に便利です。公共交通機関を利用する場合は、那覇バスターミナルからバスでのアクセスが可能です。また、駐車場も完備されており、車での訪問も容易です。庭園内には休憩所やトイレも設置されており、快適に過ごすことができます。
福州園は、沖縄県那覇市に位置する美しい中国式庭園で、那覇市と福州市の友好関係を象徴する重要な場所です。伝統的な中国庭園の美しいデザインと、四季折々の風景を楽しむことができ、訪れる人々に深い感動を与えます。歴史的な背景や文化交流イベントも魅力で、那覇市を訪れる際にはぜひ足を運んでみてください。
昼の部 9:00~18:00
夜の部 18:00~21:00
水曜日(祝祭日の場合は翌日)
昼の部(9:00am~6:00pm)
大人 200円
小人 100円
夜の部(6:00pm~9:00pm)
大人 300円
小人 150円
※小学生未満は入場料無料
※高校生以上は大人料金
那覇バスターミナルから徒歩で15分
県庁前駅から徒歩で10分