200メートルの錦川の清流に架橋された国内屈指の木造橋。
日本三名橋や日本三大奇橋に数えられていて、5連のアーチを描いた木橋は、世界的に見ても珍しい。
江戸時代1673年に岩国藩主により創建された。長さ193.3メートル、幅員5.0メートルで、主要構造部は継手や仕口といった組木の技術によって、釘は1本も使わずに造られている。
河川内に4つの橋脚を持つ5連の木造橋で、中央3連がアーチ橋、両端が桁橋構造を持つ反橋。
国の名勝に指定。桜の名所として、吉香公園と共に日本さくら名所100選に選定されている。
江戸期にはアーチ橋(第二、第三、第四橋)は約20年ごと、桁橋(第一、第五橋)は約40年ごとに架け替えられ、橋板や高欄は約15年ごとに取り替えられてきた。
架け替えのたびに改良が加えられ、1796年の改良で現在の形状に定まった。
橋を渡るには通行料ではなく、入橋料が必要で往復同額。車両の進入は禁止されている。
橋は24時間渡ることができ、22時までは夜間ライトアップをおこなっている。