☰
✕

□ » 北海道・東北 » 秋田県 » 能代

能代エナジアムパーク

遊びながら学べるエネルギーと自然の体験施設

秋田県能代市の海沿いに位置する能代エナジアムパークは、東北電力能代火力発電所の敷地内に整備された総合PR施設です。「人・自然とエネルギーの調和」をテーマに、エネルギーについて学びながら自然や文化に触れることができる施設として、多くの家族連れや観光客に親しまれています。

透明な大きなドームが印象的なこの施設は、発電所の排熱を有効活用した熱帯植物園をはじめ、エネルギーの仕組みや地球環境について学べる展示施設、能代の伝統文化を紹介する展示館、子どもたちが思い切り遊べる広場など、多彩な施設で構成されています。入場は無料で、誰でも気軽に利用できることも大きな魅力です。

能代火力発電所とともに歩む学習施設

能代エナジアムパークは、能代火力発電所のPR施設として整備されました。発電所は1993年に1号機が運転を開始し、その後も設備の拡充を進めながら東北地方の電力供給を支えてきました。

施設では、私たちの暮らしに欠かせない電気がどのように作られているのか、また地球環境とエネルギー利用との関係について、楽しみながら学ぶことができます。単なる展示施設ではなく、子どもから大人まで体験を通じて理解を深められる工夫が随所に施されています。

「電気はどこで作られるのだろう」「環境を守りながらエネルギーを使うにはどうしたらよいのだろう」といった疑問に答えてくれる場所として、多くの学校や団体の見学先にもなっています。

シンボル施設「サザンドームのしろ」

能代エナジアムパークの中心施設が、透明なドーム型建築のサザンドームのしろです。館内に一歩足を踏み入れると、ジャングルを描いた巨大な壁画が来館者を迎え、非日常的な空間が広がります。

ロビーには「エナー樹」と呼ばれるシンボルモニュメントが設置されており、館内各施設への案内役となっています。まるで冒険の始まりを告げるような演出が施されており、子どもたちの好奇心を刺激します。

太古の森

「太古の森」では、約46億年前の地球誕生から現在に至るまでの壮大な歴史を紹介しています。石炭紀の森をイメージした空間の中で、地球環境の変化やエネルギー資源が誕生した過程について学ぶことができます。

人類が誕生するはるか以前から続く地球の歴史を知ることで、自然の偉大さや資源の大切さを改めて感じることができます。

エネルギーの森

館内でも特に人気を集めるのが「エネルギーの森」です。リアルな恐竜たちが展示されており、まるで太古の世界へ迷い込んだかのような気分を味わえます。

展示では、人類の発展とともに増加してきたエネルギー消費量を木の成長になぞらえて表現しています。エネルギー利用の歴史を分かりやすく学べる工夫がなされており、子どもたちにも理解しやすい内容となっています。

メッセージの森

神殿を思わせる幻想的な空間が特徴の「メッセージの森」では、ミニシアターやパネル展示を通して環境問題やエネルギー問題について考えることができます。

文明の発展と自然保護をどのように両立させていくべきかという現代社会の課題を、来館者一人ひとりに問いかける学習空間となっています。

日本初の排熱利用型熱帯植物園

能代エナジアムパーク最大の見どころの一つが、発電所の排熱を利用して運営される熱帯植物園です。

この植物園は、日本で初めて発電所の未利用エネルギーを活用して整備された施設として知られています。発電後に利用し終えた熱を有効利用することで、年間を通じて熱帯環境を維持しています。

園内には約460種、3,300本もの植物が育てられており、東南アジアのジャングルを再現したような景観が広がっています。ヤシ類や熱帯花木、観葉植物などが生い茂り、訪れる人々を南国の世界へと誘います。

さらに、園内には滝が流れ、鳥のさえずりや動物の鳴き声が響き渡る演出も施されています。秋田県の気候とは思えない南国の雰囲気の中で、ジャングル探検気分を味わうことができます。

冬の寒い時期でも暖かい空間で色鮮やかな植物を観察できるため、季節を問わず人気の高い施設となっています。

能代の伝統文化に触れる「能代ねぶながし館」

エナジアムパーク内には、能代を代表する伝統行事を紹介する能代ねぶながし館があります。

能代ねぶながしは、千年以上の歴史を持つとされる伝統的な祭りで、巨大な灯籠が市街地を練り歩く勇壮な祭礼です。祭りの期間中だけ見ることができる貴重な灯籠が常設展示されており、間近でその迫力を感じることができます。

夜間を再現した照明によってライトアップされた灯籠は非常に美しく、祭り本番さながらの雰囲気を楽しめます。

また、能代の伝統工芸として知られる能代凧も展示されています。特にユーモラスな表情が特徴の「べらぼう絵」は、見る人を思わず笑顔にしてくれる独特の魅力を持っています。

ここでは、エネルギーや自然だけでなく、地域に受け継がれてきた文化や歴史についても学ぶことができます。

子どもたちに人気の冒険広場

屋外施設として人気なのが冒険広場です。

広場にはクジラの噴水や大型遊具、見晴台などが設置されており、子どもたちが思い切り体を動かして遊ぶことができます。

自然に囲まれた開放的な空間の中で、家族そろって楽しい時間を過ごせるため、休日には多くの家族連れで賑わいます。

遊びながら学ぶ施設であるエナジアムパークの中でも、特に子どもたちから高い人気を集めているエリアです。

スポーツ広場とカルチャーホール

園内にはスポーツや文化活動を支える施設も整備されています。

スポーツ広場にはテニスコートや多目的グラウンドが設置されており、青空の下で気持ちよく運動を楽しむことができます。地域のスポーツ活動やイベントなどにも利用されています。

また、サザンドーム内のカルチャーホールでは講演会や展示会、セミナーなどさまざまな催しが開催されています。地域交流や文化活動の拠点として重要な役割を果たしています。

休憩施設「はまなす館」

館内の見学や散策で疲れた際には、「はまなす館」でゆっくり休憩することができます。

飲食可能なスペースが設けられており、自動販売機も設置されています。家族連れや団体利用の際にも便利で、見学の合間にくつろげる憩いの場所となっています。

能代エナジアムパークの魅力

能代エナジアムパークは、エネルギー学習施設、熱帯植物園、伝統文化展示館、遊具広場、スポーツ施設などが一体となった全国的にも珍しい複合施設です。

発電所の排熱を有効活用した環境配慮型施設としての役割を持ちながら、自然や文化、科学への理解を深められる学びの場として親しまれています。

大人は地球環境やエネルギー問題について考え、子どもは遊びながら科学や自然への興味を育むことができるため、家族旅行にも最適なスポットです。能代市を訪れた際には、ぜひ足を運びたい学習と憩いの空間といえるでしょう。

Information

名称
能代エナジアムパーク
エリア
秋田県の観光地 能代の観光地
カテゴリ
博物館・科学館・資料館

Gallery

能代

秋田県

カテゴリ

エリア