園の特徴と歴史
千葉市動物公園は、開園当初から霊長類の飼育や希少種の繁殖に力を注いできました。特に猛獣は少なく、小動物や草食動物を中心に展示しており、訪れる人々が安心して楽しめるよう配慮されています。
新たな猛獣エリアの設置
2016年にはライオン展示エリアが整備され、さらに2020年にはチーターやブチハイエナの展示エリアも開設されました。これにより、より多様な動物が見られるようになっています。
動物科学館と霊長類の保護
1985年の開園以来、動物科学館を中心とした教育的な展示も行っており、特に霊長類の保護と繁殖を進め、絶滅の危機に瀕した種の保護に尽力しています。
園内エリアと特徴的なゾーン
千葉市動物公園の園内は、モンキーゾーン、動物科学館、子ども動物園、小動物ゾーン、家畜の原種ゾーン、草原ゾーン、鳥類・水系ゾーン、大池と、さまざまなテーマエリアに分かれています。中央には噴水広場があり、各エリアが放射状に配置されているため、訪れる人が効率よく園内を回れるよう設計されています。
モンキーゾーン
ワオキツネザルやゴリラといった霊長類が展示されているエリアで、間近で彼らの姿を見ることができます。霊長類の生態に触れ、彼らの魅力を学ぶことができる場です。
- ワオキツネザル
- エリマキキツネザル
- ニホンザル
- マンドリル
- クロザル
- カオムラサキラングール
- アビシニアコロブス
- フクロテナガザル
- チンパンジー
- ニシローランドゴリラ
動物科学館
夜行性の小獣や小型猿が展示されており、また温室のバードホールもあります。ナマケモノなどの動物も見ることができ、さまざまな生態を学ぶことができます。
- キンカジュー
- エンペラータマリン
- ワタボウシタマリン
- ムツオビアルマジロ
- フタユビナマケモノ
- ショウガラゴ
- ピグミーマーモセット
- オウギバト
- オニオオハシ
- パラワンコクジャク
- キンムネオナガテリムク
子ども動物園
ヤギやヒツジなど、触れ合いを楽しめる動物が多くいるエリアです。ロバやカピバラ、ペンギンなど、幅広い種類の動物を近くから見ることができ、特に小さな子ども連れの家族に人気です。
- ヤギ
- ヒツジ
- オグロプレーリードッグ
- カピバラ
- フンボルトペンギン
- スミレコンゴウインコ
- ケヅメリクガメ
- アルダブラゾウガメ
小動物ゾーン
レッサーパンダの「風太」が二足歩行で30秒以上直立する姿が話題となり、全国的なブームを巻き起こしました。他にもコツメカワウソやビーバーなど、愛らしい小動物たちが見られます。
- レッサーパンダ
- アカハナグマ
- コツメカワウソ
- アメリカビーバー
鳥類・水系ゾーン
カリフォルニアアシカやペンギンが大型水槽で展示されており、ハシビロコウやフラミンゴなどの鳥類もいます。水辺の生き物を間近で楽しめるエリアです。
- カリフォルニアアシカ
- ケープペンギン
- タンチョウ
- ハシビロコウ
- コサンケイ
- ハワイガン
- オジロワシ
- エジプトハゲワシ
- ヘビクイワシ
- カラフトフクロウ
草原ゾーン
ゾウやキリンなどの大型草食動物を中心に展示されています。また、2016年には新たにライオンが仲間入りし、チーター、ブチハイエナなどより多彩な動物が見られるようになりました。
- アジアゾウ
- オオカンガルー
- アミメキリン
- シタツンガ
- グレビーシマウマ
- マレーバク
- ダチョウ
- エミュー
- ベニイロフラミンゴ
- ハゴロモヅル
- ホオジロカンムリヅル
- アフリカハゲコウ
- ミーアキャット
- ライオン
- チーター
- ブチハイエナ
千葉市動物公園の歴史
千葉市動物公園は1985年4月に開園し、以降、多くの成果と変遷を遂げてきました。1992年には入園者500万人を突破し、その後も来園者の増加とともに進化を続けています。園内の「ドリームワールド」など、遊園地も併設されていましたが、2014年に営業終了しています。
動物の繁殖に関する成果
開園以来、モウコノウマやエリマキキツネザルなど、国内で初めての繁殖に成功するなど、多くの貢献を果たしてきました。
アクセス情報
千葉市動物公園は、千葉都市モノレールの動物公園駅からすぐの場所に位置しています。自動車で訪れる場合は、近隣に広い駐車場も完備されており、利便性が高いのも魅力のひとつです。
バリアフリー対応
園内はバリアフリー化されており、車椅子での利用が可能です。各種設備も整っており、多くの人が安心して利用できるよう配慮されています。
入園情報
開園時間は午前9時30分から午後4時30分で、入園は午後4時までです。水曜日と年末年始は休園日となっているため、訪れる際は事前の確認をおすすめします。入園料は大人700円で、中学生以下は無料となっています。
千葉市動物公園のまとめ
千葉市動物公園は、風太で有名なレッサーパンダをはじめ、さまざまな動物との出会いが楽しめる動物園です。子供から大人まで楽しめる施設が充実しており、週末のレジャーや家族旅行にぴったりの観光地といえるでしょう。ぜひ、動物たちの魅力を存分に感じられる千葉市動物公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。