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松江 玉造温泉 観光ガイド

松江エリアは島根県東部に位置し、島根半島と宍道湖、中海に囲まれたエリアです。松江の主な見所としては、「宍道湖」や「島根県立美術館」があります。

宍道湖は周囲長47kmの汽水湖で、海の潮位の影響を受ける湖として知られています。また漁業も盛んな湖としても有名で、宍道湖における漁獲量の9割を占めるシジミは、全国的にもブランドとして認知されています。

また宍道湖は観光スポットとしても大変人気があり、その理由の一つに夕日を上げることができます。宍道湖に沈む夕日は日本一の美しさとも言われており、日本の夕日百選にも登録されています。夕刻になると夕日に合わせてサンセットクルージングも楽しめるため、神々の大地に沈む夕日を求めて多くの観光客が訪れます。

島根県立美術館は、山陰最大規模を誇る宍道湖に面した美術館です。展示物の構成も、絵画、版画、工芸、写真、彫刻といった主だったジャンルの美術品や芸術品を扱っており、多くの美術愛好家に親しまれている美術館として知られています。また同美術館は宍道湖に面していることから、美しい夕日が鑑賞できるスポットとしても人気の美術館です。

玉造温泉エリアは島根県松江市玉湯町玉造にある温泉で、山陰を代表する温泉地として知られています。近隣の主な見所としては、「松江城」や「出雲玉作資料館」があります。

松江城は、出雲松江藩の初代藩主である堀尾忠氏によって1611年に築城された城郭で、城跡は国の史跡に指定されています。

またその天守は国宝に認定されており、織田信長の安土城から豊富秀吉の大阪城へと受け継がれてきた、正当な天守の形を今に残すのはこの松江城のみと言われています。そのため全国で現存する12天守の内、国宝で唯一の正当天守閣を見ようと、多くの観光客が訪れるスポットとして有名です。

出雲玉作資料館は、古代の玉作りの技術と伝統を紹介する全国で唯一の玉作り専門の資料館です。館内では旧石器時代の遺跡から発掘された採掘品の展示や、江戸時代末期に出雲めのう細工として再び始まった歴史的な背景を知ることができる展示物などを見ることができます。近隣では玉作り体験ができるスポットなどもあり、観光客に人気があります。

松江 玉造温泉のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

松江城

水の都を見守り続ける千鳥城

国宝・現存する12天守 松江城は、島根県松江市殿町に位置する、日本を代表する近世城郭のひとつです。江戸時代に築かれたこの城は、別名「千鳥城(ちどりじょう)」とも呼ばれ、全国に現存する12天守のうちの一つとして、極めて高い歴史的価値を有しています。天守は国宝、城跡全体は国の史跡に指定されており、松江市のみならず山陰地方を象徴する存在として、今も多くの人々を魅了し続けています。 ...»

松江フォーゲルパーク

湖畔に広がる花と鳥の楽園

松江フォーゲルパークは、島根県松江市大垣町、雄大な宍道湖の北岸に広がる、花と鳥をテーマにした全天候型テーマパークです。約32ヘクタールという広大な敷地を有し、花の展示温室と複数の鳥温室、屋外広場、展望台などが屋根付き回廊で結ばれているため、天候や季節を問わず一年中快適に楽しめる点が大きな魅力です。 園内に一歩足を踏み入れると、色とりどりの花々が咲き誇る温室と、個性豊かな鳥たちの姿が迎えてくれます。日常を離れ、自然と生命のぬくもりに包まれるこの場所は、家族連れからカップル、シニア層まで幅広い世代に親しまれています。...»

玉造温泉

化粧水に匹敵する温泉で美肌に

神話と美肌が息づく山陰屈指の名湯 島根県松江市に位置する玉造温泉は、1300年以上の歴史を誇る日本屈指の古湯として知られています。古代出雲の文化と深く結びつき、「神の湯」「美肌の湯」と称えられてきたこの温泉は、今なお多くの観光客を魅了し続けています。山陰地方を代表する温泉地のひとつであり、城崎温泉や皆生温泉、三朝温泉と並び称される存在です。 また、平安時代の随筆『枕草子』にも登場する由緒ある温泉で、「湯はななくり湯、玉造の湯、有馬の湯」と記されたことから、古来より名湯として広く知られてきました。こうした歴史的評価と、現代における美容効果の高さが融合し、玉造温泉は今もなお多くの人々に愛されて...»

宍道湖七珍料理

宍道湖の七珍魚介類による独特な郷土の味覚

島根県の東北部に位置する宍道湖は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、淡水と海水が混ざりあう「汽水湖」。宍道湖の周囲にある松江市・玉湯町・宍道町・斐川町・平田市各水域は、季節ごとに海水の混じり方が微妙に異なっており、魚介類の宝庫である。なかでも、スズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ、シラウオ、コイ、シジミの七種頸の魚介を用いた郷土料理が”宍道湖七珍”だ。これらは市内の店で食することができる。また、この宍道湖七珍の頭文字を取り、相撲足腰(スモウアシコシ)と語呂合わせで覚えることができる。...»

あご野焼き

職人が豪快に焼くあご(トビウオ)野焼きは、伝統ある深い味わい

トビウオ(あご)の新鮮なすり身に、出雲地方に伝わる「地伝酒」を加えた調味料を練りこみ、金ぐしに筒状に塗りつけ、炭火で香ばしく焼き上げたものが「あご野焼き」。原寸サイズは直径7~8cm、長さ70cm、重さ1.5kgとかなり大きく、外皮の香ばしさ、あごの身に練り込まれた酒気の瑞々しい食感などが美味しさの特徴だ。最近は、冷蔵されたすり身で年中焼かれているが、やはりトビウオが旬を迎える5~7月頃に作られたものが絶品。また、焼きたてを手でちぎって豪快に味わうのが地元お薦めの食べ方だという。...»

しじみ汁(島根県)

海水と淡水の混ざった汽水湖で育った柔らかい身の美味しさを堪能

島根県の宍道湖で採れるシジミは黒くて粒が大きいヤマトシジミで、宍道湖七珍(スズキ、ウナギ、コイ、シラウオ、アマサギ、モロゲエビ、シジミ)の一つにも数えられる。宍道湖は日本一のしじみの産地で、ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名である。小船の上から長いシジミ掻きを水中に下ろしてシジミを探っている漁師の姿は宍道湖の風物詩としても有名だ。海水と淡水の混ざった「汽水湖」という珍しい育成環境のため、大変身が柔らかく、家庭では味噌汁に仕立てるのがほとんどだが、すまし仕立てにしても格別だ。...»

スズキの奉書焼

スズキ一匹を丸ごと奉書紙に包んで蒸し焼きにする、贅沢な逸品

スズキは出雲神話にも登場する宍道湖を代表する出世魚で、宍道湖七珍の一つにも数えられるほどの名物。昔、大橋川の漁師が焚火の熱灰の上で魚を焼いて食べているのを当時の松江藩主・松平不昧公が見て、是非にと所望したところ、灰が付いたまま差し出すのはあまりに恐れ多い、と奉書に包み蒸し焼きにして献上したところ、大変喜ばれたというのがスズキの奉書焼の始まりだという。その料理のあまりの美味しさに、松江藩のお止め料理となり、明治維新まで、庶民は口に出来なかったとされている。 宍道湖は、島根県北東部に広がる湖で、約1万年前に形成されたとされています。湖の面積は国内7番目に広く、風光明媚な湖面から「日本百景」にも選...»

どじょう料理(島根県)

カラダの内側も外側も健康で美しくなれる万能の魚

どじょうすくいの安来節で知られる安来市は、どじょう鍋・どじょう汁・唐揚げなどで有名。ドジョウは多くのカルシウムを含み、その量は中サイズのドジョウ7匹程度で一日のカルシウムを補えるほど。またドジョウに含まれるタンパク質は、ウナギと比べて脂肪が少なく、カロリーは約3分の1でかなり健康的。それ以外にも、ビタミンDが豊富に含まれ、内臓を温めて体の余分な水分を取り除き解毒する作用があり、お肌を健やかに保つコラーゲンも含まれていている。...»

松江ラーメン

さっぱりとした塩味は昔ながらの味わい。お財布にもやさしい

麺は、中太でやや縮れており、少し鹹水(かんすい)の匂いがする。昔ながらの松江のラーメン店の多くが、同じ製麺所のものを使っているといわれている。スープは塩味で、脂浮きが少なく、ほとんど透明に近い。塩ダレを使わず、最初から塩味がついているところが多い。スープの出汁は豚骨と鶏ガラ中心だが、松江の特産品、しじみから出汁をとるものも。小さなバラ肉チャーシューや、青ネギ・細モヤシ・メンマなどを具に使っており、値段が安いのも特徴だ。...»

笹巻き(島根県)

笹の葉を幾重にも纏った細長い団子、新緑の季節を感じる保存食

笹の新葉が大きくなる5月上旬~6月中旬頃、月遅れの端午の節句に欠かせないのが笹巻き。もち米の粉にうるち米の粉を混ぜ合わせ水を加えた団子に、笹の葉を4~5枚巻いて茹でたもの。地区や家によって様々な工夫や技巧がこらされていて、その形も様々である。季節になると、一家総出で役割分担して作る楽しい家庭の行事でもある。また、笹は香りや見た目の清々しさだけでなく、その殺菌力で団子を守ってくれる。一度に作っても日持ちするので、忙しい時の間食や子供のおやつ、保存食としても活躍してくれる。 笹巻きは、練った米粉を熊笹で巻いてゆでたもので、旧暦の端午の節句に根付いた伝統的な食べ物です。田植えの骨休みや代満、7月2...»

豆腐めし(島根県)

豆腐・山菜を炊き込んだ冬至の頃に作られる郷土料理のひとつ

豆腐めしとは、冬至の前後に作られる家庭料理で、乾煎りした豆腐・山菜を炊き込み飯にしたもの。どんどろけめしとも呼ばれ、豆腐を炒める時の音が雷に似るため名が付いた。豆腐めしは、元来、葬儀の賄いをした女性たちが、賄いが終わった後で食べていたものがその起こりだという。もとは、豆腐に大根や菜っぱを加えただけの簡素なものだったが、しだいに具を増やして山菜を豊富に使ったものになり、今では島根の郷土料理にもなっている。  鳥取県でも東部から中部地域で郷土料理として、どんどろけ飯が親しまれています。どんどろけ飯は、豆腐や地元産野菜を使った炊き込みごはんのことです。方言で「雷」を指す「どんどろけ」は、油をしき、...»

薬膳料理(島根県)

季節の食材と生薬を活かして美味しく“医食同源”を実現

島根県では、四季折々の食材に生薬のナツメ、クコ、松の実などを使った薬膳料理を提供するお店が各地にみられる。多くの食材をバランスよく組合せ、食する個人個人の健康状態に合わせた食材を選ぶことにより、身体の精気を補うことができるとされる薬膳料理。“医食同源”の考え方を受け継ぎ、体に良いだけでなく彩も鮮やか。島根県に点在する薬膳レストランでは、親しみやすいメニューをアレンジした料理が多く、ランチなど気軽に楽しむことができる。...»

清水精進料理

四季折々の美しい景色を楽しみながら頂く華やかな印象の精進料理

清水精進料理は、天台宗の古刹 安来 清水寺の境内にある四つの料亭旅館で味わうことができる。県立自然公園にも指定された安来 清水寺は、四季折々の自然溢れる美しい景観を楽しめる名高い寺。その風景を楽しみながら頂く精進料理は、質素なイメージとは異なり、ゴマ豆腐、飛竜頭(がんもどき)、山芋とノりの蒲焼き、湯葉、豆腐料理、てんぷら、コンニャクの刺身など、素材の持ち味を生かしながら巧みに加工した華やかなもので、一の膳から三の膳まで出てくる豪華なもの。まさに目で楽しむことのできる精進料理である。...»

津田かぶ漬

地元の人しか知らない幻のお漬物!?島根名物・赤かぶの漬け物

津田かぶとは、主に島根県の松江市周辺を中心に栽培されている赤かぶの一種。旬は10月~2月上旬で、12月に収穫の最盛期を迎える。形状は、勾玉のように曲がった形をしており、外皮の上部が鮮やかな赤紫色で、尖端にいくにしたがって白い。近江の日野菜にも似た独特の香り高いかぶで、お漬物に最適とされ出雲地方の冬のお漬物の代名詞とし古くから愛されてきた。栽培・収穫に大変手間がかかり収穫量も少なく、地元で消費されるだけでほとんど県外では紹介されていない、“幻のお漬物”とも言われている。...»

しじみ佃煮

本場宍道湖のやまとしじみの佃煮

島根県の東北部に位置する宍道湖(しんじこ)は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚種が豊富。日本一のしじみの産地で、宍道湖で採れるシジミは黒くて粒が大きいヤマトシジミ。ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。宍道湖は日本一のヤマトシジミ産地であり「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名である。国産品の佃煮がシェアを減らす中、島根県はしじみの佃煮は、高く評価されている。小船の上から長いシジミ掻きを水中に下ろしてシジミを探っている漁師の姿は宍道湖の風物詩としても有名だ。古来よりしじみは肝臓の守り神と言われ、しじみに...»

宍道湖 大和しじみ

宍道湖七珍の一つ。特有の甘味と旨味が肝機能を回復させる

宍道湖で採れるシジミは黒くて粒の大きなヤマトシジミで、宍道湖七珍(スズキ、ウナギ、コイ、シラウオ、アマサギ、モロゲエビ、シジミ)の一つに数えられている。島根県の東北部に位置する宍道湖(しんじこ)は、周囲約45km、全国で7番目に大きい湖で、わずかに塩分を含む汽水湖のため魚種が豊富。『大和しじみ』はシジミ科の二枚貝で、河川の河口など淡水と海水が入り混じる汽水域の砂礫底で見られるが、干潮になると水がなくなるような干潟にも生息できる。ヤマトシジミは全国で約2万トンの漁獲があり、そのうち約40%は宍道湖でとれているのだ。宍道湖は日本一のヤマトシジミ産地であり「宍道湖しじみ」のブランドは全国的に有名であ...»

大根島産 高麗人蔘

島人の情熱が支え、世界に誇れる特産品へ

”高麗人参”は、江戸時代に中国から日本に伝わり、当時の松江藩は、幕府からの認可を得て栽培をはじめた。その作業の多くを大根島の島人が支えたことから、、松江藩が廃止され、明治時代に入っても島をあげて人参振興に取り組み、大根島産の高麗人参は、世界に誇る特産品となったようだ。現在も高麗人参そのものはもちろん、粉末やエキスを使った菓子や茶など、様々な加工品が販売されている。高麗人参には人参サポニンという成分が含まれており、疲労回復、解熱、血圧調整、肝機能強化作用など、幅広い効能が期待される。...»

松江 和菓子

江戸時代の大名茶人が作った、風流な文化を受け継ぐ銘菓

江戸時代の代表的な茶人としても知られる、松江藩第七代藩主、松平治郷ゆかりの島根県松江市は、京都や金沢とならぶ日本三大菓子処のひとつ。城下町の風情を色濃く残す市内には、現在でも和菓子の名店が多くある。代表的な和菓子は、紅白一対になっている落雁(らくがん)で、手で割ったときのデコボコが山と川のように見えることから、その名がついたといわれる“山川”や、求肥に若草色をした寒梅粉がまぶされ、上品な甘さとモチッとしながらも歯切れの良い食感が絶品の“若草”など。その他にも昔ながらの味わいを守る多数の銘菓が味わえる。...»

清水羊羹

なめらかな食感がおいしい羊羹。サイズも豊富でおみやげにぴったり

安来市の清水寺は、587年に開かれたという長い歴史を持ち、現在は観光地としても親しまれている古刹。その安来 清水寺の名物が”清水羊羹”。中国で食べられていた羊の肝料理が日本に伝わり、修行僧たちが肉の代わりにあずきやくず粉などを蒸して固め、羊の肝に見立てて作った精進料理が由来だといわれる。水あめを入れて練り上げられているので、舌ざわりが良くなめらかで、あずきの味がしっかりと出ており、甘過ぎず食べやすい。最近では女性が気軽に食べられるミニタイプも登場し、人気を博している。...»

出雲 地伝酒

出雲郷土料理の基調をなす古くからの特別な「料理酒」天然旨みの調味料

“地伝酒”は、熊本の赤酒、鹿児島の地酒に並ぶ“灰持酒(あくもちざけ)”と呼ばれる出雲に古くから伝わる酒。一般的な日本酒が“火持酒”と呼ばれる加熱殺菌で保存性を高める酒であるのに対し、 アルカリ性である灰を投入して酸性である酒を中和させて好酸性殺菌の育成を阻害して保存性を高めた。これらの製法を生かした“出雲地伝酒”は、みりんに比べて甘みが半分と少なく旨みが多いため、素材の持ち味を生かす最高の調味料に。伝統の天然旨みとして、今も出雲地方の郷土料理の基調となっている。製造する米田酒造(よねだしゅぞう)は、1896年(明治29年)の創業。「茶の湯」を中心とする城下町の豊かな食文化に育まれた水の都・松江...»

松江 地ビール ビアへるん

松江城の側で作られている島根のフルーティな地ビール

島根県松江市の地ビール“ビアへるん”。名称は、松江市にゆかりがある「雪女」「ろくろっ首」などの怪談の作者、小泉八雲(本名ラフカディオ・ハーン)の愛称「へるん先生」にちなんでつけられた。ラベルの中央上にある肖像画がへるん先生。 ビールの種類は“ヴァイツェン”、“ペールエール”、“ピルスナー”、“縁結麦酒スタウト”などの定番に加えて“しんじ湖MOON”といった限定醸造もおこなっている。...»

金鳳酒造「金鳳 純米酒」

米本来の旨みを十二分に楽しめる

明治2年に創業以来6代に渡って酒造りに携わっている酒蔵が世に送る自慢の逸品が「金鳳 純米酒」。大きな粒を持ち、酒米としては一級品といわれている山田錦を60%まで磨き上げ、その旨みをしっかりとした味として引き出すことで、存在感のある飲み口と強いコクを感じられる仕上がりになっている。この味わいの強さは、しとやかな味の和食と仲が良いだけでなく、軽めのソースを使った洋食や中華料理等の味にも負けず、味わいのハーモニーが楽しめるという。...»

日本酒 大吟醸 豊の秋

広がる旨みと豊かな香りが爽やかな大吟醸

水の都・松江市の郊外にある山の麓からこんこんと湧き出る清らかで良質の湧水と、昼と夜の温度差が大きい山間部で栽培された山田錦を100%使用したこだわりの地酒。口内で広がるような旨味と豊かな香りで、後味が軽やかな大吟醸「豊の秋」は、すっきりとした風味にこだわり飲みやすくするために、伝統的な酒槽(さかぶね)でできるだけ圧力をかけずにしぼっている。華やかで透明感のある果実や花の香りが特徴だ。冷や又は10℃位に冷やして大ぶりの器で楽しみたい。和風料理だけでなく洋風、中華風の料理とも相性がよさそうだ。...»

日本酒 金鳳 大吟醸 雫酒 斗瓶採り

斗瓶取りを経ることで出来上がった、味の最高峰を極める大吟醸

島根県東部に位置し、安来節で名を馳せる安来市。明治2年(1869年)に創業以来6代に渡って酒造りに携わっている酒蔵、金鳳酒造は130年の歴史とともに、この地に居を構える。酒米の代表格として名高い山田錦を原料米として用い、果実のような芳醇な香りをつくり上げた。また、酒袋という袋に絞る直前の完全発酵したもろみを少しづつ入れ、自然に滴り落ちる雫のみを集める斗瓶取りが手作業で行われている。そこからさらに約一年間氷温貯蔵して熟成するなど、作り手の総力が結集された一本だと言っていいだろう。...»

どじょう掬い まんじゅう

ひょっとこ顔がユニークな山陰地方の代表銘菓

日本三大民謠のひとつ「安来節」に合わせて踊る“どじょう掬い踊り”に使う「ひょっとこの面」と、青い水玉模様の手ぬぐいをモチーフにした山陰地方の代表銘菓である。1967年に販売を開始した昔ながらの上品な味、しっとり白あんの入ったおまんじゅうでお茶はもちろんのことコーヒーや紅茶にもよく合う。ほっかむりをデザインしたパッケージと愛らしい表情がユニークでお客様に笑顔を届けるおまんじゅうとして世代を越えて愛されてるのだ。定番の白あん以外にも新たに島根県、鳥取県の名産品とコラボレーションをし、抹茶餡、チョコ餡、いちご餡、二十世紀梨餡、栗を使ったこし餡も仲間入りした。...»

松江 縁結び マシュマロ

甘酸っぱ~い紅白のマシュマロは恋の味!?

縁結びの総本山である出雲大社があり、古くから縁結びの地として知られる出雲地方では、さらなるご利益を願う「縁結びスイーツ」が近年登場している。その縁結びスイーツのひとつが「松江 縁結びマシュマロ」だ。フランボワーズ(ラズベリー)とトロピカルフルーツを混ぜ込んで紅白に仕上げたマシュマロを赤い糸で結んだ縁起もの。ふんわりとしながらもジューシーな味わいは、紅茶やお茶との相性も抜群。松江市の洋菓子店 Patisserie Cuire(パティスリー・キュイール)で購入することができる。...»

奥出雲 山蜜ロール

山陰の厳選素材を包み込んだお国自慢の絶品ロールケーキ

自然豊かな奥出雲の山野に巣箱で、ハチが集めた自然の蜜だけを養蜂家がひとつひとつ手作業で採集する昔ながらの方法でつくられる奥出雲の山蜜“アカシア”。この、クセがなく控えめな甘さが特長のアカシア「奥出雲の山蜜」をたっぷり使用し、他の素材の良さを十分に引き出しながら、上品な甘さに仕上げたフランス菓子の洋菓子店「松江クロード CLAUDE」のロールケーキが、“奥出雲 山蜜ロール”だ。ふんわり黄金色に焼きあげたロール生地で、甘さを抑えた生クリームを包み込んだ。生クリームには、大山で放牧された牛の乳で作った生クリームを使っている。...»

奥出雲 山蜜プリン

かわいい牛乳瓶容器に詰まった、濃厚&とろける甘さにうっとり

やや濃厚な味わいのプリンだが、なめらかでクリーミーな口当たりなので、しつこい甘さもなく後味もすっきり。お口の中に甘さがとろけるようにやさしく広がる美味しさで、「スイーツグランプリ」などマスコミでも多くとりあげられるフランス菓子の洋菓子店「松江クロード CLAUDE」のプリン。美味しさのヒミツは、バターをはじめとする水や牛乳、粉、卵などの素材を厳選して贅沢に使用しているから。中でも、オーナーがその味に惚れ込んだ山蜜“アカシア”と“パスチャライズ牛乳”は地元が生んだ絶品素材。奥出雲の山蜜“アカシア”は、自然豊かな奥出雲の山野に巣箱で、ハチが集めた自然の蜜だけを養蜂家がひとつひとつ手作業で採集する昔...»

縁結び どら焼き

お楽しみ満載!縁結びの神様と名店がコラボした話題のどら焼き

地元の、縁結びの神様である出雲大社で恋愛成就他を祈願していただいたという、島根でしか手に入れる事のできない出雲大社祈願恋愛おみくじ付きのどら焼。1913年に創業の松江を代表する菓子処“福田屋”がコラボレーションした、神話の国出雲ならではの話題の銘菓だ。職人がひとつひとつじっくり焼き上げたソフトな舌触りと甘い香りが口の中に広がる、名店ならではの優しい味わい。大納言小豆と抹茶、バターと魅力的な3種類の味を楽しむことができ、選ぶのに悩んでしまいそうだ。美味しい味とおみくじ、ご利益~と楽しみが広がる人気の島根土産に。...»

紫蘇入り健康番茶

出雲番茶と紫蘇茶の香り高い出会いが生んだ、くつろぎのお茶

紫蘇には、殺菌や抗菌をはじめお腹の調子を整え、香りにはリラックス効果も。最近ではアレルギーを抑える働きも注目。そんな様々な効果が期待できる紫蘇を、お茶から摂る事ができるのが日本茶専門店 お茶の三幸園の“紫蘇入り健康番茶”だ。秋摘みの番茶を香ばしく煎り上げた“出雲番茶”と松江市内の紫蘇農家で栽培された赤紫蘇を乾燥して仕上げた“紫蘇茶”をブレンド。番茶がベースなのであっさりと香ばしく飲むことができ、冬には温かくして香り高い紫蘇番茶を、夏には冷たくひやして麦茶代わりに楽しむ事ができる。丹精込めて育て上げた茶葉を集め、茶葉ごとの個性を引き出した一品だ。...»

和菓子「若草」

松江市の彩雲堂他で作られている和菓子

若草は松江藩七代藩主・松平不昧公の御歌に由来して命名された、松江の代表的な銘菓である。茶人としても後世に名を残した不昧公が茶道の手引きとしてまとめあげた「茶事十二ヶ月」のなかで、若草は春の茶席の主菓子としてあげられていた。 しかし時の流れと共にその伝統の技術は途絶え、製法がわからなくなっていたところ、明治中期、彩雲堂の初代・善右衛門が古老や茶人の言い伝えをもとに研究を重ね、「不昧公好み」である若草を蘇らせたと伝えられているのだ。彩雲堂は、明治7年に創業の松江の老舗菓子処。...»

出雲銘茶

ご当地に根付いた伝統のお茶文化がうみだした出雲の銘茶

江戸時代の高名な茶人でもある、松江藩第七代藩主松平治郷が、自らの流派“不昧(ふまい)流”として茶道を広めたことから、島根県では煎茶道が発達し、現在においても、日常的によくお抹茶を飲む習慣が根付いているお茶文化がある地域である。城下町・松江を中心に、厳選された上質な茶葉を使ってて煎茶、抹茶等の、深い味わいと香り高い銘茶が製造されている。出雲の茶は、深い甘みの中にほのかな苦みと、まろやかな喉越しが楽しめ、二番、三番煎じでもおいしいことから「煎が利く銘茶」といわれている。また、秋や冬に収穫される番茶の味が良いことでも知られ、番茶を茶せんで泡立て、好みの具とご飯少々を入れて食べる“ぽてぽて茶”という郷...»

松江市

水の都・水と歴史が織りなす城下町

松江市は、島根県東部・出雲地方に位置する島根県の県庁所在地であり、山陰地方最大の都市として発展してきました。1889年(明治22年)には全国で最初に市制施行された31市の一つとなり、現在は中核市にも指定されています。日本海・宍道湖・中海・中国山地に囲まれた豊かな自然環境と、松江城を中心とする城下町の歴史が調和した都市として、「水の都・松江」の名で広く知られています。 松江市の地理と「水の都」と呼ばれる理由 松江市は北に日本海、西に宍道湖、東に中海、南に中国山地を望む、自然に抱かれた地形が特徴です。宍道湖から中海へと流れる大橋川によって市街地は南北に分かれ、湖や川、堀とともに都市が形成されて...»

出雲玉作史跡公園

古代出雲のものづくり文化を今に伝える

出雲玉作史跡公園は、島根県松江市玉湯町に位置する、古代の玉作り文化を今に伝える貴重な史跡公園です。山陰有数の名湯として知られる玉造温泉街を見下ろす丘陵地に広がり、古墳時代から平安時代にかけて営まれていた「出雲玉作跡」を保存・公開する目的で整備されました。公園全域が国の史跡に指定されており、日本のものづくりの原点ともいえる歴史を体感できる場所として、多くの観光客や歴史愛好家に親しまれています。 玉造の地に根付いた「玉作り」の歴史 玉造温泉の名が示すとおり、この一帯は古代より勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)などの「玉」の一大生産地でした。出雲の玉作りの歴史は弥生時代中期にまでさかのぼるとされ...»

出雲玉作資料館

古代出雲の技と美を伝える専門施設

松江市出雲玉作資料館は、島根県松江市玉湯町にある「出雲玉作史跡公園」に隣接して建つ、全国で唯一の玉作り専門資料館です。玉作史跡公園の東側高台に位置し、緑豊かな丘陵と玉造温泉街を見渡す落ち着いた環境の中にあります。鉄筋2階建ての化粧レンガ貼りの瀟洒な建物は、延べ床面積約400平方メートルとコンパクトながら、内容は非常に充実しており、1977年(昭和52年)の開館以来、古代から近代に至る出雲の玉文化を分かりやすく紹介してきました。 玉造という土地が育んだ悠久の歴史 資料館のある玉造地域は、宍道湖の南岸、緑の山々に囲まれた谷あいに広がる温泉郷として知られていますが、その歴史は温泉の発見よりもはる...»

塩見縄手

松江城下町の面影を今に伝える歴史の道

塩見縄手は、島根県松江市にある歴史情緒あふれる通りで、松江城の北側を流れる堀川に沿って延びる約500メートルの道です。小泉八雲旧居や武家屋敷、茶室・明々庵などが立ち並び、松江で最も城下町らしい景観を色濃く残す場所として知られています。昭和48年(1973)には松江市の伝統美観指定地区に指定され、さらに昭和61年には「日本の道100選」にも選ばれました。 「縄手」の名に込められた意味と塩見縄手の由来 「縄手(なわて)」とは、縄のように細く、まっすぐに延びる一本道を意味する言葉で、城下町に多く見られた呼び名です。塩見縄手という名称は、この通りのほぼ中央に松江藩中老・塩見小兵衛の屋敷があったこと...»

小泉八雲旧居

松江で過ごした文豪の邸宅

小泉八雲旧居は、島根県松江市の塩見縄手にある歴史的建造物を利用した文学館で、国の史跡にも指定されています。別名「ヘルン旧居」とも呼ばれ、明治時代に日本と松江を西洋世界に紹介した文豪、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が1891年(明治24年)5月から11月まで約6か月間、新婚のセツ夫人と共に暮らした邸宅です。 八雲と日本庭園の深い関わり 八雲が居間として使った9畳の部屋からは三方に広がる日本庭園を眺めることができ、彼の多くの著作がここで生まれました。特に『知られざる日本の面影』第16章「日本の庭園」では、この邸宅と庭園が詳細に記され、八雲が日本の自然美に抱いた深い思いが伝わってきます。 庭...»

田部美術館

松江の茶の湯文化にふれる名館

田部美術館は、島根県松江市に位置する茶道美術館であり、城下町松江に息づく茶の湯文化を深く体感できる施設です。山陰地方の歴史と文化を背景に、代々続く名家・田部家に伝わる貴重な美術品を中心に構成されたコレクションを有し、訪れる人々に日本の伝統美を伝えています。静かな堀川沿いの風情ある町並みに溶け込むように建つこの美術館は、単なる展示施設にとどまらず、松江の文化的魅力を象徴する存在といえるでしょう。 茶の湯文化を伝えるコレクション 館内では、江戸時代後期の大名茶人として名高い松平不昧(松平治郷)ゆかりの品々を中心に、多彩な茶道具が展示されています。不昧公は松江藩第7代藩主であり、茶の湯文化の発展...»

武家屋敷(松江市)

城下町松江の暮らしを今に伝える

武家屋敷は、島根県松江市北堀町、歴史情緒あふれる塩見縄手のほぼ中央に位置する博物館です。松江城の北側、お堀端に沿って続くこの通りは、江戸時代の城下町の面影を色濃く残す場所として知られ、その中でも武家屋敷は、当時の武士の暮らしを具体的に体感できる貴重な建物として、多くの観光客を迎えています。 塩見縄手と武家屋敷の歴史的背景 塩見縄手は、江戸時代に松江藩の中級から上級武士の屋敷が立ち並んでいた侍町です。500石から1,000石取りといわれる中老格の藩士たちが、屋敷替えによって入れ替わり住んでいました。この通りの名称は、松江藩中老で後に家老職にも就いた塩見小兵衛の屋敷が、通りのほぼ中央にあったこ...»

明々庵

松江の茶の湯文化を今に伝える

島根県松江市北堀町、風情ある城下町の面影が残る塩見縄手(しおみなわて)の高台に佇む「明々庵」は、 江戸時代を代表する大名茶人・松平不昧(ふまい)公ゆかりの茶室です。 松江城を望む赤山の台地に建つこの古庵は、静寂と緑に包まれた空間の中で、 松江が誇る“茶の湯文化”を体感できる特別な場所として、多くの人々に親しまれています。 茅葺きの入母屋造という端正な佇まい、そして簡素ながらも洗練された意匠の数々。 そこには、格式にとらわれず、独自の美意識を貫いた不昧公の精神が息づいています。 庭を望む茶室で一服の抹茶をいただくひとときは、まさに心を解きほぐす至福の時間です。 松平不昧公と明々庵の歴史 安...»

小泉八雲記念館

世界に日本を伝えた文豪の足跡をたどる

小泉八雲記念館は、島根県松江市の風情ある武家屋敷通り「塩見縄手」に位置する文学館であり、明治時代に活躍した作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の功績を広く伝える施設です。八雲は『知られぬ日本の面影』や『怪談』などの著作を通して、日本の文化や伝承、美意識を世界へ紹介した人物として知られています。本記念館では、その多面的な人物像や思想、創作の背景を、映像・展示・音声などを通じてわかりやすく学ぶことができます。 歴史と立地 記念館は、松江城の北側に広がる歴史的景観地区にあり、小泉八雲旧居の西隣に建てられています。1933年(昭和8年)に開館し、八雲の弟子たちの尽力によって収集された貴重な原稿や...»

島根大学旧奥谷宿舎

大正ロマン薫る外国人教師の住まい

島根大学旧奥谷宿舎は、島根県松江市奥谷町に残る大正時代の洋風建築で、旧制松江高等学校の外国人教師向け官舎として1924年(大正13年)に建てられました。現在は国の登録有形文化財に指定され、歴史と文化を伝える貴重な建築遺産として親しまれています。 旧制松江高等学校と国際色豊かな教育の歴史 この建物は、近代日本の高等教育を支えた旧制松江高等学校に赴任した外国人教師のために築造された官舎です。当初は同一設計の官舎が2棟並んで建てられ、1号官舎はドイツ語教師用、2号官舎は英語教師用として使用されていました。しかし、1937年(昭和12年)に2号官舎は火災で焼失し、現在残るのは1号官舎のみとなってい...»

菅田菴

不昧公の茶の湯思想を今に伝える名園

菅田菴は、島根県松江市菅田町に位置する、日本を代表する茶室・庭園です。江戸時代中期、松江藩七代藩主であり大名茶人として名高い松平治郷(不昧/ふまい)の指図によって造営され、旧松江藩家老・有澤家の山荘内に築かれました。現在、庭園一帯は国の史跡および名勝に指定され、さらに菅田菴・向月亭・御風呂屋は国の重要文化財として、極めて高い文化的価値を有しています。 菅田菴の成立と歴史的背景 菅田菴は、1792年(寛政4年)頃、不昧公の設計思想に基づき、向月亭や御風呂屋とともに一体的な計画のもとで建てられました。不昧公は、形式や豪華さよりも精神性や簡素の美を重んじる茶の湯を理想とし、その思想は菅田菴の建築...»

松江歴史館

城下町松江の歴史と文化を体感できる

松江歴史館は、島根県松江市にある歴史博物館で、2011年に開館しました。国宝・松江城の東隣、堀川沿いという絶好の立地にあり、江戸時代の松江藩を中心とした歴史や文化を、豊富な資料と多彩な展示手法でわかりやすく紹介しています。館は松江市の伝統美観保存区域内に位置し、周囲には武家屋敷や小泉八雲旧居などの歴史的スポットが点在しており、城下町散策の拠点としても高い人気を誇ります。 武家屋敷風建築が醸し出す城下町の趣 松江歴史館の外観は、江戸時代の武家屋敷をイメージした和風建築です。白壁の漆喰塗りと下見板張りを組み合わせた外壁、約6万枚ものいぶし瓦を用いた屋根など、松江城の櫓や堀と調和する意匠が施され...»

カラコロ工房

旧日銀の重厚な建物が生まれ変わった交流拠点

カラコロ工房は、島根県松江市殿町にある、旧日本銀行松江支店の建物を活用した複合施設です。2000年(平成12年)に開館し、長年にわたり松江のシンボルとして市民や観光客に親しまれてきました。現在は改修を経て、「食・文化・アート」を楽しめる新たな交流拠点として生まれ変わり、水の都・松江の豊かな日常を体感できるスポットとなっています。 「カラコロ」という名前に込められた物語 「カラコロ」という愛らしい名称は、松江ゆかりの文豪小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に由来します。1890年(明治23年)、当時木橋だった松江大橋を人々が下駄で渡る際に響く「カラコロ」という音に、八雲は深く心をひかれました。そ...»

田和山遺跡

謎多き弥生遺跡を巡る旅

田和山遺跡は、島根県松江市に位置する、弥生時代前期後半から中期後半にかけて営まれた極めて特異な遺跡です。近隣で発見された神後田遺跡とあわせ、「田和山・神後田遺跡」として国の史跡に指定されており、日本の弥生集落研究において重要な位置を占めています。 発掘調査によって明らかになった謎多き遺跡 田和山遺跡は、1997年から2000年にかけて松江市立病院建設に伴う発掘調査によって本格的に調査されました。その結果、丘陵の山頂部を取り囲む三重の環濠が発見されました。環濠の規模は最大で幅約7メートル、深さ約1.8メートルにも及び、弥生時代としては非常に大規模です。 しかし最大の特徴は、通常の環濠集落と...»

宍道湖

出雲の風土を映す日本有数の汽水湖

宍道湖は、島根県東北部に広がる湖で、松江市と出雲市にまたがって位置しています。面積は約79.1平方キロメートル、周囲は約47キロメートルにおよび、日本国内では7番目の広さを誇る湖です。湖の形状は東西に細長く、東西約17キロメートル、南北約6キロメートルという特徴的な姿をしています。 宍道湖は、一級水系である斐伊川の流域に含まれ、湖水は大橋川を通じて中海、さらに境水道を経て日本海へとつながっています。このため、宍道湖は淡水と海水が混ざり合う汽水湖であり、その独特の環境が多様な生物相と豊かな水産資源を生み出しています。 汽水湖ならではの自然環境 宍道湖の平均塩分濃度は海水の約10分の1程度で...»

中海(湖)

山陰を代表する広大な汽水湖

中海は、島根県松江市・安来市と鳥取県米子市・境港市にまたがる、日本で5番目に大きな湖です。面積は約86~92平方キロメートル、湖周は約83キロメートルに及び、山陰地方を代表する雄大な水辺空間を形成しています。 中海は、日本海に開いた湾の入り口が砂州によって閉ざされてできた潟湖(せきこ)です。東側は境水道を通じて日本海(美保湾)へ、西側は大橋川を通じて宍道湖へとつながっており、斐伊川水系の一部を構成しています。宍道湖と中海は日本では数少ない「連結汽水湖」であり、互いに影響を与えながら独自の自然環境を育んでいます。 地理的特徴と周辺の景観 弓ヶ浜と島根半島に囲まれた湖 中海は、細長く延びる...»

加賀の潜戸

神話と絶景が息づく海の大洞窟

加賀の潜戸は、島根県松江市北部(旧島根町)、日本海に突き出した潜戸鼻に位置する海岸景勝地です。「加賀」はこの地の集落名に由来し、単に「潜戸」とも呼ばれます。1927年(昭和2年)には「潜戸」の名称で国の名勝および天然記念物に指定され、現在は大山隠岐国立公園にも属する、山陰を代表する自然景観のひとつです。 荒波が削り上げた壮大な海食洞と、日本神話に彩られた神秘的な物語が融合するこの地は、自然と信仰、そして歴史が重なり合う特別な観光スポットとして、多くの人々を魅了しています。 日本海が生み出した壮大な地形美 海食作用による奇岩と洞門 「潜戸」とは洞窟を意味します。この地は、安山岩や凝灰岩な...»

大根島

中海に浮かぶ花と火山の島

大根島は、島根県東部の中海に浮かぶ美しい島で、行政上は松江市に属しています。東西約3.3km、南北約2.2km、面積約5.15平方キロメートル、海岸線の長さはおよそ12kmに及びます。穏やかな湖水に囲まれた島でありながら、その成り立ちは約19万年前の火山活動によるもので、隣接する江島とともに火山島として形成されました。 2004年に江島大橋が開通したことで、鳥取県境港市方面からのアクセスが格段に向上し、現在では車で気軽に訪れることができる観光地となっています。島は「牡丹の島」として全国に知られ、春には大輪の花が咲き誇り、多くの観光客でにぎわいます。 火山が生んだ独特の地形と自然環境 約1...»

由志園

中海に浮かぶ花の楽園

由志園は、島根県松江市八束町の大根島に位置する、山陰を代表する本格的な池泉回遊式日本庭園です。牡丹の名所として全国にその名を知られ、さらに江戸時代から続く伝統産業「雲州人参(高麗人参)」の産地としても有名です。四季折々の花々とともに、日本庭園の美、伝統文化、そして最新のアート演出までを体感できる観光庭園として、多くの来園者を魅了し続けています。 由志園の歴史と創設の志 由志園は1975年(昭和50年)4月、初代園主・門脇栄氏によって開園されました。大根島の観光振興を願い、「観光産業の推進こそ天恵に応える郷民の務め」という強い志のもとに築かれた庭園です。園名は、自らの名ではなく父・由蔵氏の「...»

美保関灯台

日本海を見守り続ける歴史の灯

美保関灯台は、島根半島最東端・地蔵崎に建つ山陰最古の石造灯台です。1898年(明治31年)に建設され、現在は国の重要文化財にも指定されている歴史的建造物です。日本海を望む断崖の上に凛と立つその姿は、訪れる人々に深い感動を与えています。 青く広がる海と空、遠くに浮かぶ隠岐の島影、そして晴天時には霊峰大山まで望める壮大な景色。灯台のある地蔵崎一帯は、大山隠岐国立公園に含まれる景勝地であり、山陰屈指の絶景スポットとして多くの観光客が訪れます。 明治の面影を残す石造灯台 フランス人技師の設計による洋式灯台 美保関灯台は、明治31年11月8日に初点灯しました。当初は「地蔵崎灯台」という名称で、フ...»

黄泉比良坂

神話に語られる生と死の境界

黄泉比良坂は、日本神話において、生者の住む現世と死者の住む他界「黄泉(よみ)の国」との境界にあるとされる坂、あるいは象徴的な境界地を指します。『古事記』では「黄泉比良坂」、『日本書紀』では「泉津平坂」または「泉平坂」、『出雲国風土記』では「黄泉之坂」と表記され、古代から語り継がれてきた重要な神話の舞台です。 この坂は単なる地形ではなく、「生」と「死」、「此岸」と「彼岸」を分かつ象徴的な場所として描かれています。神話世界における大きな転換点がここで起こり、日本人の死生観や信仰観に深く関わる場所でもあります。 神話に描かれる黄泉比良坂 イザナギとイザナミの悲劇 『古事記』上巻において、黄泉...»

田原神社(松江市)

松江の歴史と信仰を伝える古社

田原神社は、島根県松江市奥谷町に鎮座する由緒ある神社です。もとは二つの社が存在していましたが、江戸時代の延宝2年(1674年)に現在の一社に合祀されました。旧県社として地域の人々から篤い信仰を集めてきました。 春日神社とも呼ばれる理由 『出雲風土記』には「田原社」と記されていますが、御祭神が奈良の春日大社とほぼ同じであることから、古くより一般には「春日神社」とも称されてきました。御本殿は東殿と西殿の二殿からなり、東殿は田原社の伝統を、西殿は亀田山に祀られていた三所荒神の信仰を今に伝えています。 見どころ ― 随神門と境内の文化財 境内の随神門は、寝殿造り風の優美な建築で、江戸時代の名工...»

玉作湯神社

玉と湯の聖地

島根県松江市玉湯町玉造に鎮座する玉作湯神社は、古代出雲の歴史と信仰を今に伝える由緒ある神社です。『延喜式』神名帳に記載される式内社で、かつては県社にも列した格式高いお社として知られています。玉造温泉街の奥、静かな森に抱かれるように鎮まるその姿は、訪れる人々に神聖で清らかな空気を感じさせます。 神社の名が示す通り、「玉」と「湯」という二つの恵みを象徴する神々を祀っている点が大きな特徴です。境内は国の史跡「出雲玉作跡」の一角を成し、古代より続く玉作りの歴史と、1300年以上の歴史を誇る玉造温泉の守護神として、多くの人々の信仰を集めてきました。 御祭神 ― 玉作りと温泉を司る神々 玉作湯神社の...»

松江しんじ湖温泉

宍道湖夕景に癒やされる温泉郷

松江しんじ湖温泉は、島根県松江市、かつての出雲国に位置する湖畔の温泉地です。宍道湖の北岸に広がる温泉街は、湖と空が織りなす美しい風景に包まれ、訪れる人々にやすらぎのひとときを提供しています。市街地や観光名所へのアクセスにも恵まれており、出雲地方を巡る旅の拠点としても大変便利な立地にあります。 最寄りの一畑電車松江しんじ湖温泉駅からは、出雲大社方面へ向かうことができ、一畑電車で約60分ほどの小旅行も楽しめます。湖と城下町、そして神話の地を結ぶ玄関口として、多くの観光客に親しまれています。 湖畔の風景とともに過ごす温泉時間 宍道湖を望む絶景のロケーション 温泉街は宍道湖の北側の湖畔に沿って...»

松江神社

松江城とともに歩む歴史の杜

松江神社は、島根県松江市殿町、国宝松江城の城山二の丸に鎮座する神社です。興雲閣のすぐ隣という絶好の場所にあり、松江観光の中心地として多くの参拝者が訪れます。松江の礎を築いた歴代の名君を祀る神社であり、城とともに松江の歴史を今に伝える重要な存在です。 松江城山に鎮まる由緒ある神社 松江神社は、もともと明治10年(1877年)に旧松江藩の有志によって西川津町の楽山に創建された「楽山神社」が起源です。御祭神として祀られたのは、出雲松江藩初代藩主・松平直政公でした。 その後、明治31年(1898年)に西尾町にあった東照宮を合祀し、翌明治32年(1899年)に現在の松江城山二の丸へ遷座。これを機に...»

月照寺

松江藩主ゆかりの歴史と花の名刹

月照寺は、島根県松江市外中原町にある浄土宗の寺院です。松江城下の静かな住宅地に位置し、境内には松江藩主・松平家歴代の墓所が整然と並びます。この墓所は「松江藩主松平家墓所」として国の史跡に指定されており、松江の歴史を語るうえで欠かすことのできない貴重な文化遺産となっています。 また、明治期に松江で暮らした文豪小泉八雲が深く愛した寺としても知られ、その静謐で格調高い佇まいは、今も多くの参拝者や観光客を魅了しています。さらに、初夏には約三万本もの紫陽花が咲き誇ることから「山陰のあじさい寺」としても広く親しまれています。 創建の由来と松平家の菩提寺 この地にはもともと洞雲寺という禅寺がありました...»

八重垣神社

出雲を代表する縁結びの聖地

八重垣神社は、島根県松江市に鎮座する、出雲神話ゆかりの由緒ある神社です。旧称は佐久佐神社(さくさじんじゃ)といい、式内社(論社)として古くから信仰を集めてきました。意宇六社の一社に数えられ、出雲國神仏霊場第十四番札所でもあります。 素盞嗚尊(すさのおのみこと)と櫛稲田姫(くしいなだひめ)の神話に基づき、縁結びの大親神として全国的に知られ、恋愛成就・夫婦円満・良縁成就を願う多くの参拝者が訪れています。 神話に彩られた縁結びの由緒 八重垣神社の起源は、日本神話「八岐大蛇(やまたのおろち)退治」に深く結びついています。高天原から出雲の地に降り立った素盞嗚尊は、八岐大蛇に苦しめられていた老夫婦と...»

神魂神社

日本最古の大社造を今に伝える出雲の古社

神魂神社は、島根県松江市大庭町に鎮座する由緒ある神社です。旧社格は県社で、意宇六社の一社に数えられています。地元では親しみを込めて「神魂さん」や「大庭の大宮さん」と呼ばれ、古代出雲の中心地にふさわしい、厳かで落ち着いた雰囲気を今に伝えています。 とりわけ注目すべきは、本殿が現存する日本最古の大社造として国宝に指定されている点です。出雲地方特有の建築様式を最も古い形で残す貴重な社殿であり、建築史・宗教史の両面から極めて重要な存在とされています。 主祭神とご利益 ― 国生みの大神を祀る 神魂神社の主祭神は、日本神話における国生みの女神伊弉冊大神(いざなみのおおかみ)です。あわせて、夫神である...»

熊野大社(松江市)

出雲国一宮として崇敬を集める「火の発祥の社」

熊野大社は、島根県松江市八雲町熊野に鎮座する、出雲を代表する古社です。『延喜式』神名帳に「名神大社」として記載される由緒ある式内社であり、出雲国一宮として古来より篤い崇敬を受けてきました。旧社格は国幣大社、現在は神社本庁の別表神社に列せられています。 出雲地方では出雲大社と並び称される大社として知られ、「出雲の二大社」の一つに数えられます。また、「日本火出初之社(ひのもとひでぞめのやしろ)」とも呼ばれ、日本における火の発祥の地と伝えられていることでも有名です。 主祭神 ― 熊野大神櫛御気野命と素戔嗚尊 熊野大社の主祭神は、伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命(くしみけぬのみこと...»

佐太神社

出雲国二宮 ― 神々が集う歴史と祈りの社

佐太神社は、島根県松江市鹿島町佐陀宮内に鎮座する由緒ある古社です。出雲国二宮として古くから篤い崇敬を受け、近代社格制度では国幣小社に列せられました。『出雲国風土記』にもその名が記され、かつては「佐陀大社」とも称された出雲国三大社の一つに数えられる名社です。 境内には大社造の本殿が三棟並び立つ全国的にも珍しい「三殿並立」の社殿があり、国の重要文化財に指定されています。また、毎年9月に行われる佐陀神能はユネスコ無形文化遺産に登録されており、伝統芸能と神事が今も息づく神社として多くの参拝者を惹きつけています。 三殿並立の壮麗な社殿 佐太神社最大の特徴は、正殿・北殿・南殿の三棟が横一列に並ぶ三殿...»

佐陀神能

出雲に息づく神事芸能の至宝

ユネスコ無形文化遺産「佐陀神能」 佐陀神能は、島根県松江市鹿島町に鎮座する佐太神社で、毎年9月24日と25日に執り行われる伝統的な祭礼芸能です。旧暦では8月24日・25日にあたり、秋の訪れとともに行われる御座替祭(ござかえさい)の中心的な神事として奉納されます。 約400年の歴史を持つこの神事芸能は、出雲地方を代表する神楽でありながら、能楽の優雅さと神事の厳粛さをあわせ持つ独自の様式を確立しています。1976年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2011年にはユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本のみならず世界的にも高く評価されています。 佐陀神能のはじまり ― 京の能を取り入れた革...»

美保神社

海と音楽の神を祀る古社

美保神社は、島根県松江市の日本海側、美保湾を望む港町に鎮座する由緒正しい神社です。『出雲国風土記』にも記される式内社であり、かつては国幣中社に列せられた格式ある神社として、古くから地域の信仰を集めてきました。全国に三千社以上ある「えびす様」を祀る神社の総本宮として知られ、商売繁盛をはじめ、漁業・海運・海上安全など、海と深く結びついた御神徳で広く崇敬されています。 港町に息づく信仰と情緒ある参道 神社の正面には美保湾が広がり、潮の香りとともに穏やかな海景色が参拝者を迎えます。鳥居から社殿へと続く参道には、雨に濡れると淡い青色に変化する石畳が敷かれ、「青石畳通り」と呼ばれています。どこか懐かし...»

売布神社

水と森の恵みを伝える松江の古社

売布神社は、島根県松江市の市街地に鎮座する由緒正しい神社で、古代より水と自然の恵みを司る神として篤い信仰を集めてきました。『出雲国風土記』や『延喜式』にも記載される式内社であり、旧社格は県社、さらに出雲國神仏霊場 第六番の札所としても知られています。 社名の「めふ」とは、海藻や草木が豊かに生い茂る様子を表す言葉であり、古くからこの地が水と緑に恵まれた豊穣の土地であったことを物語っています。現在は市街地に位置しながらも、境内には静謐な空気が満ち、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれます。 御祭神と信仰の特色 売布神社の主祭神は、速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)です。この神は潮流や水の働き...»

真名井神社

古代出雲の息吹を今に伝える聖地

真名井神社は、島根県松江市山代町に鎮座する由緒ある神社で、古代出雲の中心地「意宇(おう)の里」に位置しています。松江市南郊、神名樋山(茶臼山)の東南麓という自然豊かな地にあり、静寂と歴史の気配に包まれた神域は、訪れる人々に深い感動を与えてくれます。 本社は『出雲国風土記』や『延喜式神名帳』にも記載される古社であり、いわゆる「意宇六社」の一つに数えられています。旧社格は村社で、地域の信仰の中心として長い歴史を刻んできました。 御祭神と「真名井」の名の由来 真名井神社の御祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と天津彦根命(あまつひこねのみこと)です。伊弉諾尊は国生み・神生みを成し遂げた創造神で...»

平濱八幡宮

出雲国最古と伝わる八幡信仰の中心

平濱八幡宮は、島根県松江市に鎮座する由緒正しい神社で、旧社格は県社にあたります。出雲國神仏霊場第十三番札所としても知られ、古くから地域の人々の信仰を集めてきました。緑豊かな境内と、長い歴史に培われた信仰文化は、松江を代表する観光・参拝スポットの一つです。 御祭神には、應神天皇・仲哀天皇・神功皇后の三柱をお祀りし、いわゆる八幡神として広く崇敬されています。これらの神々は、国家安泰や文化・産業の発展に深く関わったとされ、文教・殖産興業の守護神としても信仰されてきました。 創建と歴史 ― 出雲国最古の八幡宮 平濱八幡宮の創建年代は明らかではありませんが、天永2年(1111年)に陰陽寮において当...»

六所神社(松江市)

出雲国総社として栄えた古代出雲の中心社

六所神社は、島根県松江市大草町に鎮座する由緒ある神社で、古代出雲の政治と信仰の中心地に位置しています。意宇(おう)平野のほぼ中央にあり、かつての出雲国府跡に鎮座することからも、その歴史的な重要性がうかがえます。 本社は「意宇六社」の一つに数えられ、奈良時代以降は出雲国総社として国内の神社を統括する役割を担いました。旧社格は県社であり、『出雲国風土記』や『延喜式神名帳』にも記載される格式高い古社です。 六柱の大神を祀る由緒 六所神社の名は、六柱の神々を主祭神としてお祀りしていることに由来します。御祭神は、伊弊諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、天照大神、月夜見尊、素盞嗚...»

揖夜神社

黄泉の国神話が息づく出雲の古社

揖夜神社は、島根県松江市東出雲町揖屋に鎮座する由緒正しい神社です。意宇郡に古くから伝わる意宇六社の一社として知られ、旧社格は郷社、のちに県社となりました。日本神話の舞台として名高い黄泉の国に深い関わりを持つ神社であり、神話と歴史、そして人々の信仰が今も色濃く息づいています。 黄泉比良坂と神話の世界 揖夜神社は、『古事記』や『日本書紀』に描かれる黄泉比良坂(よもつひらさか)の比定地に近い場所にあります。黄泉比良坂は、生者の住む現世と死者の住む黄泉の国との境界とされ、国生みの神話において伊弉冉命と伊弉諾命が永遠の別れを告げた場所として知られています。現在も神社の東方には、伝承地として石碑が建て...»

島根県立美術館

宍道湖の夕日とともに楽しむ水辺のアート空間

島根県立美術館は、島根県松江市に位置する山陰最大級の美術館です。1999年3月に開館し、「水と調和する美術館」をテーマに、21世紀の文化拠点として親しまれてきました。とりわけ、館の西側に広がる宍道湖の美しい夕景は訪れる人々を魅了し、「日本の夕陽百選」に選ばれた絶景をゆったりと鑑賞できる特別なロケーションとして知られています。 宍道湖と一体となった建築美 美術館は、島根県松江市の宍道湖東南岸という絶好の場所に建てられています。館内ロビーや展示空間からは湖を一望できる設計となっており、西側は全面ガラス張り。夕暮れ時には湖面が茜色に染まり、その光景そのものが一つの芸術作品のように感じられます。閉...»

諸手船

神話と海の歴史が息づく美保関

島根県松江市美保関町は、日本海と中海に囲まれた島根半島東端の港町です。古代より海上交通の要衝として栄え、北前船交易や環日本海交易の拠点として発展してきました。そんな美保関を象徴する伝統文化のひとつが、毎年12月3日に行われる「諸手船神事」です。 諸手船は、美保神社の神事に使用される古代形式の刳舟(くりぶね)であり、1955年(昭和30年)には国の重要有形民俗文化財に指定されました。神話の世界を現代へと伝える神聖な船であり、地域の人々によって大切に守り継がれています。 美保関の町を歩くと、神話、海、港町文化、そして古くからの信仰が一体となった独特の空気を感じることができます。青石畳通りや美保...»

興雲閣

明治の面影を今に伝える優美な迎賓館

興雲閣は、島根県松江市の松江城内・二ノ丸に位置する歴史的建造物で、明治時代の面影を色濃く残す貴重な擬洋風建築です。1903年(明治36年)に完成したこの建物は、もともと明治天皇の行幸時の御宿所として建設されました。現在では島根県指定有形文化財に指定され、松江市を代表する観光スポットの一つとして多くの人々に親しまれています。 城下町松江の風情ある景観の中に佇む興雲閣は、和と洋が融合した独特の美しさを持ち、訪れる人々に明治時代の華やかさと歴史の重みを感じさせてくれます。 建設の背景と歴史的役割 興雲閣は、松江市が「松江市工芸品陳列所」としての名目で建設した施設であり、同時に明治天皇の行在所(...»

八雲立つ風土記の丘

古代出雲のロマンにふれる歴史公園

島根県立八雲立つ風土記の丘は、島根県松江市大庭町に位置する歴史公園・野外博物館です。古代出雲の中心地であった意宇(おう)地域一帯を整備し、遺跡の保存と活用を目的として設けられました。1972年(昭和47年)、国の「風土記の丘」構想に基づき全国で6番目に開設された施設であり、2022年には開所50周年を迎えました。現在も島根県を代表する古代文化の発信拠点として、多くの来訪者を迎えています。 『出雲国風土記』ゆかりの地 ― 意宇平野の歴史的価値 この一帯は、奈良時代に編さんされた『出雲国風土記』に描かれた「くにびき神話」ゆかりの地であり、古代出雲の政治・経済・文化の中心地でした。出雲国府跡や出...»

ぐるっと松江レイクライン

水の都をめぐる観光周遊バス

ぐるっと松江レイクラインは、島根県松江市を訪れる観光客にとって非常に便利な観光周遊バスです。松江市交通局によって運行されており、松江駅を起点として市内の主要観光地を効率よく巡ることができます。「松江巡り、レイクラインで。絶景と歴史、心ゆくまで」というキャッチフレーズのとおり、歴史と自然が調和する松江の魅力を手軽に体感できる交通手段として、多くの旅行者に利用されています。 レトロなデザインのバスも特徴の一つで、乗車するだけでどこか懐かしい雰囲気を感じられるのも魅力です。観光地を点在して訪れるのではなく、一つの流れの中で巡ることができるため、初めて松江を訪れる方にも安心して利用していただけます。...»

ホーランエンヤ

水の都・松江が誇る壮大な船神事

ホーランエンヤは、島根県松江市で10年に一度行われる伝統的な祭礼で、正式名称を「松江城山稲荷神社 式年神幸祭」といいます。松江城内に鎮座する城山稲荷神社の御神霊を、松江市東出雲町出雲郷にある阿太加夜神社まで船でお運びし、一定期間の祈願を行った後、再び元の神社へお戻しするという壮大な神事です。一般には親しみを込めて「ホーランエンヤ」と呼ばれ、その名称は櫂を漕ぐ際の掛け声や「豊来栄弥」という言葉に由来するといわれています。 この祭りは約370年以上の歴史を誇り、大阪天満宮の天神祭、広島県の厳島神社の管絃祭と並び、日本三大船神事のひとつに数えられています。約100隻にも及ぶ船団が川を行き交う様子は...»

松江ホーランエンヤ伝承館

船神事の伝統を未来へつなぐ文化拠点

松江ホーランエンヤ伝承館は、島根県松江市に伝わる壮大な船神事「ホーランエンヤ」の魅力を広く伝えるために設立された文化施設です。ホーランエンヤは正式には「松江城山稲荷神社式年神幸祭」と呼ばれ、約370年以上の歴史を有し、10年に一度開催される日本三大船神事のひとつとして知られています。 この伝承館は、その長い歴史と伝統を後世へと受け継ぐための拠点として2012年に開館しました。館内では、祭りの起源や歴史、そして華やかな船行列や櫂伝馬踊りの様子が、映像や展示を通じて分かりやすく紹介されています。初めて訪れる方でも、ホーランエンヤの魅力を深く理解できる構成となっており、観光と学びを兼ね備えた施設で...»

宍道湖七珍

水の都・松江を代表する湖の味覚

宍道湖七珍とは、島根県松江市の西に広がる汽水湖 宍道湖で獲れる代表的な七種の魚介類を指す言葉です。 海水と淡水が混じり合う独特の環境に育まれた湖の恵みであり、松江の豊かな食文化を象徴する存在として広く知られています。 七珍に数えられるのは、スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、そしてヤマトシジミの七種です。それぞれの頭文字を取って「スモウアシコシ」と覚えられ、古くから地元の人々に親しまれてきました。 四季折々に表情を変える宍道湖は、まさに“水の都”松江の象徴です。湖面を染める夕日の美しさとともに、季節ごとに味わえる七珍は、旅人にとっても忘れがたい思い...»

山川(銘菓)

松江が誇る銘菓と茶の湯文化の結晶

山川は、島根県松江市を代表する和菓子のひとつであり、茶の湯文化と深い関わりを持つ上品な打ち菓子です。特に、江戸時代後期に活躍した大名茶人である松平治郷(まつだいら はるさと)、通称「不昧公(ふまいこう)」が好んだ茶菓子として知られ、「不昧公御好み」の銘菓の一つとして高く評価されています。松江の落ち着いた城下町の風情や、四季折々の自然の美しさを象徴するような、繊細で奥ゆかしい味わいが魅力です。 不昧公の美意識が生んだ和菓子 山川の誕生は、文化3年(1806年)にさかのぼります。当時、江戸の品川宿にあった菓子屋「伊勢屋越後大掾」が、不昧公の詠んだ歌に着想を得て創作したと伝えられています。その歌...»

若草(銘菓)

松江の春を彩る風流銘菓

若草は、島根県松江市を代表する和菓子のひとつで、松江の老舗菓子舗 彩雲堂をはじめとする菓子店で大切に作り続けられています。茶人として名高い松江藩七代藩主、松平治郷(号・不昧公)によって考案されたと伝えられる「不昧公御好み」の茶菓子の一つであり、主に春の茶席で用いられてきました。 萌える若草色の姿と、やわらかな求肥の上品な甘さは、まさに松江の茶の湯文化を象徴する味わいです。城下町松江を訪れる観光客にとっても、歴史とともに味わいたい銘菓として高い人気を誇っています。 不昧公の御歌に由来する菓銘 若草という名は、不昧公が詠んだ和歌に由来しています。 「曇るぞよ 雨ふらぬうち 摘んでおけ 栂尾...»

島根大学総合博物館「アシカル」

島根の自然と歴史を学べる大学ミュージアム

島根大学総合博物館(アシカル)は、島根県松江市にある島根大学松江キャンパス内に位置する大学博物館です。長い歴史を持つ島根大学が収集してきた貴重な資料や標本を体系的に保存・展示し、教育や研究、地域への情報発信の拠点として重要な役割を担っています。 「アシカル」という愛称は、館内に展示されているニホンアシカの剥製標本に由来しており、この標本は島根県指定天然記念物にも指定されています。かつて日本近海に生息していたニホンアシカはすでに絶滅しており、その貴重な姿を間近で観察できることから、来館者に強い印象を与えています。 博物館の目的と役割 本博物館は、大学が長年にわたって収集・蓄積してきた標本や...»

安来市

神話と歴史、文化が息づくまち

安来市は、島根県の東端に位置し、鳥取県と接する出雲地方東部の都市です。古代より神話や歴史、産業、芸能など多彩な文化が育まれてきた地域であり、現在でもその魅力が色濃く残る町として知られています。市名の由来は『出雲国風土記』に記される神話にあり、神代の昔、スサノオノミコトがこの地に来て「吾が御心は安平(やす)けくなりぬ」と語ったことから「安来(やすぎ)」と呼ばれるようになったと伝えられています。 この神話的な由来を持つ安来市は、古代出雲文化の中心地の一つとして栄え、戦国時代には名城を舞台とした歴史が刻まれ、江戸時代には鉄の積出港として繁栄しました。現在では、世界的に有名な日本庭園を持つ美術館や、...»

道の駅 広瀬・富田城(広瀬絣センター)

戦国ロマン薫る歴史の道駅

島根県安来市広瀬町に位置する道の駅 広瀬・富田城は、島根県道45号安来木次線沿いにある観光拠点であり、歴史と文化を同時に体感できる魅力的な施設です。戦国時代の名城として知られる月山富田城の麓にあり、周辺には数多くの史跡や文化施設が残されています。道の駅には、地域の伝統工芸である広瀬絣を紹介する施設や地元特産品を販売する売店、食事処、休憩施設などが整備されており、観光客にとって安来市の魅力を総合的に楽しめる場所となっています。 戦国ロマンを感じる月山富田城の麓 この道の駅の最大の特徴は、背後にそびえる月山(がっさん)と、その山頂に築かれた名城月山富田城の存在です。月山富田城は日本城郭協会が選...»

安来市立歴史資料館

安来の歴史を学べる文化施設

安来市立歴史資料館は、島根県安来市広瀬町にある歴史資料館で、1982年(昭和57年)4月に完成しました。資料館は標高およそ190メートルの月山の麓、戦国時代の名城として知られる月山富田城跡の西側入口「御子守口(おこもりぐち)」付近に建っています。 白亜の外観を持つすっきりとした2階建ての建物で、館内には展示室や収蔵室などが設けられています。ここでは安来市に関する歴史資料が体系的に展示されており、古代から近世に至るまでの地域の歩みをわかりやすく学ぶことができます。月山富田城の歴史や戦国時代の出来事を中心に、安来市の文化や暮らしの変遷を紹介する施設として、多くの観光客や歴史愛好家が訪れる場所とな...»

月山富田城

難攻不落を誇る戦国名城跡

島根県安来市広瀬町には、戦国時代の歴史を色濃く残す観光地として知られる月山富田城があります。標高およそ183.9メートルの月山に築かれたこの城は、戦国時代の山城の中でも特に規模が大きく、防御力に優れた名城として広く知られています。現在は城跡として整備され、国の史跡にも指定されており、日本の歴史を感じながら散策できる人気の観光地となっています。 月山富田城は、もともと出雲源氏の一族である富田氏が居城としていた城でした。その後、守護である京極氏の支配下に入り、さらに守護代であった尼子氏が城を拠点として勢力を拡大していきます。やがて尼子氏は主家である京極氏を追放し、戦国大名として独立します。そして...»

広瀬絣

山陰を代表する伝統織物と広瀬町の文化

広瀬絣は、島根県安来市広瀬町で生まれ、現在まで受け継がれてきた伝統的な織物です。倉吉絣、弓浜絣と並び、山陰地方を代表する「山陰三絵絣」の一つとして知られています。最大の特徴は、大胆で美しい大柄の絵絣にあり、藍染の深い色合いと繊細な模様が織りなす独特の美しさが多くの人々を魅了してきました。 約200年の歴史を持つ広瀬絣は、地域の人々の生活とともに発展してきた文化でもあります。かつて城下町として栄えた広瀬町では、女性たちの手によって織られた絣が生活の中で使われ、やがて地域を代表する工芸品として広く知られるようになりました。現在でも、広瀬絣は島根県の無形文化財として保護されており、地域の文化遺産と...»

道の駅あらエッサ

島根県東部の玄関口となる観光拠点

道の駅あらエッサは、島根県安来市中海町にある道の駅で、国道9号と国道180号が交わる交通の要所に位置しています。島根県の最も東側に位置する道の駅であり、鳥取県米子市にも近く、山陰地方を訪れる人々にとって便利な休憩・観光スポットとなっています。 「神話のふるさと 島根の東の玄関口」というキャッチフレーズのとおり、山陰地方を旅する多くの人が最初に立ち寄る場所として親しまれています。西からも東からもアクセスしやすい国道9号線沿いにあり、ドライブの休憩や観光情報の収集、地元の食や特産品を楽しむ場所として人気を集めています。 施設内には、地元の食材を味わえるレストランや、新鮮な農産物・海産物を販売す...»

和鋼博物館

日本古来の鉄づくり「たたら製鉄」を伝える総合博物館

和鋼博物館は、島根県安来市にある日本の伝統的な製鉄文化を紹介する博物館です。日本刀の材料として知られる玉鋼(たまはがね)を生み出す「たたら製鉄」を中心に、日本の鉄づくりの歴史や技術、そして鉄とともに発展してきた地域文化を学ぶことができる施設です。 古くから人類の生活を支えてきた金属である鉄は、農具や工具、武器などさまざまな形で人々の暮らしを支えてきました。日本では千年以上にわたり、砂鉄と木炭を使って鉄を生み出す独自の技術「たたら製鉄」が発展しました。和鋼博物館は、このたたら製鉄を総合的に紹介する日本唯一の博物館として知られています。 館内には、国の重要有形民俗文化財に指定されている製鉄用具...»

足立美術館

日本庭園と日本画が織りなす美の世界

足立美術館は、島根県安来市にある日本画を中心とした美術館で、日本屈指の庭園美術館として国内外に知られています。1970年(昭和45年)に安来市出身の実業家足立全康(あだちぜんこう)によって創設され、日本画や陶芸、童画、木彫など約2,000点に及ぶ美術作品を所蔵しています。 この美術館の最大の特徴は、美術作品と日本庭園が見事に調和した空間にあります。創設者・足立全康は「庭園もまた一幅の絵画である」という理念のもと、約5万坪に及ぶ広大な日本庭園を整備しました。館内から眺める庭園はまるで一枚の絵画のように構成されており、日本画の名作とともに日本の美意識を体感することができます。 その庭園の美しさ...»

安来市 加納美術館

平和への願いと芸術が息づく美術館

安来市加納美術館は、島根県安来市広瀬町の自然豊かな山あいに建つ公立美術館です。通称「加納美術館」として親しまれており、郷土出身の洋画家加納莞蕾(かのう かんらい)の芸術と平和思想を伝える美術館として知られています。 この美術館は、莞蕾の長男である加納溥基(かのう ひろき)氏が、地域文化の発展と文化活動・生涯学習の拠点づくりを目的として1996年に設立しました。開館当初は私立美術館として誕生し、その後2002年に旧広瀬町の町立美術館となり、2004年の市町合併により現在の安来市立美術館となりました。 館内では、加納莞蕾の絵画や書作品をはじめ、平和運動の資料、備前焼の名品、日本画、郷土作家の作...»

鷺ノ湯温泉

白鷺の伝説が息づく安らぎの湯

鷺ノ湯温泉は、島根県安来市にある歴史ある温泉地で、古くから人々に親しまれてきた名湯です。中国山地の山々に囲まれ、清流・飯梨川のほとりに広がるこの温泉地は、豊かな自然に包まれた静かな環境が魅力です。温泉地一帯は清水月山県立自然公園の一部にも指定されており、四季折々の自然の美しさを楽しみながらゆったりとした時間を過ごすことができます。 温泉の名前の由来は、古くから伝わる白鷺の伝説にあります。傷ついた白鷺がこの地に湧く温泉で足を癒していたことから、人々が温泉の存在に気づいたとされ、その故事にちなみ「鷺ノ湯」と名付けられました。現在でもこの伝説は地域の象徴として語り継がれ、温泉地の情緒をより一層深め...»

安来節演芸館

本場の民謡と伝統芸能を体感できる文化施設

安来節演芸館は、島根県安来市にある伝統芸能の公演施設で、島根を代表する民謡「安来節(やすぎぶし)」を中心にさまざまな芸能を楽しむことができる観光施設です。どじょうすくい踊りで全国的に知られる安来節の発祥地に位置し、地域文化の魅力を広く発信する拠点として親しまれています。 この施設は、伝統芸能の保存と普及、観光振興、市民の文化活動の場を目的として2006年に開館しました。2024年5月には設備改修とともに大規模なリニューアルが行われ、より魅力的な文化施設として新たに生まれ変わりました。現在では安来節の公演をはじめ、落語や講談、神楽、能、映画上映など、多様な芸能が上演される施設として活用されてい...»

安来節

笑顔あふれるどじょうすくいの里

安来節は、島根県安来市を代表する民謡であり、日本全国に広く知られている伝統芸能の一つです。ユーモラスな「どじょうすくい踊り」の唄として親しまれ、観光客にとっても安来を訪れた際にぜひ体験したい文化として人気があります。軽快なリズムと親しみやすい歌詞、そして笑いを誘う踊りは、多くの人々を楽しませてきました。 安来節は単なる民謡ではなく、地域の歴史や産業、人々の生活と深く結びついた文化です。港町として栄えた安来の交流の歴史や、鉄づくりの文化、温泉や観光地などとともに発展し、現在では安来を象徴する文化として大切に受け継がれています。 安来節のはじまりと歴史 安来節の起源は、江戸時代中期にさかのぼ...»

比田温泉

山あいに静かに佇む癒やしの湯治場

比田温泉は、島根県安来市広瀬町の山あいにある静かな温泉地です。かつての出雲国にあたるこの地域は、中国山地の豊かな自然に囲まれ、四季折々の風景を楽しむことができる場所として知られています。安来市中心部から離れた県境付近に位置し、都会の喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごせることから、古くから湯治場として親しまれてきました。 比田温泉は、派手な観光地ではありませんが、山里ならではの素朴で落ち着いた雰囲気が魅力です。昔ながらの湯治文化を感じながら、ゆっくりと温泉につかり、心と体を癒やすことができる「隠れた名湯」として知られています。 奥出雲の自然に抱かれた温泉地 比田温泉は、島根県と鳥取県の県...»

清水寺(安来市)

1400年以上の歴史を誇る山陰屈指の古刹

島根県安来市清水町にある清水寺は、587年に創建されたと伝わる天台宗の古刹であり、山陰地方でも屈指の歴史と規模を誇る寺院です。山号を瑞光山(ずいこうざん)といい、厄除けの霊験あらたかな観音霊場として古くから多くの参拝者に親しまれてきました。中国観音霊場第28番札所、出雲観音霊場第27番札所、出雲國神仏霊場第11番札所としても知られ、現在も信仰の場として大切に守り継がれています。 深い杉や松の木立に囲まれた境内は、山と谷、森の地形を生かして広がり、その広さは約5万坪にも及びます。石畳の参道をゆっくりと歩きながら進むと、静かな空気の中に歴史ある堂塔が点在し、訪れる人々に厳かな雰囲気を感じさせてく...»

清水羊羹

安来を代表する伝統銘菓

清水羊羹は、島根県安来市を代表する和菓子であり、古くから山陰地方の名物として親しまれてきた伝統的な土産菓子です。特に安来市にある天台宗の古刹清水寺の門前で作られてきた歴史を持ち、参拝客のお土産として広く知られています。 清水羊羹は、小豆・砂糖・寒天というシンプルな材料のみで作られる素朴な菓子であり、素材本来の風味を生かした優しい甘さが特徴です。また、竹の皮で包まれる独特の包装も伝統のひとつで、香り豊かな風味を楽しめることから多くの人に愛されています。現在でも清水寺を訪れた参拝者が必ずといってよいほど手に取る、安来の定番土産となっています。 清水羊羹の歴史と由来 清水羊羹の歴史は非常に古く...»

紅葉館(旅館)

清水寺境内に佇む歴史ある料理旅館

紅葉館は、島根県安来市にある名刹清水寺の境内に位置する老舗旅館であり、精進料理を味わいながら静かな時間を過ごせる宿として知られています。山陰地方でも屈指の歴史を誇る清水寺の境内にあり、杉木立に囲まれた落ち着いた環境の中で、自然と調和した滞在を楽しむことができます。 この宿は江戸時代末期、清水寺を訪れる参拝者に精進料理を提供する宿として境内での営業を許されたことに始まります。現在でもその伝統を守りながら営業を続けており、寺院文化と地域の食文化を体験できる貴重な場所となっています。近年では旅行サイトのランキングでも高い評価を受け、「泊まって良かった旅館」として中国・四国地方で上位に選ばれるなど、...»

松琴館(旅館)

清水寺の静寂に包まれる老舗料理旅館

松琴館は、島根県安来市にある古刹清水寺の境内に位置する料理旅館で、明治2年(1869年)の創業以来、150年以上にわたり参拝者や旅人を迎え続けてきた歴史ある宿です。豊かな自然に囲まれた山寺の参道沿いに建つ純和風の旅館で、都会の喧騒を離れた静かな時間を過ごすことができます。 清水寺は約1400年の歴史を誇る天台宗の名刹で、厄除け観音として多くの参拝者が訪れる山陰屈指の寺院です。その境内に佇む松琴館では、四季折々の自然の美しさを眺めながら、伝統の精進料理やゆったりとした滞在を楽しむことができます。参道を歩き、赤い暖簾をくぐると、まるで時代を遡ったかのような落ち着いた空間が広がり、訪れる人をやさし...»

能義神社(安来市)

出雲四大神の一柱を祀る歴史ある古社

能義神社は、島根県安来市能義町に鎮座する由緒ある神社で、古代からこの地域の人々の信仰を集めてきた重要な神社です。旧社格は県社であり、出雲地方の歴史や神話と深く結びついた神社として知られています。特に古代の地誌である『出雲国風土記』にも登場する古社であり、出雲文化を語るうえで欠かすことのできない存在です。 能義神社は、古代にこの地域で広く信仰されていた野城大神(ぬきのおおかみ)を祀る神社として創建されたと伝えられています。『出雲国風土記』には「野城社(ぬきのやしろ)」として記されており、当時から地域の人々にとって重要な神社であったことがうかがえます。 出雲国風土記に記された由緒ある神 『出...»

十神山城

中海を見渡す戦国の山城跡

十神山城は、現在の島根県安来市新十神町にかつて存在した日本の城で、戦国時代には出雲地方の重要な拠点として知られていました。中海に面した標高約92メートルの十神山の頂上に築かれた山城で、周囲の水運や交通を監視する役割を担っていました。 現在、城跡のある十神山一帯は「十神山なぎさ公園」として整備されており、安来市民の憩いの場であるとともに、歴史散策や展望を楽しめる観光スポットとなっています。山頂からは中海や島根半島、さらに天候の良い日には大山まで見渡すことができ、古くから安来の象徴的な景観として親しまれています。 十神山の地形と城の立地 十神山は、中海の東部に突き出した半島状の地形に位置する...»

瑞塔山 雲樹寺

700年の歴史を誇る禅寺と美しい庭園の名所

瑞塔山 雲樹寺は、島根県安来市にある臨済宗妙心寺派の古刹で、鎌倉時代後期の元亨2年(1322年)に名僧孤峰覚明禅師(こほうかくみょうぜんじ)によって開かれました。出雲地方における最古級の禅寺の一つとして知られ、長い歴史と格式を持つ寺院として多くの参拝者を迎えています。 雲樹寺は、後醍醐天皇から「国済国師」、後村上天皇から「三光国師」という国師号を賜った孤峰覚明禅師によって創建され、両朝の勅願寺としても崇敬されました。寺名の由来は、後醍醐天皇から下賜された「天長雲樹興聖禅寺」という寺号にあります。山門の上には、後醍醐天皇の直筆と伝えられる額が掲げられ、今も寺の歴史を物語っています。 また境内...»

島根県

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