父母ヶ浜は、香川県三豊市仁尾町に位置する燧灘に面した海岸で、古くから海水浴場として知られています。約1kmにわたるロングビーチは、夏になると多くの海水浴客で賑わいます。
父母ヶ浜は、水面が鏡のように反射し、まるでウユニ塩湖のような写真が撮影できる場所として、SNSで話題となっています。
特に、「日の入り前のマジックアワー」が有名で、その時間帯に撮影された夕日の写真は、幻想的な美しさを持っています。四国八十八景の70番にも「日の入り前のマジックアワー父母ヶ浜の夕日」として選ばれています。
美しい写真を撮影するための最適な時間帯は、「風が凪ぐ日の入り前後約30分間のマジックアワー」であり、さらに「日没が干潮の前後となる時期」が理想的です。このタイミングを狙うことで、最高の一枚を撮ることができます。具体的な日没時刻は三豊市観光交流局のサイトで、干潮時刻は気象庁のサイトで確認することができます。
2010年代に入り、父母ヶ浜は新たな観光地として注目を集めるようになりました。このブームにより、周辺にはカフェや飲食店の出店が相次いでおり、多くの観光客が訪れています。
高松自動車道さぬき豊中インターチェンジから約20分、または三豊鳥坂インターチェンジからも約20分でアクセスできます。
予讃線詫間駅からは、三豊市コミュニティバスの仁尾線を利用し、父母ヶ浜バス停で下車すぐ(休日運休)。または、高瀬仁尾線の仁尾庁舎前バス停で下車し、徒歩約15分(休日運休)となります。さらに、仁尾線では毎年4月から9月末まで父母ヶ浜→詫間駅の臨時バスも運行されています。
琴平バス(コトバス)は、琴平駅前発詫間駅経由のツアーバスを日没時間帯に合わせて運行しており、Web予約も可能です。
父母ヶ浜は、その自然の美しさと魅力的な写真スポットとして、訪れる価値のある場所です。美しい夕日と鏡面の水面が織りなす風景をぜひお楽しみください。
詫間駅からバスで20分