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アクアシティお台場

(Aqua City Odaiba)

アクアシティお台場は、東京都港区台場に位置する複合商業施設であり、2000年4月に開業しました。この施設は、ショッピング、エンターテイメント、飲食といった多彩な体験を提供し、東京臨海副都心エリアを代表するスポットとして、観光客や地元の人々に広く親しまれています。

施設の歴史と背景

アクアシティお台場の誕生

アクアシティお台場の構想は、1990年11月に行われた第1回東京テレポートタウン進出希望公募で、三菱地所を中心とするグループが選ばれたことから始まりました。計画当初は、隣接するデックス東京ビーチと一体化した都市開発が進められ、都市博覧会の開催を見据えた「人々に楽しんでいただく装置・施設」の構築が目指されました。

しかし、その後の都市博覧会中止決定やフジテレビの本社移転など、周辺環境の変化に伴い、計画には修正が加えられました。1997年には、SC(ショッピングセンター)のエンターテイメント性を高めるため、ソニーが参画し、施設のイメージが具体化されました。そして、1998年には都から賃借した土地に建設が始まり、「アクアシティお台場」という名称が公募によって決定されました。

開業とその後の変遷

2000年4月1日に、赤ちゃんや小さな子ども連れのファミリー層をターゲットにした施設としてアクアシティお台場はオープンしました。開業当初、運営会社は「バッテリータウン二十一」という名称でしたが、後に「アクアシティ」に社名を変更。さらに、三菱地所の完全子会社となり、運営は三菱地所グループの商業施設運営会社に委託される形となりました。2021年4月1日には、運営会社が「三菱地所プロパティマネジメント」に改称され、現在に至っています。

施設の特徴とアトラクション

ユニークなエンターテイメント施設

アクアシティお台場は、開業当初からソニーとの連携により、都市型エンターテイメント施設「メディアージュ」(現・アクアシティお台場 東エリア)を核テナントとしていました。このエリアは、当初ソニーグループおよび一般テナントにサブリースされ、都市型エンターテイメントを提供する場所として多くの人々に楽しまれてきました。

また、シネマコンプレックス「シネマメディアージュ」や、ビートルズのアニメ映画『イエロー・サブマリン』を題材にしたアトラクション「イエロー・サブマリン・アドベンチャー」など、数多くのアトラクションが設置されており、特に子供連れの家族に人気でした。

非接触型ICカードの導入

さらに、アクアシティお台場は、非接触型ICカード「メディアージュ ファンカード」を導入し、電子マネーや電子チケットのサービスを提供していました。このシステムは、ソニーが開発したFeliCa技術を利用したもので、来場者はICカードを使って映画のチケット購入やアトラクションへの入場ができるなど、先進的な体験が可能でした。

このサービスは後に廃止されましたが、当時のICカードの普及に大きく寄与し、今日のキャッシュレス社会の礎を築く一助となりました。

施設構成とテナント

ショッピングと飲食の多彩な選択肢

アクアシティお台場は、地上6階建ての大型施設で、ショッピング、飲食、エンターテイメントなど多様な店舗が揃っています。施設内には、レストラン、各種専門店、結婚式場、そしてお台場唯一の神社である「アクアシティお台場神社」などが入っており、訪れる人々に様々な楽しみを提供しています。

また、かつてはソニーが運営していたエンターテイメント施設「メディアージュ」が存在していましたが、2017年にはシネマメディアージュが閉館し、施設名が「アクアシティお台場 東エリア」に改名されました。現在、施設の運営は「三菱地所プロパティマネジメント」が行っています。

アクセスと周辺環境

アクアシティお台場は、ゆりかもめ台場駅から徒歩1分という立地の良さも魅力です。お台場海浜公園に隣接しており、美しい景観を楽しみながらショッピングや食事ができる点も、多くの来場者を惹きつける要因となっています。

まとめ

アクアシティお台場は、2000年の開業以来、東京臨海副都心エリアを代表する商業施設として、進化を続けてきました。ショッピングや飲食はもちろん、エンターテイメント施設としても多彩な魅力を持ち、多くの人々に愛されています。お台場を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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アクアシティお台場
(Aqua City Odaiba)
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