日本古来の登窯、はじめ中国、韓国、トルコ、イギリスなど東洋と西洋の窯12基が復元整備されている野外博物館。
波佐見やきもの公園は、長崎県東彼杵郡波佐見町に位置する陶磁器の展示と体験ができる公園です。この公園は、波佐見焼の歴史と文化を紹介し、訪れる人々にその魅力を伝えることを目的としています。美しい自然に囲まれた広大な敷地内には、さまざまな展示施設や体験プログラムが充実しており、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。
波佐見町は、江戸時代から続く陶磁器の産地として知られています。波佐見焼は、その美しさと機能性で高く評価され、国内外で広く愛されています。波佐見やきもの公園は、この伝統工芸を次世代に伝えるために設立されました。公園内には、波佐見焼の歴史や技法を学ぶことができる資料館や展示館があり、訪れる人々にその魅力を伝えています。
波佐見やきもの公園には、多くの展示施設があります。まず、「波佐見陶芸資料館」では、波佐見焼の歴史や製作工程を詳しく紹介しています。ここでは、古代から現代までの波佐見焼の変遷を学ぶことができ、実際に使用されていた陶磁器や道具も展示されています。
また、「波佐見焼ギャラリー」では、現代の波佐見焼作家たちの作品が展示されており、伝統と現代の融合を感じることができます。これらの作品は購入することもでき、訪れた際の記念品としても人気です。
波佐見やきもの公園では、さまざまな体験型アクティビティが楽しめます。特に人気があるのが、陶芸体験です。プロの陶芸家の指導のもと、ろくろを使った成形や絵付けを体験することができ、自分だけのオリジナル作品を作ることができます。これらの体験は、子供から大人まで楽しめるため、家族連れやグループでの参加にも最適です。
また、陶芸以外にも、絵付け体験や陶磁器の修理体験など、多彩なプログラムが用意されています。これらの体験を通じて、波佐見焼の技術や魅力をより深く理解することができます。
波佐見やきもの公園は、美しい自然に囲まれた広大な敷地を持ち、四季折々の風景が楽しめます。園内には、散策路や休憩所が整備されており、訪れる人々はゆったりとした時間を過ごすことができます。特に春には桜が咲き誇り、花見を楽しむこともできます。
また、公園内にはカフェやレストランもあり、地元の食材を使った料理や波佐見焼の食器で提供される食事を楽しむことができます。これらの施設は、観光客だけでなく地元の人々にも人気があります。
波佐見やきもの公園へのアクセスは、公共交通機関と車の両方が便利です。最寄りの駅はJR佐世保線の「有田駅」で、駅からバスまたはタクシーで約20分の距離にあります。また、車を利用する場合は、長崎自動車道の「波佐見有田IC」から約10分で到着します。公園内には無料の駐車場も完備されており、観光シーズンでも利用しやすい環境が整っています。
公園の開園時間は午前9時から午後5時までで、休園日は毎週月曜日です。ただし、月曜日が祝日の場合は翌日が休園日となります。入園料は無料ですが、体験プログラムや一部の施設利用には別途料金がかかります。詳細な情報は公園の公式サイトで確認することをおすすめします。
波佐見やきもの公園を訪れる際には、自然環境と施設を尊重し、マナーを守ることが重要です。特に、陶磁器の展示品に触れたり、体験中の道具を乱暴に扱ったりしないよう注意しましょう。また、体験プログラムに参加する際には、事前予約が必要な場合がありますので、公式サイトや電話で確認してから訪れるとスムーズです。
波佐見やきもの公園は、その豊かな自然と伝統的な陶磁器文化を楽しめる魅力的なスポットです。歴史的な展示や多彩な体験プログラムを通じて、波佐見焼の美しさと技術を学びながら、リラックスしたひとときを過ごすことができます。ぜひ一度、波佐見やきもの公園を訪れて、その魅力を体感してみてください。
無料
有田駅から車で15分
川棚駅からバスで25分