四季折々のパノラマ
橋の上からは四季折々のパノラマが広がり、観光客に人気のスポットです。特に新緑や紅葉の時期には多くの人々が訪れます。
橋の規模
橋の長さは375メートルに及び、歩行者専用の吊り橋として国内最大級の長さを誇ります。ダム湖面からの高さは100メートルあり、橋の上からは八溝・阿武隈山系の山並みや水戸の街並みを望むことができます。
独特な眺望
また、橋の中央部にはアクリルの透過板が設置されており、竜神ダムの湖面を見下ろすことができます。日常では経験できない眺望は、身がすくむようなスリルと自然の驚異を感じることができるでしょう。
安全設計
安全性にも配慮された設計で、一度に3,500人もの人が渡っても安全です。トラスト補剛型式の桁とパラレルワイヤーケーブルのケーブルを採用しており、風の影響にも強くなっています。橋の両側には龍の絵が描かれており、大自然の空間を舞い上がる竜を連想させます。
木精の鐘(もりのかね)
竜神大吊橋を渡ると対岸に「木精の鐘」というカリヨン施設があり、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色が竜神峡にこだまします。
バンジージャンプ体験
2014年からはバンジージャンプの体験もできるようになり、日本最大級の高さからのジャンプが楽しめます。
周辺の施設とイベント
竜神大吊橋の周辺には、お土産屋さんやレストランなどが立ち並んでおり、初心者から熟練者まで楽しめるハイキングコースもあります。さらに、鯉のぼりまつりや夏まつり、紅葉まつりなど、季節ごとに開催されるイベントもあり、訪れるたびに新しい発見が待っています。
竜神峡
自然の宝庫
竜神峡は、奥久慈県立自然公園に位置し、茨城百景にも選ばれた名勝地です。竜神川が長い年月をかけて浸食して形成したV字形の峡谷で、清流が切り立った岩場を流れ、数多くの滝や淵、急流が点在しています。
美しい景観
その美しい景観は「関東の耶馬渓」とも称され、黒部渓谷にも匹敵する雄大さと言われています。清流に沿って歩くと、流れる水の音や原生林の植生を楽しむことができます。
名所と伝説
竜神峡には亀ヶ淵や竜ヶ淵、竜ヶ馬場、おっかな淵、竜神川鉱泉などの奇勝地があり、竜神の伝説も伝えられる神秘的な場所としても知られています。
豊かな自然
自然が豊かで、冬はバードウォッチング、春から秋にかけては小鳥のさえずりを聞きながらの散策が楽しめます。遊歩道も整備されており、春のツツジから秋の紅葉まで季節ごとの美しい風景を楽しむことができます。流れる水の音と原生林の息吹を感じることができます。
地質
竜神峡の地質は男体山火山角レキ岩で、浸食に強いため、竜神川の流れる部分だけが削られてV字谷が形成されました。峡谷の下流部には竜神ダムがあり、その上に竜神大吊橋が架かっています。峡谷の中央に位置する亀ヶ淵と呼ばれる滝壺は、代表的な淵として知られています。
竜神ダム
竜神ダムは、V字形の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた多目的ダムで、水を供給し、周辺の地域に恵みをもたらしています。
竜神大吊橋との関係
ダムの上にかけられた、湖面からの高さは100メートルの竜神大吊橋からダム湖を見下ろすことができる珍しいダムです。