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天保山大観覧車

(てんぽうざん だいかんらんしゃ)

360度の空からの絶景と光の演出

天保山大観覧車は、大阪市港区の天保山ハーバービレッジ内に位置する人気の観光施設です。1997年に開業し、高さ112.5m、直径100mという壮大なスケールで、開業当時は世界最大級の観覧車として注目を集めました。現在でも大阪ベイエリアのランドマークとして、多くの人々を魅了し続けています。

約15分かけて一周する天保山大観覧車からは、大阪市内はもちろん、関西各地の名所を一望できるのが最大の魅力です。晴れた日には、生駒山、明石海峡大橋、関西国際空港、六甲山など、息を呑むような絶景を360度の大パノラマで楽しむことができます。

天保山大観覧車のもう一つの特徴は、天候に合わせたライトアップです。以前は水銀灯とネオン管を使用して、晴天時には赤、曇天時には緑、雨天時には青といったシンプルな色分けを行っていましたが、2014年からはLED照明が導入され、より多彩で繊細な演出が可能になりました。

現在では、太陽や雲、傘などの模様を光で描いたり、季節ごとのイベントに合わせた特別なライトアップが行われたりと、夜空を彩る光のエンターテイメントとして人々を楽しませています。

ゴンドラの特徴

天保山大観覧車には60基のゴンドラが設置されており、そのうち4基はシースルーキャビンと呼ばれ、床や座席が透明になっています。さらに、車いすでも利用しやすいよう、入り口の幅が通常より約20センチ広い94センチのゴンドラが3基用意されています。これにより、誰でも快適に観覧車を楽しめる設計になっています。

類似施設との比較

天保山大観覧車は、横浜にあるコスモクロック21(1989年開業)と同じ建設主を持ち、構造や直径がほぼ同じため、「兄弟機」とも言われます。また、東京のお台場にあったパレットタウン大観覧車(1999年開業、2022年閉業)は直径が同じ100mですが、全高は天保山大観覧車より2.5m高い115mでした。

歴史

交通アクセス

天保山大観覧車へのアクセスは非常に便利です。Osaka Metro中央線の大阪港駅から徒歩5分で到着できます。

天保山ハーバービレッジ

天保山ハーバービレッジは、大阪市港区海岸通1丁目に位置する複合型アミューズメント施設です。天保山公園の南西にあり、大阪港のウォーターフロント開発計画の一環として1990年7月に開業しました。

このエリアには、家族連れやカップル、外国人観光客を中心に多くの人々が訪れます。特に、対岸のユニバーサル・スタジオ・ジャパンと並び、大阪ベイエリアの主要な観光スポットとして賑わっています。

主な施設

株式会社海遊館が運営する施設
その他の施設

まとめ

天保山大観覧車とハーバービレッジは、見どころの多い大阪ベイエリアの中心的な観光スポットです。多彩な施設と楽しめる体験が揃い、観光客にとっては見逃せない場所となっています。特に、観覧車からの眺望や天候に応じたライトアップは訪れる価値があります。大阪港駅からのアクセスも良好で、一日を通して家族連れやカップルが楽しめる施設です。

Information

名称
天保山大観覧車
(てんぽうざん だいかんらんしゃ)
Tempozan Ferris Wheel
エリア
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