寒風山の山頂にある回転展望台で、4階の回転展望室は高さ355mにあります。
一周13分の360度のパノラマを望むことができ、八郎潟干拓地、日本海、鳥海山、白神山地、入道崎に至る市内全域を望むことができます。
寒風山は、美しい芝生に覆われた山肌と、周辺に邪魔な障害物がないため、パラグライダーが盛んに楽しめる場所として知られています。
山頂には1964年に建てられた回転展望台や八郎潟の資料館があり、男鹿市を代表する観光地として親しまれています。
回転展望台の館内は、1階にお土産品売店やレストランがあり、2階には八郎潟干拓当時の写真などが紹介されている展示ホールがあります。
3階では男鹿半島の歴史、自然、地理にまつわる標本や文物が展示されています。
そして4階は回転展望台で、約13分で一周して、360度の大パノラマを楽しめます。
南側は秋田市から男鹿半島へ続く海岸線が広がり、その奥には鳥海山がそびえています。
西側には男鹿半島で最も高い本山や、ナマハゲ発祥の真山、そして入道崎を見ることができます。
北側では能代港から世界自然遺産の白神山地を望みます。東側は八郎潟を干拓した大潟村が広がります。
展望レストランもあり、地元ならではのハタハタ料理やしょっつる焼きそばなど、地元グルメも楽しむことができます。
地理学者の志賀重昂が1913年に寒風山を訪れ、風光明媚な山として、その美しい風景をアメリカのグランドキャニオン、ノルウェーのフィヨルドとともに世界三景と紹介しました。
志賀は自著「日本風景論」で寒風山を「山頂に円形なる旧火口あり、周囲一里あまり、全山輝石安山岩より成る、沿岸は、日本海の怒浪岩石を撃ち、風光の跌宕なる東北に冠絶」と大絶賛しています。
男鹿半島は男鹿半島・大潟ジオパークとして日本ジオパークの指定を受け、寒風山はその中心的な存在となっています。
8:30~17:00
(夏期延長あり)
営業期間 3月中旬~12月上旬
期間中無休
大人 550円
小・中・高生 270円
男鹿なまはげライン脇本駅より車で約15分