1590年に港町に築かれた城で、海城として近世城郭では最初で最大。別名・玉藻城。
天守は現存しないが、北の丸月見櫓、北の丸水手御門、北の丸渡櫓、旧東の丸艮櫓(丑寅櫓、うしとらやぐら)が現存し、重要文化財に指定されている。
他にも門や一部の石垣、堀が現存し、城跡は「玉藻公園」として整備され、国の史跡に指定されている。
玉藻城の由来は万葉集で柿本人麿が讃岐の国の枕言葉に「玉藻よし」と詠んだことに因んで、このあたりの海が玉藻の浦と呼ばれていたことによるといわれている。
この城は、大正15年(1587年)に豊臣秀吉から讃岐一国17万6千石を与えられ、国主として入府した生駒親正(いこまちかまさ)が、大正16年に着手し数年の歳月をかけて築城した。
本丸に建てられた3層5階の天守は、最下重が天守台より出張り、最上重が唐造りだった。
瀬戸内の海水を外堀、中堀、内堀に引き込んだこの城は、日本の三大水城のひとつといわれている。
海の干満とともに、水位が上下するお堀には、真鯛など多くの海水魚が泳いでいる。
高松城(たかまつじょう)は、香川県高松市に位置する歴史的な城で、四国地方における重要な城郭の一つです。別名「玉藻城」とも呼ばれ、豊臣秀吉の家臣であった生駒親正によって築かれました。高松城は、城の外堀を海と接続することで水上の要塞とし、その防御力の高さが特徴です。現在は、高松城跡が公園として整備され、多くの観光客に親しまれています。
高松城の築城は、1590年に遡ります。築城の背景には、豊臣秀吉による四国征伐があり、生駒親正が高松城を築いてその防御を強化しました。城の設計には、周囲の海を利用した水城としての特徴が反映されています。城の外堀は、海と直結しており、当時の防御力を高めるための工夫が施されています。高松城は、江戸時代に入ると、讃岐藩主の松平氏によって整備され、城下町の発展にも寄与しました。
高松城の主要な構造には、城の中心部に位置する「天守閣」や「本丸」、また外堀と内堀が含まれます。天守閣は現在再建されており、当時の姿を模して復元されています。また、城の周囲には美しい庭園が広がり、特に「玉藻公園」として整備されています。この公園は、桜や紅葉の名所としても知られており、四季折々の自然を楽しむことができます。さらに、城の周囲には石垣や堀が残っており、当時の城郭の構造を感じることができます。
高松城へのアクセスは、JR高松駅から徒歩で約15分の距離にあります。また、高松駅からはバスやタクシーも利用可能です。周辺には「高松市美術館」や「讃岐うどん」の名店があり、観光とグルメを楽しむことができます。高松市内には、歴史的な名所や観光スポットが点在しており、観光の拠点としても適しています。また、高松港からはフェリーを利用して、周辺の島々や他の観光地へのアクセスも便利です。
高松城を訪れる際は、天守閣や庭園の見学を楽しむために、歩きやすい靴や服装を準備することをお勧めします。特に春や秋には、桜や紅葉が美しく、観光には最適な時期です。また、城の周囲にはベンチや休憩所も設置されているため、ゆっくりと見学しながら周囲の景色を楽しむことができます。混雑することがあるため、訪れる前に情報を確認し、計画的に訪問することが良いでしょう。
高松城は、香川県高松市に位置する歴史的な城で、四国地方における重要な城郭の一つです。豊臣秀吉の家臣によって築かれたこの城は、独特の水城の構造を持ち、現在は公園として整備されています。天守閣や庭園など、城の主要な構造と見どころが豊富で、四季折々の自然も楽しむことができます。アクセスも良好で、周辺の観光スポットと合わせて充実した観光が楽しめます。歴史と自然を感じながら、高松城を訪れてみてください。
開園時間 西門(日の出~日没)
4月~5月 5:30~18:30
6月~8月 5:30~19:00
9月 5:30~18:30
10月 6:00~17:30
11月 6:30~17:00
12月~1月 7:00~17:00
2月 7:00~17:30
3月 6:30~18:00
12月29日~12月31日
大人(16歳以上)200円
小人(6歳以上16歳未満)100円
高松築港駅から徒歩で1分