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宇宙科学技術館

(うちゅう かがく ぎじゅつかん)

宇宙の神秘とロマンを体感!宇宙の不思議を解き明かそう

宇宙科学技術館は、鹿児島県の種子島に位置する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター内にある施設です。1979年(昭和54年)8月に宇宙開発展示館として開館し、以降、多くの来館者に宇宙開発の最前線を紹介してきました。

1997年(平成9年)3月26日には、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟(JEM)の実物大模型や宇宙情報センターを増設するなど大幅にリニューアルされ、名称も「宇宙科学技術館」に変更されました。さらに、2017年(平成29年)3月26日にも改装が行われ、より充実した展示内容となっています。

概要

宇宙科学技術館は、JAXAの種子島宇宙センター内に位置し、日本の宇宙開発の歴史や技術を紹介する施設です。種子島宇宙センターは、鹿児島県にある大型ロケットの射場を主とした施設群で、宇宙開発の拠点として国内外で知られています。宇宙科学技術館の外観はモダンでシンプルなデザインが特徴で、種子島の美しい自然環境と調和しています。

館内展示

館内には、日本の宇宙開発に関連する多彩な展示が揃っています。「きぼう」日本実験棟の実物大模型は、その大きさと精密さで来館者を圧倒します。また、ロケットの模型や打ち上げに関する映像資料、宇宙服などの展示もあり、宇宙開発の進化を体感できます。最新の技術や過去の偉大な成果を学ぶことで、宇宙開発への興味をさらに深めることができます。

歴史と設立の背景

宇宙科学技術館は、1994年に設立されました。日本の宇宙開発の進展とともに、一般市民に宇宙科学技術を広く普及させるための施設として開設されました。JAXAの運営するこの科学館は、日本の宇宙探査やロケット技術、人工衛星の開発など、多岐にわたる宇宙科学の研究成果を紹介しています。

展示内容と特徴

宇宙科学技術館には、さまざまな展示があり、宇宙に関する知識を幅広く学ぶことができます。代表的な展示としては、日本の宇宙探査機の模型や実物大のロケットエンジン、人工衛星のレプリカなどがあります。これらの展示物は、訪れる人々に宇宙開発の最前線を感じさせるものばかりです。

また、体験型の展示も充実しており、宇宙飛行士の訓練を体験できるシミュレーターや、宇宙ステーションの内部を再現した展示スペースなどがあります。これらの体験型アトラクションを通じて、子供から大人まで楽しみながら宇宙について学ぶことができます。

プラネタリウムと特別展示

宇宙科学技術館の目玉の一つが、最新の技術を駆使したプラネタリウムです。このプラネタリウムでは、満天の星空や宇宙の広がりをリアルに再現し、訪れる人々に感動を与えます。特に、定期的に行われる特別プログラムでは、宇宙の神秘や最新の宇宙探査の成果をわかりやすく紹介しています。

さらに、宇宙科学技術館では、定期的に特別展示や企画展が開催されます。これらの展示では、最新の宇宙開発のトピックスや、特定のテーマに沿った詳しい情報が提供されます。訪れるたびに新しい発見と驚きを楽しむことができます。

施設案内ツアー

宇宙科学技術館では、種子島宇宙センター内の主要施設を専任ガイドの解説とともに巡る施設案内ツアーが提供されています。このツアーでは、総合指令室、大崎第一事務所、大型ロケット発射場などを見学でき、所要時間は約1時間15分です。日本の宇宙開発の心臓部を間近で体感できる貴重な機会となっています。

教育プログラムとワークショップ

宇宙科学技術館では、教育プログラムやワークショップも開催されています。これらのプログラムは、学校の授業の一環として利用されることが多く、学生たちにとって貴重な学習の機会を提供しています。科学館のスタッフや宇宙開発の専門家が講師を務め、宇宙科学の基礎から最新の研究内容まで、幅広いテーマについて学ぶことができます。

特に、子供向けのワークショップでは、模型作りや実験を通じて楽しみながら学ぶことができ、子供たちの科学への興味を引き出す工夫がされています。

アクセスと利用情報

宇宙科学技術館へのアクセスは、公共交通機関と車の両方が便利です。最寄りの駅は京王線の「稲城駅」で、駅から徒歩約15分の距離にあります。また、バスを利用する場合は、JR南武線の「稲城長沼駅」からバスで約10分の距離にあります。車を利用する場合は、中央自動車道の「稲城IC」から約10分で到着します。駐車場も完備されており、観光シーズンでも利用しやすい環境が整っています。

入場料は大人500円、子供300円で、プラネタリウムや特別展示の利用には追加料金が必要です。営業時間は午前10時から午後5時までで、休館日は月曜日と年末年始です。

訪問の際の注意点

宇宙科学技術館を訪れる際には、展示物に触れないように注意しましょう。特に、貴重な模型や実物展示はデリケートなため、保護するための配慮が求められます。また、館内は広く見学に時間がかかるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。特にプラネタリウムのプログラムは人気が高いため、事前に予約をしておくとスムーズに楽しむことができます。

まとめ

宇宙科学技術館は、宇宙開発の歴史と最新技術を学べる貴重な場所です。多彩な展示や体験型アトラクション、プラネタリウムなど、見どころが満載です。家族連れや学校の遠足、宇宙に興味を持つすべての人にとって、訪れる価値のあるスポットです。ぜひ一度、宇宙科学技術館を訪れて、その魅力を体感してみてください。

Information

名称
宇宙科学技術館
(うちゅう かがく ぎじゅつかん)
Space Science Museum
リンク
公式サイト
住所
鹿児島県熊毛郡南種子町茎永字麻津
電話番号
0997-26-9244
営業時間

9:30~16:30

定休日

毎週月曜日、年末年始(12/18~1/2)
※月曜日が祝祭日の場合は、翌日の火曜日
 ただし、火曜日以降も連続して祝祭日にあたる場合は、その翌日(平日)
※8月は第1月曜日および第5月曜日が休館日
※ロケットの打上げなどで休館する場合があります

料金

見学無料

駐車場

アクセス

種子島空港から車で30分

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