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Sioトープ(日高港塩屋緑地)

(しおトープ)

海辺で遊ぶ憩いのビオトープ

Sioトープ(日高港塩屋緑地)は、和歌山県御坊市塩屋町の日高港に隣接する人気スポットで、市民や観光客がゆったりと過ごせる憩いの空間として親しまれています。湯浅御坊道路「御坊IC」から車で約10分というアクセスの良さも魅力で、海辺の心地よい潮風を感じながら散策を楽しめる場所です。

「Sioトープ」という愛称は、所在地である塩屋町の「塩(しお)」と、生き物の空間を意味する「ビオトープ」を組み合わせた名前です。全国的にも珍しい海水を利用した親水池を中心に、緑豊かな公園が広がり、子どもから大人まで楽しめる観光スポットとなっています。

海水の親水池と妖怪たちの世界

公園の中心には、延長約100メートル、幅最大15メートルの親水池があります。池には日高港周辺に生息する小魚や海辺の生物が暮らしており、自然観察も楽しめます。また、約200匹もの色鮮やかな錦鯉が泳ぐ姿はとても美しく、訪れる人々の目を楽しませています。

さらに親水池内には、漫画家水木しげる氏が描いた「ゲゲゲの鬼太郎」と和歌山ゆかりの妖怪たちの像が設置されています。鬼太郎、ねずみ男、猫娘、ぬらりひょん、河童など、全部で10体の妖怪像が並び、まるで妖怪の世界に入り込んだような雰囲気を味わえます。

和歌山に伝わる妖怪として知られる「ぬらりひょん」や「高女」、「モクリコクリ」、「畳み叩き」なども展示されており、地域文化に触れながら散策できる点も魅力です。夜にはライトアップイベントが開催されることもあり、幻想的な景色が広がります。

「ゲゲゲの鬼太郎」と和歌山の妖怪たち

親水池内や園内各所に設置された「ゲゲゲの鬼太郎と和歌山の妖怪」像は、漫画家・水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちと、和歌山に伝わる妖怪をテーマにした像です。全部で10体設置されており、子どもから大人まで楽しめる人気スポットとなっています。

海水を引き込んだ全国的にも珍しい親水池の周辺には、個性豊かな妖怪たちが並び、まるで妖怪の世界を散策しているような不思議な雰囲気を味わえます。写真撮影スポットとしても人気が高く、観光客や家族連れがゆっくりと散策を楽しんでいます。

ゲゲゲの鬼太郎

幽霊族最後の生き残りとして知られる主人公・鬼太郎の像です。人間と妖怪が仲良く暮らせる世界を目指して活躍するキャラクターで、Sioトープでも中心的な存在となっています。

ねずみ男

ずる賢く、お金儲けが大好きな人気キャラクター。どこか憎めない表情が特徴で、鬼太郎シリーズには欠かせない存在です。

猫娘

普段はかわいらしい少女の姿ですが、怒ると恐ろしい化け猫へ変身する妖怪です。魚やねずみに反応するユニークな設定でも知られています。

ぬらりひょん

和歌山ゆかりの妖怪として設置されているのが「ぬらりひょん」です。妖怪たちの総大将とも呼ばれていますが、その正体は謎に包まれています。人の家へ勝手に上がり込み、まるで自分の家のようにくつろぐ妖怪として語り継がれています。

カシャボ

和歌山県に伝わる妖怪で、河童が冬になると山へ入り「カシャボ」になるといわれています。人懐っこく、いたずら好きな妖怪として知られています。

高女(たかおんな)

和歌山に伝わる女性の妖怪です。怒ると背丈が大きく伸び、二階の窓から家の中を覗き込むといわれています。少し不気味ながらも、昔話の世界を感じさせる存在です。

牛鬼(うしおに)

海や川に潜む巨大な妖怪で、猫のような体と長い尾を持つとされています。和歌山県をはじめ西日本各地に伝承が残っており、独特の迫力があります。

河童

全国的によく知られている水辺の妖怪です。相撲好きとしても知られ、親しみやすい姿で子どもたちにも人気があります。

モクリコクリ

和歌山に伝わる不思議な妖怪で、山や海、麦畑などに現れるとされています。現れては消えるという神秘的な伝承が残されています。

畳み叩き

夜中に「パタパタ」と畳を叩く音を立てるとされる和歌山の妖怪です。昔の人々が感じた夜の不思議な現象から生まれた妖怪といわれています。

家族連れにも人気の憩いの公園

園内にはベンチや遊歩道が整備されており、海を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。親水池では鯉のエサやりも人気で、カプセル販売機でエサを購入し、子どもたちが楽しそうに鯉と触れ合う姿も見られます。

毎年5月頃には「Sioトープ鯉まつり」が開催され、親水池の上空に色鮮やかな鯉のぼりが泳ぎます。夜にはハート型のイルミネーションも点灯され、昼と夜で異なる美しい景観を楽しむことができます。

日高港新エネルギーパーク「EEパーク」

Sioトープに隣接する日高港新エネルギーパーク(EEパーク)は、太陽光や風力、水力などの次世代エネルギーについて学べる体験型施設です。2007年にオープンし、和歌山県内で唯一「新エネ百選」に選ばれた施設としても知られています。

園内には太陽光発電、風力発電、小型ハイブリッド発電、マイクロ水力発電など、さまざまな発電設備が設置されています。実際に設備を見学しながら、未来のエネルギーについて学べるため、子どもの学習施設としても人気があります。

ソーラーカー体験とPR館

EEパークの人気施設のひとつが、全長120メートルのソーラーカーコーナーです。太陽光パネルを搭載したカートに乗り、実際に走行体験ができます。環境にやさしいエネルギーを楽しみながら学べるため、家族連れに特に好評です。

また、PR館では新エネルギーの仕組みや未来の街づくりについて、クイズや展示を通してわかりやすく紹介しています。巨大ジオラマ「ネイチャーエナジータウン」は見応えがあり、自然エネルギーの可能性を視覚的に理解できます。

塩屋町に伝わる1500年の塩づくり文化

御坊市塩屋町は、その名の通り古くから塩づくりで知られる地域です。飛鳥時代から奈良時代には、朝廷で使われる塩として「塩屋の塩」が用いられていたと伝えられています。

当時、製塩を管理していたのは矢田部氏という一族で、若狭から紀伊、播磨に至る広い地域の塩を統括していました。その矢田部氏が塩屋へ移り住み、製塩を行ったことが塩屋町の始まりとされています。この歴史は藤原京跡から出土した木簡にも記されており、古代から塩づくりが行われていたことが分かります。

伝統製法で作られる「塩屋の天塩」

現在でも塩屋町では、昔ながらの方法による天然塩づくりが受け継がれています。代表的なのが「塩屋の天塩」です。

紀伊水道の海水を100%使用し、薪でじっくりと釜炊きしながら塩分を濃縮させ、最後は天日干しで仕上げます。化学調味料や添加物は一切使われておらず、自然のミネラルをたっぷり含んだ、まろやかな味わいが特徴です。

この塩づくりは、障がい者就労支援施設「菜の花作業所」が中心となって行っています。地域に伝わる1500年の製塩文化を守り続けながら、一つひとつ丁寧に作業を行っています。

「塩屋の天塩」は、おにぎりや焼き魚、浅漬けなど素材の味を引き立てる料理との相性が抜群です。御坊のお土産としても人気があります。

熊野古道と塩屋王子神社

塩屋町には、熊野古道ゆかりの史跡も残されています。国指定史跡である塩屋王子跡は、現在の塩屋王子神社にあたり、古くから熊野詣の人々が立ち寄った由緒ある場所です。

かつての熊野古道は、王子橋付近から砂州沿いに続き、塩屋の集落を通っていました。江戸時代には多くの旅人や商人が往来し、紀伊水道を行き交う帆船の風景が広がっていたといわれています。

神社へ続く石段を上がると、静かな境内と美しい景観が広がります。春には桜の名所としても知られ、歴史と自然の両方を感じられるスポットです。

海と歴史、未来を感じる御坊の観光スポット

SioトープとEEパーク、そして塩屋町に残る製塩文化は、御坊市ならではの魅力が詰まった観光エリアです。海辺の自然を感じながら、妖怪たちと触れ合い、未来のエネルギーを学び、さらに1500年続く塩づくりの歴史にも出会うことができます。

家族旅行はもちろん、歴史散策やドライブにもぴったりのスポットです。御坊を訪れた際には、ぜひ塩屋町周辺をゆっくり巡り、その奥深い魅力を体感してみてください。

Information

名称
Sioトープ(日高港塩屋緑地)
(しおトープ)
Sio Tope (Hidaka Port Shioya Green Space)
エリア
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カテゴリ
公園・緑地・多目的施設

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