大きくうねる幾重にも連なった丘に畑が広がり、色違いの布地を縫い合わせたパッチワーク模様のよう。
ヨーロッパの田園を思わせるメルヘンチックな風景は、パッチワークの丘と呼ばれる。
美瑛の西に広がる広域農道を始めとして幾筋もの道が走っている丘陵地帯は「パッチワークの路」と呼ばれ、ポプラの木をはじめ数々のCMロケ地も点在する観光名所。
季節によって彩りが変わる丘と遠くに大雪山系の山並みが見える景観の良さで、どの季節も美しく、訪れる人々の心を癒している。
同じ土地に同じ作物を繰り返し栽培すると土地が痩せる連作障害を防ぐ目的で、栽培期間や収穫時期の異なる、ジャガイモ、小麦、豆類、ビートなどを順に植え替えているため、畑がパッチワークのように見える。
ケンとメリーの木
マイルドセブンの丘
セブンスターの木
美瑛で見られる小麦色のロールは、小麦の穂先を収穫した後の麦わらを機械でロール状に丸めたもの。
麦稈(ばっかん)とは麦わらのことで、1ロールの重さは約300kgもある巨大なもの。
牛の敷わら(ベッド)として使用する。
小麦を収穫する7月の終わりから8月にかけてしか見られない光景。
JR富良野線美瑛駅より北瑛方面へタクシー5分