明治43年に建てられた、洋風建築の代表的建物で、国の重要文化財。内部はルネッサンス様式の華やかさがあり、明治のモダンさが漂う。
旧函館区公会堂(きゅうはこだてくこうかいどう)は、日本の北海道函館市に位置する歴史的建造物です。この建物は、明治時代の洋風建築の代表例として知られており、観光名所としても人気があります。1910年に建設されたこの建物は、函館市の歴史と文化を象徴する存在です。
旧函館区公会堂は、1910年に完成しました。建設のきっかけは、1907年に発生した大火による被害からの復興でした。地元の有力者であった相馬哲平の寄付により建設が進められ、完成後は市民の集会所や公共の場として利用されました。この建物は、当時のモダンなデザインと機能性を兼ね備えており、函館の発展に大きく寄与しました。
旧函館区公会堂は、洋風の外観が特徴的です。青い屋根と黄色い壁が美しいコントラストを作り出し、訪れる人々を魅了します。内部には大広間や小ホールがあり、当時の豪華な装飾が施されています。特に、ステンドグラスや木彫りの装飾は見どころの一つです。建物全体は国の重要文化財に指定されており、その保存状態も良好です。
旧函館区公会堂は、完成以来多くのイベントや会議、文化活動の場として利用されてきました。特に、昭和初期には多くの著名人が訪れ、講演や演奏会を行いました。また、観光客にとっても人気のスポットであり、歴史と文化を学ぶ場として重要な役割を果たしています。
旧函館区公会堂の見どころは、その美しい建築と装飾にあります。大広間の天井には見事なシャンデリアが吊るされ、壁面には豪華な装飾が施されています。また、小ホールや廊下には歴史的な写真や資料が展示されており、建物の歴史を学ぶことができます。訪れる際には、ぜひ内部の細部にまで注目してみてください。
旧函館区公会堂の周囲には、美しい庭園が広がっています。庭園内には多くの花々が咲き誇り、四季折々の風景を楽しむことができます。また、公会堂の周辺には他にも多くの歴史的建造物や観光スポットが点在しており、合わせて訪れると良いでしょう。
旧函館区公会堂へのアクセスは、函館市内から非常に便利です。函館駅から市電を利用して「末広町」停留所で下車し、徒歩5分ほどで到着します。また、函館空港からもバスで簡単にアクセスできるため、観光客にとって訪れやすい場所となっています。
旧函館区公会堂は、その歴史的価値と美しい建築により、多くの人々に愛されています。函館の歴史と文化を学ぶ貴重な場所であり、訪れる人々に深い感動を与えます。北海道を訪れた際には、ぜひ旧函館区公会堂に足を運び、その魅力を堪能してください。
4月~10月 9:00~18:00(土~月 9:00~19:00)
11月~3月 9:00~17:00
12月31日~1月3日
9月~4月 月1回不定休
【一般】300円
【学生・生徒・児童】150円
函館駅から路面電車で12分
→ 末広町から徒歩で5分