函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして紹介されることが多い坂。
坂の上から一直線に海まで道が続いていて、真正面の港には桟橋跡と旧青函連絡船の摩周丸が見える。
坂の多い函館の代表的な坂は18を数え、坂によって色々な表情を見せてくれる。
一番景色がいい坂といわれる八幡坂は人気の観光スポットで、CMやドラマにもよく使われている。
函館山と函館港に囲まれる函館の地区は「西部地区の町並み」と呼ばれ、伝統的建造物群保存地区になっている。
明治末期から昭和初期にかけて、函館港があるこの地区が最も繁栄していて、教会や赤煉瓦の倉庫など、洋風・和風・和洋折衷の建物が多く残る地域。
函館山から函館港に向かう坂道や路面電車が走る街路と調和して特色のある町並みを形成している。
八幡坂はかつて、この坂の上に函館八幡宮があったことからこの名前がある。
函館八幡宮は1878年の大火で焼失、現在地である谷地頭に移転したが坂に名前が残った。